石川宏千花のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレある日空にくじらがやって来て、主人公の二人をいろんな時代、いろんな場所に連れて行きます。くじらが迎えに来るまでは、なんとかそこで生きていかなくてはいけません。くじらがなぜ二人をタイムスリップさせるのか特に説明はなく、二人も淡々とそれを受け入れていて、ドラマチックな展開もなく、いろいろな場所へ行っては帰るを繰り返しています。
読み手は二人とタイムスリップをしながら、そこに自分の思っていた当たり前ではないことに気づきます。昔話では鬼と言われていた人が、実は外国人で言葉が通じなかったために誤解されていたかもしれないこと、金髪のヤンキー女子は両親の理解があってヤンキーの姿をしている優等生であることなど -
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Posted by ブクログ
今回登場する栄くんは、「死ぬ」ということへの恐怖のあまり、自殺未遂を繰り返してしまう男の子。
思い返せば私も小学生の頃、死ぬことってものすごく怖いことだと思ってた。
何があるわけでもないのに、「親や祖父母や兄弟、自分が死んでしまったら…」と考えてしまって、夜中に一人で泣くこともあった。
だから、今回の巻での三田くんの言葉は、ほっとさせられた。「今は死ぬことが怖くても大丈夫。そのうち平気になるよ」
今も怖いけど、子どもの頃ほどじゃなくなったのは確か。
自分の子どもも同じことを考えて、夜眠れなくなったりしてしまうかもしれない。
その時は、大丈夫、と言ってあげよう。