石川宏千花のレビュー一覧
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高1の晴己は、ほとんど家に帰ってこない母親の代わりに中2の弟、右哉の面倒をみている。母親の友人のしんちゃんがなにかと気にかけてくれ、小学生の時にゆずってもらったベースでパンクの曲を弾くのが唯一の息抜き。右哉も小さいころにパンクの洗礼を受け、歌っている。今はバイトに明け暮れ生活するだけで手いっぱいだが、いつかふたりでパンクバンドを組むことが夢だった。そんなとき、軽音楽部員から、地元のフェスにでてくれないかと頼まれ…。
大人のように悟っているようでも15歳の子どもにすぎない晴己。身勝手な親、親身になってくれる他人の大人。何不自由なさそうに見えても心の内に葛藤を抱えている同級生たち。ただ一所懸命に未 -
Posted by ブクログ
ネタバレある日空にくじらがやって来て、主人公の二人をいろんな時代、いろんな場所に連れて行きます。くじらが迎えに来るまでは、なんとかそこで生きていかなくてはいけません。くじらがなぜ二人をタイムスリップさせるのか特に説明はなく、二人も淡々とそれを受け入れていて、ドラマチックな展開もなく、いろいろな場所へ行っては帰るを繰り返しています。
読み手は二人とタイムスリップをしながら、そこに自分の思っていた当たり前ではないことに気づきます。昔話では鬼と言われていた人が、実は外国人で言葉が通じなかったために誤解されていたかもしれないこと、金髪のヤンキー女子は両親の理解があってヤンキーの姿をしている優等生であることなど