【感想・ネタバレ】貧乏お嬢さまの結婚前夜のレビュー

あらすじ

「わたしたち屋根裏部屋で暮らすの!?」結婚式まであと一カ月だというのに、お金のないジョージーとダーシーの新居探しは早くも暗礁に乗り上げた。ところがそこへ、留守中の屋敷を譲ってくれるという気前のいい話が舞いこみ、喜び勇んでジョージーが屋敷を訪れてみると、留守を預かっている使用人たちは信じられないほど怠惰でどこか様子も変。それでも女主人として威厳をみせようとジョージーが使用人たちの振る舞いを正すと、その晩、何者かに仕組まれた罠であわや命を落としそうになり……。危険な新居に、似合わないウェディング・ドレス。そしてあれこれ口出しする義姉や王妃さま。問題は山積みで、はたして無事に結婚式を迎えられるのか!?

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Posted by ブクログ

大好きな「貧乏お嬢さま」シリーズ、12作目。
駆け落ちの後、一冊入って、さあいよいよ結婚?!

愛するダーシーとの結婚まで一か月、準備にかかっているジョージー。
しかし二人とも貧乏貴族で定収もないため、新居探しにも一苦労。
そこへ、降ってわいたようないいお話が!

ジョージーの母親の何番目かの結婚相手サー・ヒューバートが探検家で、ほとんど留守にしている屋敷アインスレーに住むよう言ってくれたのだ。
子供の頃(短い間だが)一緒に暮らしたジョージーを可愛がってくれて他に子供もいないため、実はもともと相続人となっていた間柄。
これですべて解決と懐かしい屋敷に出向いたら、そこは…?

執事はじめ雇人たちがすっかり入れ替わっており、感じは悪いわ、怠けるわ。
しかも、妙な出来事が相次ぐ。
ジョージーは召使いたちに毅然とした態度をとって、お屋敷の切り盛りにかかります。
さすが王家の血を引く公爵令嬢、お城育ちのジョージー。気はいいけどドジだったのに、ずいぶん成長しましたね!

お屋敷の謎がいかにも英国ミステリ的な面白さ。
探偵ぶりも堂に入って頭の切れを見せるジョージー。
素敵なダーシーを頼るだけでなく自立し、縛りたくないと思う、いい女ぶりです。
後半は、女優である母親や優しく堅実なおじいちゃん、ものすごい侍女のクイーニーまでが参加して支えてくれます。ハッピーオーラで?すべてがいい方向へ向かう兆候に。あのクイーニーが料理人としては役に立つんですよ(笑)

似合わないウェディングドレス問題や、貴族の挙式ならではな事情や盛り上がりもありつつ、前夜で終わらずに、ちゃんと結婚しましたよ。これはもうネタバレになってもいいでしょう。
ハッピーでよかった、よかった~シリーズはまだエンドじゃないけどね(笑)

0
2021年04月21日

Posted by ブクログ

ようやく結婚に向かって進み始めた
ジョージーとダーシーだが
新居を探して一苦労。
もと養父が留守中の屋敷を譲ってくれるという
気前のいい話に、さっそく飛びついた。
だが、ひとりで乗り込んだ彼女を待っていたのは
やる気のない使用人たち。
さらに何者かに命を狙われている気が…。

いやいやいやいや(−_−;)
ずっと海外登攀で留守だからって
こんだけ内情のわからん屋敷、譲らんとって!
最初はちょっと、いきなり現れた女主人に
好き勝手言われたら私でも嫌だ〜と
ジョージーより使用人に同情したけど
そういう理由で嫌われてたわけじゃなかった。

ベリンダのデザインした
モダンなウェディング・ドレス
想像では追いつかないから
挿絵で見たかったなぁ。

0
2024年10月08日

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