田辺千幸のレビュー一覧

  • 貧乏お嬢さまと毒入りタルト

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    貧乏お嬢さまシリーズ、快調です。17作目。

    公爵令嬢だが財産はないジョージー。
    愛するダーシーと結婚し、さらにおめでた。
    母の再婚相手の一人(既に離婚済み)の冒険家サー・ヒューバートの好意で、留守が多いお屋敷に住んでいます。
    スコットランドのお城育ちのジョージーには、合う暮らしでした。
    悩みの種は、料理人ぐらい。
    パリで知り合ったシェフのピエールをスカウトしたはいいけれど、腕は確かめてないし、料理を担当していたクイーニーはへそを曲げる(笑)
    そこへ、サー・ヒューバートが帰国。

    近くに住む怪しげな小説家モーティマーの招待を受けて、皆で館での催しに参加することに。
    毒草園があるという曰くありげ

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    2025年04月30日
  • 貧乏お嬢さまと時計塔の幽霊

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    ネタバレ

    前のお姫様は偽物だったけど今回はちゃんとイギリス王子との結婚相手で、ケンジントン宮殿に滞在するという本当に英国王家の親戚らしい仕事。社交界の華が宮殿の前で死んでいることが発覚し、警察ではできない内部調査を任されるジョージー。王女の親戚イルムトラウトのおかげで、イギリス式ジョークがちょっと解説されているのが助かる。
    友人ベリンダは大人しいと思ったらそれはそれで大変な問題発生。そしてラストのダーシーの行動が次巻のサブタイトルに繋がる様子。

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    2025年03月05日
  • 報いのウィル

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    ウィルはサラと新婚旅行。都会とは閉ざされた湖のあるロッジで殺人事件。怪しすぎる容疑者たち。

    人間とはここまでひどくなれるのかその極地を見た。長い物語だけど、読む価値あり。しかしヒドイな〜

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    2025年02月27日
  • 幽囚の地

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    ネタバレ

    アメリカの雄大な自然の描写がとても美しかった。特にティートン山脈の描写は、読んでいる最中に深呼吸すれば冷たく澄んだ朝の空気が肺いっぱいに広がるようだった。

    そんな美しい景色から生まれ落ちる季節ごとの怪異の中でも、特に衝撃を受けたのは夏のルール。遠雷のような悲鳴が聞こえ、やがて青々とした林の影から裸の男が立ち現われる。背後には黒い熊。男の背後を追っているもののなかなか距離が縮まらない。この時点で既に異様だ。必死に主人公たちに助けを求めるが、名前を聞いても一切返事をせず、ただ必死に助けを求めて徐々に近づいてくる様は本当に怖くて、悪夢としていつか夢に出てきそうだった。

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    2025年02月15日
  • 貧乏お嬢さまのクリスマス

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    ある屋敷のクリスマスパーティーに滞在することになり、どんどん犠牲者が増えるタイプの話。脈絡がないかと思いきやとある流れに従っていた事が判明し残りの該当者を守ろうとする。イギリスならではのクリスマス文化や食べ物が分かる回だった。

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    2025年01月14日
  • 報いのウィル

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    カリン・スローター『報いのウィル』ハーパーBOOKS。

    『ウィル・トレント&サラ・リントン』シリーズ。読み応えのある742ページの大長編。

    まるで横溝正史の『金田一耕助』シリーズのような血塗られた一族が描かれる。


    ジョージア州捜査局特別捜査官のウィル・トレントは妻となった検死官のサラ・リントンとハネムーンのため、インターネットも携帯電話もつながらない隔絶された山奥にある高級ロッジを目指していた。

    その場所でウィルはめった刺しにされた血塗れの女性を発見する。その女性は代々高級ロッジを経営する一族の娘のマーシー・マッカルバインだった。

    マーシーをめった刺しにした犯人は、高級ロッジの運営

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    2025年01月13日
  • 貧乏お嬢さま、恐怖の館へ

