田辺千幸のレビュー一覧

  • グッド・ドーター 上

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    カリン・スローター『グッド・ドーター 上』ハーパーBOOKS。

    いつものウィル・トレント・シリーズではなく、全くのノンシリーズ。悲劇に見舞われた家族の物語なのか、法廷ミステリーなのか判然としないままに上巻が終わる。28年前の事件のフラッシュバックと女子高校生による銃乱射事件。登場人物の誰もが傷付いており、壊れていて、か弱く、ヒーローと成り得ない。

    アメリカ南部で白人女性を殺害した容疑者の黒人青年を弁護した弁護士ラスティ・クインの自宅が放火される。一家が引っ越した数日後にラスティの留守中、銃を持った二人組の男が乱入し、妻のハリエットを殺害、姉のサマンサも重傷を追う。妹のシャーロットはサマンサ

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    2020年09月21日
  • サイレント 上

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    ウィル・トレントシリーズ4作目

    前半なので(なのか?)
    ややスローペース
    ウィルが尋問のテクニックを身につけたのは、施設で育って
    里親達の表情を読んできたからか
    または難読症(文字を読む、左右の認識などが困難)を気づかれない様に気を張り人を観察してきたことから発達した技術なのか
    「キャサリン・ダンス」の様なベース・ライン(相手の平常時の表情)を読み、それを基準として嘘を見抜こうとする技術(キネシクス)を普通に使っていた。
    警察では一般的な技術なのかな。

    主な感想は下巻で

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    2020年08月21日
  • 巡査さん、合唱コンテストに出る

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    ネタバレ

    表紙の愛らしさに惹かれて手に取る。3巻から読んでしまったけど、なんとかなった。
    ウエールズ地方の味がふんだんに出ていて嬉しくなる。
    たまに登場するウエールズ語の挨拶も興味深い。本当にウエールズ語は英語とは違う。
    作中で村の人が英語がわからない、とか、外から来た人たちがウエールズ語がわからない、というのも納得。
    ケルト、ドルイドの色濃く残るウエールズが興味深く、特にアーサー王好きの自分には肉屋の『ガレス』氏にいちいち反応してしまう。(本当に端役だけど、苗字はみんなエヴァンズだけど)
    のどかの田舎村+殺人で、まさにセントメアリーミード村のようなスランフェア村。噂話ばかりで住むのは大変そう。

    謎解

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    2020年08月16日
  • 贖いのリミット

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    カリン・スローター『贖いのリミット』ハーパーBOOKS。

    特別捜査官ウィル・トレント・シリーズ。

    シリーズ最高傑作という触れ込みだが、前の2作の方が断然面白かった。ストーリーのメインはウィルとアンジーの痴話騒動ではないか。

    建設現場で元警官の惨殺死体が発見される。鑑識の結果、大量出血したのは被害者でなく現場から姿を消した女だと判明し、残された銃はウィルの別居中の妻・アンジーの物だった……

    本体価格1,236円
    ★★★

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    2019年12月18日
  • 貧乏お嬢さまのクリスマス

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    リース・ボウエンの【英国王妃の事件ファイル】シリーズ第6弾!

    今回はタイトル通りクリスマスシーズンの物語。

    主人公のジョージーは、スコットランドにある実家のラノク城での悲惨なクリスマスから逃れ、仕事をゲットします。

    その仕事とは、デボン州ダートムーアのはずれの村にある、ゴーズリー・ホールというお屋敷で、クリスマス・パーティーのホステス役を務めるというもの。

    しかし穏やかな村には、何やら不穏な空気が流れていて、またもやジョージーは事件に巻き込まれていきます。

    ミステリ部分について、謎のカギとなる設定はひねりが効いていておもしろいと思いましたが、トリックの部分ももう少し詰めてほしいかなと

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    2019年11月22日
  • 巡査さん、合唱コンテストに出る

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    リース・ボウエンの【英国ひつじの村】シリーズの第三弾!

