石川宏千花のレビュー一覧

  • お面屋たまよし 彼岸ノ祭

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    妖面を扱う面作師見習い二人の二巻目です。

    今回も様々な思いを持った人が出てきて、妖面を買い求める人もいる。
    時代ファンタジーなのに、さくさくと読めてしまうのは、そこ絡む人の想いが今の私たちにも通じるものとして生々しくあるからかもしれません。
    しかし今回は、妖面を必要としなかった万吉さんが印象的でした。憎めない人です(笑)

    そして見習い二人の太良と甘楽。この二人のやり取りや空気が大好きです。
    もちろん二人が気になって山から下りて来た天狗の迅雷や、その兄者竜胆さんも楽しい方たちです。
    神様なのに子ども染みた、そして太良と甘楽がかわいくて仕方ないという穏さまが謎で素敵です。

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    2013年10月28日
  • ユリエルとグレン (3) 光と闇の行方

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    この作者さんのお面屋たまよしが読みたくて、でもなかったので代わりに借りた本だったのですが、おもしろかったです。もう少し長いスパンで彼らの話を読みたかった。
    ヴァンパイアの話ではあるけれど、吸血鬼の話!というよりは、人々の関わり合いの物語な気がします。

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    2013年06月01日
  • ユリエルとグレン (1) 闇に噛まれた兄弟

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    児童書はちょっと…と言う人にこそ読んでもらいたい、傑作。実に良くできたダークファンタジー。鋼の錬金術師が好きな人には、特におすすめ。大きい方が弟というところも(笑)

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    2013年02月08日
  • ユリエルとグレン (3) 光と闇の行方

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    最近、最もヒットした本。
    やはり、児童書の方が一般向けよりも好きみたいです。(それは、読解力が無いから?)とにかく、わかりやすい。

    ヴァンパイアものは昔、ダレンで挫折してから久しぶりに読んだ気がする。
    設定が変わっていると思った。
    《無限の血》があるからこそ、グレンは人を襲わずに生きていれる。
    そして、ユリエルはヴァンパイアになることが出来ないから、永遠に一緒にいることができない。
    これが、本当に切ない。
    石川さん…この設定、すごすぎます…

    兄弟愛って素晴らしい。ところどころドキドキしました。こういった類いの愛が好きです。というか、「おれのグレン」とか「グレン大好き…」とか、終章がにやけが

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    2012年11月04日
  • ユリエルとグレン (2) ウォーベック家の人々

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    1巻とは変わって、ハンターになるためのお話。

    グレンに対するにわかな嫌がらせがある中、兄弟は切磋琢磨頑張る。

    お互いに気をくばりあう姿が素敵。

    ただ、私的には1巻の方が好き。

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    2012年11月04日
  • UFOはまだこない

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    「死ぬなっつーの!」の油性マジック言い切りのエピソードはいいなあ。
    この手の小説の主人公はどちらかというと、いじめられていたり、孤立していたり、もしくは落ちこぼれていたりする子が多いんだけど、それも確かに重要なんだけど、私としては、「そうじゃない子もいたのに」といつも歯がゆく思っていた。
    こういう、ちょっとだけ上の方にいる男の子の他愛も無いやりとりがとても楽しかった。
    そして、タイトルの意味がラストでわかる。
    胸の奥がつんと痛くなるようなラストだった。

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    2011年06月21日
  • ユリエルとグレン (3) 光と闇の行方

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    切ない運命に縛られているけれど、ユリエルとグレンには幸せになってほしいです。そう思えるのも、感動的なラストのおかげです。

    石川宏千花さんのほかの作品も読んでみたいと思う。

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    2010年10月31日
  • ユリエルとグレン (1) 闇に噛まれた兄弟

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    兄弟愛がいいですね。
    お互いを思いやっているけれど、どこか互いに影があることが気になって次々と読んでしまいました。
    1つ階段を登った彼らの次のお話が気になります。

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    2009年10月04日
  • 逃げる田中

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    タイトルで気になる本で、石川宏千花さんの作品。遅くなったけど手に取りました。むー、かなり好みの分かれる話かも!私は好きです。
    中一の曽我以印(そがいいん、あだ名はドクター、しかし中学ではあだ名呼び禁止)は塾に通うときバス窓側の席に座るが、その車窓から見える田中さんはしょっちゅうなにから逃げている。最初はおじいさんから、次は小木君から、犬から、黒づくめのニット帽男から。そして逃げられていることもある。曽我は田中さんが逃げているのを見るとほっとけなくて、助けたり、一緒に逃げたり。そしてなぜ田中さんがよく追われるのかというと、田中さんはエイリアンが見えたりするし、(もう一人の田中さんウォッチャー)森

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    2026年05月12日
  • 拝啓パンクスノットデッドさま

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    この本も胸をえぐられるよ。「少女型ロボット」よりもっとぐさぐさ来る。育児放棄の母親を持つ高校生の春己は中学生の右哉と二人暮らしで弟の面倒を見ている。母に代わる二人の育ての親はパンク。パンク、全然わからないけど、いや、どんな感じかはわかるので、だからこそ、彼らにとってはパンクなんだと腑に落ちる。パンクやってたら昔の漫画とかドラマだと、うわーって叫んですべて投げ出して駆け出しそうだけど、春己はぎゅぎゅぎゅって日々を耐えて、耐えてるなんて思わずに、ぎゅっと押し殺すことに慣れちゃって、それでもメンタルがつぶれずに日々を送っていけるのは、何をおいても右哉がいるからだし、バイト先の諒真とか、しんちゃんとか

