あらすじ
英国王妃から「公爵家の跡継ぎの教育係になるように」という新たな任務を与えられたジョージー。自分自身のマナーもおぼつかないというのに、人に教えるなんて!? しかもその跡継ぎのジャックという若者は、貴族のマナーも品格も無縁に育った外国の農夫だというから、さあ大変。やることすべてが破天荒の問題児だ。公爵家の人々は歓迎するどころか、よそ者に財産を奪われまいと敵意をむき出しにした。そしてとうとう、現公爵の死体が地所内で発見される事件が発生! 背中にはジャックのナイフが突き刺さっていた。純朴なジャックの人柄に好感を抱きはじめていたジョージーは、彼が犯人だとはどうしても信じられず……!?
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Posted by ブクログ
シリーズ7冊目。現公爵に世継ぎがいない為、オーストラリアから公爵の甥ジャックを迎えた公爵未亡人。牧羊場育ちの彼を教育すべく派遣されたジョージー。ジャックを探し出し連れてきたダーシーと共に滞在する事に。しかし直後、公爵が何者かに殺害され新たな公爵となったジャックに容疑がかかるが、彼ではないと確信するジョージーは、公爵家の一員、殺された公爵の取り巻き、解雇された従僕など多くの容疑者の中から犯人を探し出す。クイーニーやベリンダは登場するものの、いつもよりドタバタ度は低めだったかな。
プロポーズ後、大きな進展はないものの、アツアツなジョージーとダーシー。ちょこちょこダーシーが将来の事を語るのが良かった♡
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今回は昔ながらの田舎の貴族の屋敷、しかも公爵家が舞台なのが良い。相変わらず知り合いが全員集合し、解決するときになって死にそうな目に遭う主人公ジョージィ。
今回は計画は計画だけど子供の無知ゆえの犯罪というところ。お金を持っている人の匙加減で家族であっても恨みやトラブルが発生する。
Posted by ブクログ
ジョージーは相変わらず事件に巻き込まれがち。
それでも持ち前の正義感と道徳心と放っておけないお人好しで、事件に首を突っ込んじゃう。
ダーシーとある程度将来の約束をしたことで、情緒は安定しているのかな?毎回楽しんで読んでいます。
Posted by ブクログ
リース・ボウエンの「英国王妃の事件ファイル」の第7弾!
自伝を出したいという母を手伝い、タイプの技術向上に励むジョージー。
しかし母の突然の方針転換で、再び生活がピンチに。
親戚である王妃に相談したところ、貴族の屋敷で跡取りの青年の教育係をするように申しつけられます。
当面の間、ケントにある豪華なお屋敷で暮らせることもあり、ジョージーはありがたくそのお役目を受けるのでした。
お屋敷には、屋敷の主人の公爵のほかに親類縁者や芸術家たちが暮らし、少し複雑な状況のよう。
そこに新たに存在が発覚した跡取りの青年が加わり、さらにピリピリとした雰囲気が漂います。
そんな中公爵が地所の川辺で遺体で発見されるという事件が発生。
第一発見者となったジョージーは、持ち前の勘とこれまでの経験を活かして調査を行うことになります。
今回はオーストラリアの牧場で働いていた青年がいきなり貴族社会に放り込まれるという設定だったのですが、貴族のお屋敷での暮らしは、一般の人にはそう簡単にはなじめるものではないなぁと、改めて感じさせられるお話でした。
考え方も暮らしのリズムも作法も、何もかもが堅苦しくて独特です。
物語として読むのはおもしろいですが、実際に明日から貴族として生きてくださいと言われたら、、、、きついかなあ。。。
ジョージーはさすが王族ということで、どこのお屋敷に行ってもきちんとふるまえるのがすごいですね。
今回もダーシーやベリンダなどおなじみのキャラクターが登場し、ジョージーが彼らとの時間を楽しんでいるのが微笑ましかったです。
ただ、ジョージーのメイドのクイーニーはもう少し成長してほしいかな。
最初は笑っていられたけど、ジョージーが他のメイドを雇えないのをいいことに甘えている気がして、あまりいい印象ではありませんでした。
コミカルな役回りなのかもしれないけど、うーん。
ミステリとしては、なかなか伏線が効いていておもしろかったです。
推理しながら読んでいましたが、最後まで展開が読めませんでした。
◇おすすめポイント
・正統派貴族の生活をのぞける
・おいしそうな料理の描写がたくさん登場
・ミステリとしても読み応えあり
◇こんな方におすすめ!
・古き良きイギリス貴族の生活について知りたい
・イギリス料理に興味がある
・ミステリ要素もしっかり楽しみたい
Posted by ブクログ
貧乏お嬢さまのシリーズ7作目。
いかにもな大邸宅を舞台に、事件が起こります。
前作で一緒だった母親の気分があっさり変わり、さてどうしようということになったジョージー。
公爵令嬢だけど家にはお金がなく、身分の高さ故にかえって仕事を見つけるのも難しい時代でした。
そこへ、王妃からの依頼が舞い込みます。
公爵夫人の跡取りに、貴族の立ち居振る舞いを教えて欲しいと。
オーストラリアで育った農夫の若者で、息子の遺児とわかったばかりなのです。
期待通り?周りを仰天させる彼ですが、ジョージーは次第に好感を抱きます。
ところが、事件が起き‥?
事件に慣れてきたジョージーの目の付け所は確かで、しっかり活躍。
いつものメンバーもちょこちょこ顔を出してくれ、ダーシーとの仲も‥?
恐怖の館‥というほどおどろおどろしいイメージではありませんが~
お屋敷に集まっている人たちの中に犯人がいる!というわけで、ミステリ黄金時代のような設定。
そういえば時代も、そもそもアガサ・クリスティの初期と一緒です。
テンポ良く楽しませてくれるシリーズです☆
Posted by ブクログ
やっぱりラノク城に戻りたくないジョージーに
王妃から仕事の依頼が舞い込んだ。
王妃の知人の公爵未亡人が
オーストラリアから呼び寄せた跡継ぎの青年に
英国貴族マナーの教育係をせよという。
渡に船と乗り込んだジョージーだったが
公爵家は家庭内の問題が山積していて
雰囲気は見事に険悪。
そして元公爵が死体で発見される!
今回はその青年を連れてきたのが
ダーシーでした(^_^)
手を変え品を変え。いろいろ考えるね。
ラノク城よりよっぽどお貴族様っぽい
暮らしぶりと食事が見られた巻でしたね〜。
夕食のラインナップとか、英国っぽい♪
あと食後の降霊会も英国っぽい(笑)