    ウェールズの伝統行事「アイズテズヴォッド」で行われる合唱コンテストに、なし崩し的に出場することになった主人公のエヴァン。

    そんな中、村には有名なオペラ歌手が滞在することになります。

    彼を中心にさまざまな事件が起こり、エヴァン自身の生活や人間関係にも影響することに。。。

    今回もウェールズ色が濃く、ウェールズ文化を感じられるストーリーになっています。

    三作目ともなると、村人たちにも愛着がわいてきて、元気で結束の強いウェールズの人々の描写に、なんとなく安心感を覚えました。

    ミステリ部分では、さまざまな容疑者が登場する中、犯人を予測し

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    2019年10月20日
  • 貧乏お嬢さまと王妃の首飾り

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    リース・ボウエンの【英国王妃の事件ファイル】シリーズ第5弾!

    主人公のジョージーが、イギリスを飛び出してフランスのリゾート地へ!

    しかしただのバカンスではなく、親戚である英国王妃の密命を帯びた旅です。

    この物語の舞台は1930年代。大恐慌の影響が色濃く、物語にも人々が苦しい生活をしていることがわかる描写が登場します。

    ジョージー自身も王家の親戚筋でありながら、もともと実家は貧しく、恐慌の影響で仕事も見つかりません。

    この物語で特徴的なのが、お金についての描写が多いこと。

    そのあたりの世知辛さが物語をリアルなものにしています。

    今回ジョージーがバカンスに出かけるための旅費についても

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    2019年08月20日
  • 巡査さん、事件ですよ

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    リース・ボウエンの【英国ひつじの村】シリーズの第一弾!

    【英国王妃の事件ファイル】シリーズで有名な著者が、そのシリーズよりも前に、初めて書いたミステリシリーズです。

    主人公が巡査ということで、ややコージーミステリの定義から外れるような気がしますが、主人公の暮らす町や日常の描写が豊富で、物語の世界観をたっぷり楽しめるのはコージーミステリ的。

    英国ミステリではおなじみのパブのシーンも登場します。

    男性でしかも警察関係者が主人公ということで、女性が主役の物語よりも、全体的に危なっかしさがないですね。

    主人公が冷静なキャラクターなので、周囲の女性キャラの個性が際立って、主人公を取り巻く人間模

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    2019年04月07日
  • 今宵の誘惑は気まぐれに

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    ネタバレ

    騎士であるヒーローが伯爵になり財産を受け継ぐには村娘であるヒロインとの結婚が条件だった。
    女性と話すのは苦手、ましてや処女なんてと不器用丸出しのヒーローがヒロインに惹かれていってヒロインを守ろうと頑張る姿が愛おしかった。
    初夜が台無しになったりヒーローのお尻におでき(「あなたはお尻に大きなできものができている伯爵よ」で笑)ができたりと最早ラブコメというよりコメディ満載でリンゼイ・サンズ節を楽しんだ。

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    2018年12月03日
  • サイレント 上

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    あまりの盛り上がりのなさに、このまま読み続けていいのかと不安になるが、ウィルとサラの行方が気になるので、下巻に行きますw

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    2018年07月10日
  • 罪人のカルマ

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    カリン・スローター『罪人のカルマ』ハーパーBOOKS。

    ウィル・トレント・シリーズの第6作。相変わらずの切れ味の無さ。解説で北上次郎が絶賛しているが賛同しかねる。切れ味の無さは毎度のことなのだが、それでもカリン・スローターの新作にはついつい手を出してしまうから不思議。

    女子大生失踪事件が発生し、特別捜査官のウィルは何故か捜査から外され、空港警備に回される。40年前に発生した連続殺人事件と失踪した女子大生の他殺体の犯行手口が酷似。果して……

    またまた警察組織のゴタゴタと男女の色恋沙汰にページが浪費され、下手な翻訳も相まって読みにくいことこの上ない。

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    2018年07月01日
  • サイレント 下

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    ネタバレ

    ここまでのグラント郡およびウィル・トレントシリーズの中では凡作だと思う。他が凄すぎるからだとも言えるが。

    ただシリーズの流れがあるので、飛ばすことはできない。
    それでもかなり追い込む設定ではある。

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    2018年06月11日
  • サイレント 下

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    ネタバレ

    面白かった。けど、犯人が急に分かって、あっという間に死んで…。もう少し、しっかりとしてても良かったかなぁ。

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    2017年08月09日
  • サイレント 下

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    カリン・スローター『サイレント 下』ハーパーBOOKS。

