あらすじ
いよいよドイツの大富豪との結婚を決めたジョージーの母。でも、そのためにはまずアメリカで離婚手続きをしなければならない。というわけで急きょ、娘のジョージーをお供に豪華客船に乗りこみ、大西洋横断の旅へと発つことに。ところが船中で有名な映画監督から熱烈に口説かれた母は、かつての女優魂に火が付いてあっさり行き先をハリウッドに変更してしまう。映画スターに会えるかも!? 期待に胸を膨らませるジョージーだったが、そこで待ち受けていたのはイギリスの貴族社会では考えらないほど自由奔放な映画人たち。撮影はのっけからトラブル続きで、わがままな俳優たちを諫めようとした監督が何者かに殺されてしまう始末。ジョージーはダーシーと協力して犯人を突き止めようとするものの、勝手の違う国に戸惑うことばかりで!?
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Posted by ブクログ
シリーズ8作目。母のお供でアメリカに向かう豪華客船に乗ったジョージー。居合わせた映画監督に誘われ、母が女優復帰する事に。その船内で豪華な宝石が盗まれる事件が発生。しかも、密命を帯びたダーシーも乗船していた。犯人が見つからないまま一行はハリウッドへ。映画監督の城に滞在するが、高価な燭台が盗まれ、映画監督が殺害される。犯人は泥棒か?夫人か?愛人の女優か?ついに暴挙に出たクイーニーを再び引き受けるジョージーはホントに優しい。探偵振りも益々板に付いてきた。
ラストはハラハラの展開。でも、ダーシーがロサンゼルスに行った必要って…今回はチャップリンが登場!チャッカリ付いてきたベリンダのその後が気になる!ジョージーにさらに輪をかけたドジ振りを見せてくれたイギリス貴族のアルジーが面白かった!
Posted by ブクログ
人気の「貧乏お嬢さまシリーズ」8作目。
安定した面白さです。
公爵令嬢なのに、実はいつもお金に困っているジョージー。
早くに離婚して出ていった母親は、有名な美人女優。
この母が今の恋人と結婚することにしたので、何度めかの夫と正式に離婚するためにアメリカへ。
豪華客船の旅に、ジョージーも同行することになります。
ところが映画監督に熱烈に請われて、母は行く先をまずハリウッドへと変更。
英国が舞台の歴史もの映画を撮るための顧問として、ジョージーや友人も役割ができます。
お約束で現れた恋人ダーシーも、貴族として堂々と参加。見た目がいいので俳優としても誘われます。
いい加減な舞台装置に英国人は呆れるのですが。
演技力と存在感で、ジョージーの母は、若い主演女優を圧倒するという楽しさ。
おまけにチャップリンに口説かれる?
もはやジョージーの頭が切れるのは人がすぐ気づくほどに。
メイドの出たり入ったりは意外でしたが、まあしょうがない?(笑)
楽しく読めるシリーズです☆
Posted by ブクログ
今回の舞台はアメリカ。母親が女優であることがやっと生きる回。豪華客船から知り合った映画監督の屋敷に滞在とセレブ感満載(王家の親戚なのでセレブな筈なのだが)。この話が第二次世界大戦前なのを忘れそうなほど現代に近いような文化レベルでその点では前作の方が世界観には合っている気がした。
ダーシーとの仲も少しずつ公言していくようで、この後のタイトルでなんとなく読めるがまだまだ結婚までは焦らされそう。
Posted by ブクログ
事実上の夫と離婚するため
渡米すると言い出した母について
大西洋を渡ったジョージー。
ところが船上で宝石盗難事件が発生。
ジョージーのペンダントも被害に遭う。
落ち込む彼女の前に現れたのは
宝石泥棒を追っているダーシーで…。
毎度ダーシーの登場理由を捻り出すなぁ。
そのあと、船上で旧知の映画監督に誘われ
一行はハリウッドに移動します。
第二次大戦前の華やかなりし銀幕の世界。
そうか、このシリーズって
一番いけすかない登場人物が
事件の被害者になるんだ。
だいたい半分くらいまでに
周囲の人間関係などが描かれて
後半がミステリ要素強めってパターン。
お約束も慣れてきて
ますます楽しめるようになってきたわ!