田辺千幸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
貧乏お嬢さまシリーズ、快調です。17作目。
公爵令嬢だが財産はないジョージー。
愛するダーシーと結婚し、さらにおめでた。
母の再婚相手の一人(既に離婚済み)の冒険家サー・ヒューバートの好意で、留守が多いお屋敷に住んでいます。
スコットランドのお城育ちのジョージーには、合う暮らしでした。
悩みの種は、料理人ぐらい。
パリで知り合ったシェフのピエールをスカウトしたはいいけれど、腕は確かめてないし、料理を担当していたクイーニーはへそを曲げる(笑)
そこへ、サー・ヒューバートが帰国。
近くに住む怪しげな小説家モーティマーの招待を受けて、皆で館での催しに参加することに。
毒草園があるという曰くありげ -
Posted by ブクログ
ネタバレアメリカの雄大な自然の描写がとても美しかった。特にティートン山脈の描写は、読んでいる最中に深呼吸すれば冷たく澄んだ朝の空気が肺いっぱいに広がるようだった。
そんな美しい景色から生まれ落ちる季節ごとの怪異の中でも、特に衝撃を受けたのは夏のルール。遠雷のような悲鳴が聞こえ、やがて青々とした林の影から裸の男が立ち現われる。背後には黒い熊。男の背後を追っているもののなかなか距離が縮まらない。この時点で既に異様だ。必死に主人公たちに助けを求めるが、名前を聞いても一切返事をせず、ただ必死に助けを求めて徐々に近づいてくる様は本当に怖くて、悪夢としていつか夢に出てきそうだった。 -
Posted by ブクログ
カリン・スローター『報いのウィル』ハーパーBOOKS。
『ウィル・トレント&サラ・リントン』シリーズ。読み応えのある742ページの大長編。
まるで横溝正史の『金田一耕助』シリーズのような血塗られた一族が描かれる。
ジョージア州捜査局特別捜査官のウィル・トレントは妻となった検死官のサラ・リントンとハネムーンのため、インターネットも携帯電話もつながらない隔絶された山奥にある高級ロッジを目指していた。
その場所でウィルはめった刺しにされた血塗れの女性を発見する。その女性は代々高級ロッジを経営する一族の娘のマーシー・マッカルバインだった。
マーシーをめった刺しにした犯人は、高級ロッジの運営 -
Posted by ブクログ
ネタバレいやー!
ウィル・トレントシリーズの方が有名なようで、このグラント郡シリーズは6冊で完結しているそうなんだけど、邦訳はここまで。そりゃないよ。今回あまりにもショッキングなエンディングだったので、待って待って!この部分だけでもちゃんと納得させて!って、最後の数行で文字通り飛び上がってしまったもんね。英語の原題はa faint cold fearだから、うっすらとした冷たい恐れ、恐怖?もしかしてそれが最後の数行?まさかそっちに行ってしまったの?
うーん、邦訳を待つしかないのか…
メモ程度に本作の振り返りを。
本作も完全にフーダニット・ワイダニット追跡パターン。犯人とその理由が毎回楽しみで追い -
Posted by ブクログ
ネタバレ予想外に好みのお屋敷ものホラーだったので、その点では大満足した。条件は良いのに安い物件、美しい景色、前途洋々で愛し合っているけど若干不穏な要素のある主人公たち、大真面目に妙な警告をしてくる親切な隣人、呪われた逃げられないルール、これアメリカの農場でやってるお屋敷ものホラーだ!となって嬉しく一気に読めた。
あらすじが「いずれルールを破って報復される」ことを明かしてるので、いつやっちゃうんだ、どっちがどんなふうに、というはらはらも楽しかった。
秋の終盤が相当怖くて不気味で(夏から秋のルールが気色悪すぎて良い)、土地の呪いが二段構えで罠になってるあたりはすごく好きだっただけに、終盤、そういうふうに -
Posted by ブクログ
最近読んだ『天使と嘘』が面白かったので、この著者の他の本も読んでみようと思った。最近、本は内容で選ぶことが多いので、この作家だから読みたいと手に取るのはすごくうれしい。
しかしこの本の分厚さはすごい。通勤のバッグに入れることは無理。家にいるときだけ読むから、きっと読み終えるのに時間がかかるだろうと思ったが、訳が良いのも手伝ってあっという間に読み終わってしまった。
スーパーマーケットで働くアガサと、スポーツキャスターの夫と二人の子どもがいるメガン。知り合いではないのに、アガサはメガンのことにやたら詳しい。これはストーカーなのか、それともメガンに憧れるあまり、彼女の人生を横取りしたいのか。ただ友 -
Posted by ブクログ
今まであまり親近感もなく、好意的にも見れなかったアマンダのことが、すごくいい印象になりました。今作では、現在パートとアマンダの過去パートを行ったり来たりしてストーリーが進行し、特にアマンダの過去パートは、1970年代半ばで、女性への差別意識と黒人差別が色濃くあるる時代。この若かりしアマンダとフェイスの母親のイヴリンの2人の活躍が新鮮で、すごく親しみがわきました。この過去からどのように現代パートにつながるのかに注目でしたが、なるほどそういうことかと、いい読後感を味わうことができました。そして最終盤は、またまた気になる終わり方。次にどうつながるのか楽しみです!
-
Posted by ブクログ
警部補だけど刑事の才能のない主人にかわり事件を調査し解決に導く使用人たちの物語。
シリーズ2作目との事だが1作目を読んでなくても大丈夫だった。私も読めていないが大きなネタバレは無かった。
行方不明の女を捜す依頼が来た途端に見つかる身元不明の女の腐乱死体。
使用人達が各々の方法で情報をかき集めていく(しかも主人に悟られないよう)のがメイン。
グッジ夫人のコミュ力すごい。
ジェフリーズ夫人が巧みに主人から情報を引き出したり誘導したりするのが面白かった。
主人公のウィザースプーン警部補と使用人の信頼関係が深いのが良い。
続編もいくつかあるみたいなので読んでみようと思う。 -
Posted by ブクログ
貧乏お嬢さまシリーズ、15作目。
「貧乏お嬢さま、追憶の館へ」の次の作品。
「貧乏お嬢さまのクリスマス」の1年後のクリスマスだそうです。
公爵令嬢だが実家が破産し、お金に困っていたジョージー。
晴れてダーシーと結婚し、相変わらず互いにあまりお金はないものの、元義父(母の再婚相手だが離婚した)の好意で、留守になっていた大きなお屋敷アインスレーに住んでいます。
地元ではいわば領主みたいな存在なので、村人と交流したり、クリスマスには子供たちにプレゼントを配ったり、それなりに役割があるのでした。
クリスマスをどうするか、お客を呼ぼうと考えて、理想のクリスマスを思い描くのですが‥
ダーシーの伯母から