    本当に人気作家なのだろうか…明らかにアリスン・ブレナンやコーディ・マクファディンといった同じ系統の女流作家の作品より劣ると思う。

    帯に書いてあるような「一気読み。読み始めたとたん、話の渦に巻き込まれる。」こともなかったし、「『羊たちの沈黙』を彷彿させる恐怖。』もなかったし、『こんなに胸躍る作品に出合えたのは久しぶり。続きが気になって眠れない。』ことなど全くなかった。

    やっと、主人公のウィル・トレントが本格的に動き出し、少しずつ明らかになる事件の真実。留置場で自殺したトミー・ブラハムは真犯人なのか…

    取って付けたような事件の真相、

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    2017年07月11日
  • サイレント 上

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    カリン・スローター『サイレント 上』ハーパーBOOKS。

    ウィル・トレント・シリーズなのだが、誰が主人公なのかはっきりしない。ストーリーは半ば殺人事件そっちのけで、サラ・リントンとレナ・アダムズを中心に展開しているようにも思う。また、肝心の展開場面の描写が希薄で、まるで原稿の欠落があったのではないかと首を傾げる場面も…『プリティ・ガール』を読んだ時も思ったのだが、翻訳に問題があるような気がする。

    アメリカの田舎街で起きた女子大学生の殺人事件。犯人はナイフで刑事を刺した上で逃走を図るが、直ぐに逮捕され、犯行を自供する。しかし、犯人は留置場内で自殺し、留置場の壁に無実を訴えるメッセージを残して

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    2017年07月11日
  • 家政婦は名探偵

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    ネタバレ

    今まで読んだ中では、わりと清潔感のあるヴィクトリア朝が舞台のお話(笑・同じヴィクトリア朝ものでも結構リアルに不潔感漂う描写が書かれてるのを読んでたので。
    使用人探偵団のわちゃわちゃ具合とウィザースプーン警部補のいいご主人加減がなんともいえずかわいらしい。
    謎解きよりもそっち主軸かなぁ。

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    2016年10月28日
  • 貧乏お嬢さまと王妃の首飾り

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     安心して読めるコージーミステリというか、事件よりジョージーの人生の方が大事といわんばかりのノリが嫌いじゃない。
     毎回ひどい目にあってるわりに元気だよね。このヒロイン。

     あーでも、そもそも、この作品に出てくる女性はすべてたくましいという気もする。

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    2016年06月12日
  • ハーフ・バッド ネイサン・バーンと悪の血脈(下)

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    面白かったけれど、まだ第一部でストーリーはこれから、という感じ。

    あれこれ辛いこともありながら、恋愛もしつつ、17歳になって、なんとか儀式も済ませて、というまで。とりあえず二部が楽しみ。

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    2016年05月06日
  • ハーフ・バッド ネイサン・バーンと悪の血脈(上)

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    ネタバレ

     白い魔法使いたちによるネイサンへの抑圧に嫌気がさし、どうしてこれがそんなにおもしろいのか?悩みながら読んでました。
     ハリー・ポッターに似てる・・・なんて思いながら。
    でも、それがネイサンが白い魔法使いたちの本部を逃げ出してから突如変わりました。
     ハラハラ・ドキドキして、これからどうなるのか?
    ネイサンは17歳で3つのプレゼントを貰えるのか?
    気になって、早く下巻が読みたくなりました。

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    2016年02月11日
  • 家政婦は名探偵

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    英国ヴィクトリア朝、スコットランドヤードの敏腕警部さんは、実はただのお人好しで捜査能力ゼロ。
    彼のお屋敷に仕えるハウスキーパーをはじめとする使用人達がこっそり捜査をして、さりげなく旦那様を正しい方向に誘導して事件解決へ導いている…というかわいいコージーミステリ。


    思ったほどヴィクトリア朝っぽくない、上下関係ゆるめで現代的なファミリーっぽい使用人だし、和気あいあいと捜査をしてるので、私の期待した「クールで統率の取れた忠義の使用人軍団」ではないほのぼの系でしたが、
    『親切なご主人様が大好きで恩返ししたいし、なにより退屈な仕事よりワクワクするし!』という理由で一致団結する使用人たちが素直でよいで

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    2015年11月28日