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    ネタバレ

    今回は昔ながらの田舎の貴族の屋敷、しかも公爵家が舞台なのが良い。相変わらず知り合いが全員集合し、解決するときになって死にそうな目に遭う主人公ジョージィ。
    今回は計画は計画だけど子供の無知ゆえの犯罪というところ。お金を持っている人の匙加減で家族であっても恨みやトラブルが発生する。

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    2024年12月22日
  • 血の魔術書と姉妹たち

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    21世紀の現実の世界に魔術が当たり前に(一応ひっそりと)存在し、しかもビジネスになっている大人向けファンタジー。魔術の使い方などちょっとハリー・ポッター的なところも。

    誰が味方で、誰が敵なのか。敵の目的は何か、など真実にたどり着くのに紆余曲折にどんでん返し…など後半は一気に読んだ。

    読後感も優しくて◎。

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    2024年11月28日
  • 貧乏お嬢さま、恐怖の館へ

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    ネタバレ

    ジョージーは相変わらず事件に巻き込まれがち。
    それでも持ち前の正義感と道徳心と放っておけないお人好しで、事件に首を突っ込んじゃう。
    ダーシーとある程度将来の約束をしたことで、情緒は安定しているのかな?毎回楽しんで読んでいます。

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    2024年10月19日
  • 凍てついた痣

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    ネタバレ

    いやー!

    ウィル・トレントシリーズの方が有名なようで、このグラント郡シリーズは6冊で完結しているそうなんだけど、邦訳はここまで。そりゃないよ。今回あまりにもショッキングなエンディングだったので、待って待って!この部分だけでもちゃんと納得させて!って、最後の数行で文字通り飛び上がってしまったもんね。英語の原題はa faint cold fearだから、うっすらとした冷たい恐れ、恐怖?もしかしてそれが最後の数行?まさかそっちに行ってしまったの?

    うーん、邦訳を待つしかないのか…

    メモ程度に本作の振り返りを。
    本作も完全にフーダニット・ワイダニット追跡パターン。犯人とその理由が毎回楽しみで追い

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    2024年09月07日
  • 幽囚の地

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    ネタバレ

    予想外に好みのお屋敷ものホラーだったので、その点では大満足した。条件は良いのに安い物件、美しい景色、前途洋々で愛し合っているけど若干不穏な要素のある主人公たち、大真面目に妙な警告をしてくる親切な隣人、呪われた逃げられないルール、これアメリカの農場でやってるお屋敷ものホラーだ!となって嬉しく一気に読めた。
    あらすじが「いずれルールを破って報復される」ことを明かしてるので、いつやっちゃうんだ、どっちがどんなふうに、というはらはらも楽しかった。

    秋の終盤が相当怖くて不気味で(夏から秋のルールが気色悪すぎて良い)、土地の呪いが二段構えで罠になってるあたりはすごく好きだっただけに、終盤、そういうふうに

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    2024年08月12日
  • 貧乏お嬢さまと王妃の首飾り

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    ネタバレ

    貧乏お嬢さまシリーズの第5弾。今回は灰色のロンドンではなくリゾート地。相変わらず色々不安なメイドと一緒に向かうも、メンツは殆ど同じ。モデルに挑戦することになり高価なネックレスがなくなった上、隣人の殺人に巻き込まれる。実在していたココ・シャネルも出てくるし、まさかの異母姉との対面も。最後はまたも容疑者と一緒に行動しあわや大事故。ダーシーとの間に誤解が生まれたものの無事解決。

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    2024年07月21日
  • ネバームーア2 魔法学園の危機

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    全体を覆うダークさが大人でも楽しめる物語。
    勧善懲悪ではない人物たち、前作にも今作にも散りばめられた伏線、謎、と次作も楽しみ

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    2024年06月02日
  • 誠実な嘘

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    最近読んだ『天使と嘘』が面白かったので、この著者の他の本も読んでみようと思った。最近、本は内容で選ぶことが多いので、この作家だから読みたいと手に取るのはすごくうれしい。

