田辺千幸のレビュー一覧

  • サイレント 下

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    ネタバレ

    面白かった。けど、犯人が急に分かって、あっという間に死んで…。もう少し、しっかりとしてても良かったかなぁ。

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    2017年08月09日
  • サイレント 下

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    カリン・スローター『サイレント 下』ハーパーBOOKS。

    本当に人気作家なのだろうか…明らかにアリスン・ブレナンやコーディ・マクファディンといった同じ系統の女流作家の作品より劣ると思う。

    帯に書いてあるような「一気読み。読み始めたとたん、話の渦に巻き込まれる。」こともなかったし、「『羊たちの沈黙』を彷彿させる恐怖。』もなかったし、『こんなに胸躍る作品に出合えたのは久しぶり。続きが気になって眠れない。』ことなど全くなかった。

    やっと、主人公のウィル・トレントが本格的に動き出し、少しずつ明らかになる事件の真実。留置場で自殺したトミー・ブラハムは真犯人なのか…

    取って付けたような事件の真相、

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    2017年07月11日
  • サイレント 上

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    カリン・スローター『サイレント 上』ハーパーBOOKS。

    ウィル・トレント・シリーズなのだが、誰が主人公なのかはっきりしない。ストーリーは半ば殺人事件そっちのけで、サラ・リントンとレナ・アダムズを中心に展開しているようにも思う。また、肝心の展開場面の描写が希薄で、まるで原稿の欠落があったのではないかと首を傾げる場面も…『プリティ・ガール』を読んだ時も思ったのだが、翻訳に問題があるような気がする。

    アメリカの田舎街で起きた女子大学生の殺人事件。犯人はナイフで刑事を刺した上で逃走を図るが、直ぐに逮捕され、犯行を自供する。しかし、犯人は留置場内で自殺し、留置場の壁に無実を訴えるメッセージを残して

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    2017年07月11日
  • 家政婦は名探偵

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    ネタバレ

    今まで読んだ中では、わりと清潔感のあるヴィクトリア朝が舞台のお話(笑・同じヴィクトリア朝ものでも結構リアルに不潔感漂う描写が書かれてるのを読んでたので。
    使用人探偵団のわちゃわちゃ具合とウィザースプーン警部補のいいご主人加減がなんともいえずかわいらしい。
    謎解きよりもそっち主軸かなぁ。

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    2016年10月28日
  • 貧乏お嬢さまと王妃の首飾り

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     安心して読めるコージーミステリというか、事件よりジョージーの人生の方が大事といわんばかりのノリが嫌いじゃない。
     毎回ひどい目にあってるわりに元気だよね。このヒロイン。

     あーでも、そもそも、この作品に出てくる女性はすべてたくましいという気もする。

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    2016年06月12日
  • ハーフ・バッド ネイサン・バーンと悪の血脈(下)

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    面白かったけれど、まだ第一部でストーリーはこれから、という感じ。

    あれこれ辛いこともありながら、恋愛もしつつ、17歳になって、なんとか儀式も済ませて、というまで。とりあえず二部が楽しみ。

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    2016年05月06日
  • ハーフ・バッド ネイサン・バーンと悪の血脈(上)

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    ネタバレ

     白い魔法使いたちによるネイサンへの抑圧に嫌気がさし、どうしてこれがそんなにおもしろいのか?悩みながら読んでました。
     ハリー・ポッターに似てる・・・なんて思いながら。
    でも、それがネイサンが白い魔法使いたちの本部を逃げ出してから突如変わりました。
     ハラハラ・ドキドキして、これからどうなるのか?
    ネイサンは17歳で3つのプレゼントを貰えるのか?
    気になって、早く下巻が読みたくなりました。

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    2016年02月11日
  • 家政婦は名探偵

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    英国ヴィクトリア朝、スコットランドヤードの敏腕警部さんは、実はただのお人好しで捜査能力ゼロ。
    彼のお屋敷に仕えるハウスキーパーをはじめとする使用人達がこっそり捜査をして、さりげなく旦那様を正しい方向に誘導して事件解決へ導いている…というかわいいコージーミステリ。