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    2026年04月28日
  • わたしが少女型ロボットだったころ

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    はじめての石川宏千花がこの本で良かった。ひりつくような思春期の少女の痛みを描いて上手い。グイグイと読み手側の心の内を抉ってくるのだが、最後に淡くて静かな希望のようなものが見えるのがなんとも美しい。瑞々しい緑色の装丁もこの本のイメージにピッタリ。
    お母さんのお母さんもシングルマザーとか、いっちゃんさんと母との関係とか、消化しきれないくらい設定てんこ盛りな作風は共通しているかな。でも不思議と鼻につかない。
    まるちゃんがいいよね。田鶴の懐に結構ずいっと入ってくるのに、あまり深入りしてこないような空気感を持っていて、おかげで田鶴も負担を感じないでいられた。
    時が経って、田鶴の摂食障害は治って良かった良

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    2026年04月23日
  • 逃げる田中

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    ヤングアダルト向き。
    いつも誰かに追いかけられて走っている田中さん。
    それを目撃しては手助けする以印くん。
    これはSFなのかと思うも、すぐに、あれ、もしかして田中さんって、と思う。
    ちょっと不思議なボーイミーツガール。

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    2026年03月14日
  • 逃げる田中

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    中学1年の曽我以印は、同じクラスの田中さんがおじいさんから逃げているのを目撃する。

    それから度々、逃げている田中さんを見かける。

    脱兎の如く駆けていく田中さんは、同級生男子から友だちから、犬から、黒づくめの男から、天候から、曽我以印から、黒づくめの女の人から、ふたたびのおじいさんから…と逃げる。

    気になりすぎて追いかけてしまう曽我は、とうとう田中から秘密を聞いてしまう。
    それは突拍子もないことで…
    だけど予想とは違う答えにはぐらかされのかと思っただけで、ひいてはいないと。
    凄いな曽我。


    たぶん曽我は田中の近くでずっといるんだろうなと思った。
    面白くて気になりすぎて、田中に興味を持って

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    2026年03月04日
  • ヤングタイマーズのお悩み相談室

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    中学生向けの読み物。自身の中学生時代を思い出してしまった。
    中学生のころは、自意識過剰で、世の中に腹を立てていて、、、、ついでに親にも。そのくせ自分に自信がなく、友人はとてつもなくかっこよく見える。噂に一喜一憂し、容姿で判断され、目立ちたいと目立たなくていいの間をフラフラ、、、。だれもが少なからず悩みながら通ってきた道。ラジオのお悩み相談コーナーで、2人のパーソナリティーが、投稿者たちの悩みを、自分たちの話として捉え会話する中で、ヒントを与えていく。それが納得できる内容だから安心して読める。(ここが成人向けとは違うところ)
    登場する中学生たちもタイプが色々で、読み手に似た誰かが居そうである。

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    2025年12月09日
  • 密話

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    期待していた通りの雰囲気で、満足。とはいえ、短い話なので、表面を触っただけ感はある。ネーミングが絶妙!

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    2025年12月01日
  • おはなし日本文化 能・狂言 お能探偵ノーと謎の博物館

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    日本文化を物語で知るシリーズのひとつ。
    ミステリ好きの少年が「お能探偵ノー」を思いつくことから始まる物語。
    現代社会では能や狂言はどうしても無縁なものとなる。だから入口に立つまでを紹介するものも必要だろう。ここから扉は開かれる。

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    2025年04月07日
  • ヤングタイマーズのお悩み相談室

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    俳優とミュージシャン、二人のゆるい会話が心地良い。こんなラジオがあれば聞いてみたい。
    悩みは人それぞれで、共感する必要はないけど理解することは大切。多様性について実感するところが印象的だった。そんなこと?って思うようなことが、その人にとっては生きていけるかどうかの境界線だったりする。そして自分自身も、大人になったら「あの頃は…」って笑って話せるかもしれない。そうなればいい。

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    2025年02月26日
  • おはなし日本文化 能・狂言 お能探偵ノーと謎の博物館

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    5年から。将来作家志望、ミステリ好きな主人公界は、ある時能に詳しい小野田さんと藤若と出会い、能の魅力を不思議な体験を通して知っていく。
    この小説の長さで、能の情報とミステリ作家をテーマにファンタジー性を取り入れているところが凄い。しっかりと世阿弥に繋がる展開で物語が仕上がっているオチも○。

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    2025年02月25日
  • 死神うどんカフェ1号店 一杯目

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    ネタバレ

    再読。命を落としかけた高一の希子と死神うどんカフェ1号店の店員達の日常が描かれていた。
    読んでいて、重い話も多いけど人物の設定が個性的で面白いし、命の重さについて考えれる本だった。
    死神のダンスは、死の予告を意味するっていう設定が特に面白かったと思う。
    「体は蘇生したけれど、心は死んだままだ。」って言う所の表現が特に心に残った。
    絵も可愛くて、読みやすいのでまた2杯目も読みたいです。

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    2024年11月09日
  • ヤングタイマーズのお悩み相談室

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    悩める中学生のためのラジオ「放課後の放課後」
    マニアックな趣味をもつ意外な二人がパーソナリティの軽やかさのあるラジオ放送を何かのタイミングできく中学生たち。
    同じような悩みを持つ人や自分の悩みを聞いてもらって解決する人。悩みも「多様性」。
    中学生じゃなくても、自分の心を理解するのは難しい。誰かに聞いてもらえることは幸せ。

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    2024年10月15日