    しかしこの本の分厚さはすごい。通勤のバッグに入れることは無理。家にいるときだけ読むから、きっと読み終えるのに時間がかかるだろうと思ったが、訳が良いのも手伝ってあっという間に読み終わってしまった。
    スーパーマーケットで働くアガサと、スポーツキャスターの夫と二人の子どもがいるメガン。知り合いではないのに、アガサはメガンのことにやたら詳しい。これはストーカーなのか、それともメガンに憧れるあまり、彼女の人生を横取りしたいのか。ただ友

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    2024年05月28日
  • 罪人のカルマ

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    今まであまり親近感もなく、好意的にも見れなかったアマンダのことが、すごくいい印象になりました。今作では、現在パートとアマンダの過去パートを行ったり来たりしてストーリーが進行し、特にアマンダの過去パートは、1970年代半ばで、女性への差別意識と黒人差別が色濃くあるる時代。この若かりしアマンダとフェイスの母親のイヴリンの2人の活躍が新鮮で、すごく親しみがわきました。この過去からどのように現代パートにつながるのかに注目でしたが、なるほどそういうことかと、いい読後感を味わうことができました。そして最終盤は、またまた気になる終わり方。次にどうつながるのか楽しみです!

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    2024年05月06日
  • 消えたメイドと空家の死体

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    警部補だけど刑事の才能のない主人にかわり事件を調査し解決に導く使用人たちの物語。

    シリーズ2作目との事だが1作目を読んでなくても大丈夫だった。私も読めていないが大きなネタバレは無かった。

    行方不明の女を捜す依頼が来た途端に見つかる身元不明の女の腐乱死体。
    使用人達が各々の方法で情報をかき集めていく(しかも主人に悟られないよう)のがメイン。
    グッジ夫人のコミュ力すごい。

    ジェフリーズ夫人が巧みに主人から情報を引き出したり誘導したりするのが面白かった。
    主人公のウィザースプーン警部補と使用人の信頼関係が深いのが良い。

    続編もいくつかあるみたいなので読んでみようと思う。

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    2024年05月04日
  • 貧乏お嬢さまの困った招待状

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    貧乏お嬢さまシリーズ、15作目。
    「貧乏お嬢さま、追憶の館へ」の次の作品。
    「貧乏お嬢さまのクリスマス」の1年後のクリスマスだそうです。

    公爵令嬢だが実家が破産し、お金に困っていたジョージー。
    晴れてダーシーと結婚し、相変わらず互いにあまりお金はないものの、元義父(母の再婚相手だが離婚した)の好意で、留守になっていた大きなお屋敷アインスレーに住んでいます。
    地元ではいわば領主みたいな存在なので、村人と交流したり、クリスマスには子供たちにプレゼントを配ったり、それなりに役割があるのでした。
    クリスマスをどうするか、お客を呼ぼうと考えて、理想のクリスマスを思い描くのですが‥

    ダーシーの伯母から

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    2024年01月18日
  • 貧乏お嬢さま、花の都へ

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    ジョージ―とダーシーご夫妻が花の都パリへ!今回のジョージ―は、ダーシーにスパイの仕事の手伝いを頼まれたことから散々な目に会います。身重なのに。

    先日TVで英国王室100年の歴史の放送を見た後なので、デイビットこと、エドワード八世やシンプソン夫人が身近に感じられます。

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    2023年12月20日
  • 誠実な嘘

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    カテゴリー上はミステリーとしたが、ただハラハラドキドキのミステリー というレベルは越えている Robothamの著作はこれで3作目だけど、何かしら強く訴えてくるものがあると感じる
    高齢者になったこともあり、つくづく健康・家族・友人 こういうことの当たり前っぽいが、かなり貴重なものであることが、しみじみ伝わってくる著作
    天使シリーズでは基本的に一人称×2というスタイルだけど、この誠実な嘘から思い切って始めた方法論のようです とても効果的

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    2023年11月01日
  • ネバームーア2 魔法学園の危機

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    今回も不思議で美しいネバームーアの世界に引き込まれ、個性豊かな登場人物に魅了を感じた。
    様々な困難に立ち向かいながら主人公や仲間たちが成長していく姿をワクワクしながら応援した。
    また続きが読みたい。

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    2023年09月24日