田辺千幸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
英国ヴィクトリア朝、スコットランドヤードの敏腕警部さんは、実はただのお人好しで捜査能力ゼロ。
彼のお屋敷に仕えるハウスキーパーをはじめとする使用人達がこっそり捜査をして、さりげなく旦那様を正しい方向に誘導して事件解決へ導いている…というかわいいコージーミステリ。
思ったほどヴィクトリア朝っぽくない、上下関係ゆるめで現代的なファミリーっぽい使用人だし、和気あいあいと捜査をしてるので、私の期待した「クールで統率の取れた忠義の使用人軍団」ではないほのぼの系でしたが、
『親切なご主人様が大好きで恩返ししたいし、なにより退屈な仕事よりワクワクするし!』という理由で一致団結する使用人たちが素直でよいで -
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Posted by ブクログ
・ケヴィン・ハーン「鉄の魔道僧1 神々の秘剣」(ハヤカワ文庫)、 「鉄」はくろがねと読む。最近よくある、いかにもそれらしいタイトルと物語である。さうして次の一文がその雰囲気をよく表してゐる。「わお。短縮ダイアルにグールを登録している。おれの弁護士は実にクールだ。」(181頁)グールは一般的に食屍鬼とか屍食鬼と書かれる。HPLなどのお得意とする存在である。ただし、この物語ではグールの活躍はない。かうして現れるだけである。もちろん食屍はするが、さういふ場面はない。問題はこの弁護士にもある。彼はヴァンパイアなのである。吸血鬼であるから夜間担当、昼間の弁護士は、何と、人狼である。この2人が主人公の弁護
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