    思ったほどヴィクトリア朝っぽくない、上下関係ゆるめで現代的なファミリーっぽい使用人だし、和気あいあいと捜査をしてるので、私の期待した「クールで統率の取れた忠義の使用人軍団」ではないほのぼの系でしたが、
    『親切なご主人様が大好きで恩返ししたいし、なにより退屈な仕事よりワクワクするし!』という理由で一致団結する使用人たちが素直でよいで

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    2015年11月28日
  • 家政婦は名探偵

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    ヴィクトリア朝コージーミステリ。まぁコージーなので当たり前と言われればそれまでですが、思ってた以上にライトで、もうちょっとガッチリ組み上げられた構成を期待されてるとちょいと残念な部分もあり。
    使用人それぞれに得意分野を生かしながら探偵活動をしてたりと各登場キャラがそれぞれに好感度が高いので、そういうノリを気軽に楽しみながら読む感じですかねー。

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    2015年10月25日
  • 家政婦は名探偵

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    英国ヴィクトリア朝コージーミステリ。
    人はいいが推理力のない警部補に仕える使用人たちが、力を合わせてご主人様のために事件を解決する。
    にぶいご主人様に時折イラッとしながらも、プライドを傷つけないように真相に誘導していく家政婦が面白い。彼女が聞き込みにいくと関係者がすぐ喋ってくれるのがちょっと都合よすぎ、という気はするが、そのへんは深く考えずに右往左往する警部補と使用人軍団を楽しむ本だと思う。

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    2015年08月31日
  • ハーフ・バッド ネイサン・バーンと悪の血脈(上)

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    ネタバレ

    読んで良かった。でも、これ、ヤングアダルトに分類されてるんですよね。「ダレンシャン」にしても「混沌の叫び」シリーズにしても、結構えぐいですよね。欧米の10代ってこういうのが好きなのですね。なるほど。でも、日本でもヤンジャン→東京喰種/ヤンマガ→彼岸島あるし、なるほど、とは思う。私は好きだ。ヒロインが特に好きだ。

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    2015年07月30日
  • 鉄の魔道僧 2 魔女の狂宴

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    この作者、いろいろ調べているなあと思うし面白いとは思うのだが。どこかこう、一抹足りないものを感じるんだ。むしろこの作品、シリーズドラマで見た方が楽しかったかな~。ビジュアル向きだと思うのだ! サービスシーンもあるしw

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    2014年12月25日
  • 鉄の魔道僧 1 神々の秘剣

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    良くも悪くもラノベだなぁ、と。好き嫌いも分かれそう。

    物語が主人公であるアティカスの視点から描かれていることも、なおさらその感を強めているような気がします。
    あと状況説明が若干くどいかも。シリーズ1巻目なので、どうしてもそうなってしまうのかな??
    次巻もこのノリだと個人的には厳しいです。

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    2013年05月06日
  • 鉄の魔道僧 1 神々の秘剣

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    ・ケヴィン・ハーン「鉄の魔道僧1 神々の秘剣」(ハヤカワ文庫)、 「鉄」はくろがねと読む。最近よくある、いかにもそれらしいタイトルと物語である。さうして次の一文がその雰囲気をよく表してゐる。「わお。短縮ダイアルにグールを登録している。おれの弁護士は実にクールだ。」(181頁)グールは一般的に食屍鬼とか屍食鬼と書かれる。HPLなどのお得意とする存在である。ただし、この物語ではグールの活躍はない。かうして現れるだけである。もちろん食屍はするが、さういふ場面はない。問題はこの弁護士にもある。彼はヴァンパイアなのである。吸血鬼であるから夜間担当、昼間の弁護士は、何と、人狼である。この2人が主人公の弁護

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    2013年05月05日
  • 鉄の魔道僧 1 神々の秘剣

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    活劇よりも、会話を楽しむはなしです。
    少し込み入った会話が好きならば、ファンタジーは好きでなくとも読めます。

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    2013年03月23日