西研のレビュー一覧

  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    自分の人生、自分が主人公。
    苦しい時もあるけど、自分を信じて行動した先に悦びがあるような気がする。
    ニーチェの言葉をまた読書から感じ取りたいと思った。

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    2021年08月14日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    主張が抽象的なため、解釈の仕方が様々あるが(過去にはナチスの優生思想にも利用された)ルサンチマン(否定することによる自己肯定)に負けずに意思を持って創造的に生きるための思想だと理解できた。

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    2021年06月03日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    以前読んだ飲茶さんの本で、ニーチェの思想はざっくりは知ってたけど、ニーチェの生い立ちなどもしれで理解が深まった。
    『ルソー エミール』でもそうだったが、この方の本はでは取り上げている人物の思想に共感しながらも、足りない視点などを補ってくれるところが凄く実用的で良い。
    ニーチェの思想にどっぷり嵌りそうな人のタイプにも触れていて、ドキッとした。
    ルサンチマンに囚われては前に進めないが、創造性を求めて孤独になりすぎないように気をつけよう。

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    2021年04月07日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    ニーチェの中心的な概念、神は死んだ、生の快楽の肯定、ルサンチマン、ニヒリズム、超人と末人、永遠回帰をわかりやすく解説。古典を直接読んで理解するにはまだまだ力が足りない段階なので、これくらいの解説がちょうどよく、理解が進んだ。今、自分の人生を自分のものとしてどう考えるか、考えてみたい。

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    2021年01月17日
  • 哲学は対話する ──プラトン、フッサールの〈共通了解をつくる方法〉

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    対話を通じて共感できる点を探し出すことの重要性や、対話が私たち個人や社会に良い影響をもたらす可能性について、具体的な実践方法を紹介しつつ説明する本。

    ソクラテス・プラトンの考え方や、フッサールの考え方が前提とされているが、それらについても、簡明な言葉で丁寧に説明されており、とても分かりやすかった。

    哲学というと、難しくてとっつき難いものという印象があるけれど、これなら普段の生活(仕事や家庭など)でも役立ちそうだと思えた。

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    2020年11月16日
  • 哲学は対話する ──プラトン、フッサールの〈共通了解をつくる方法〉

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    ネタバレ

     哲学は「共通了解」に至るためのものである。哲学カフェ等で言われる「答え」は出さなくて良いと「モヤッ」とするものではなく人と人が解りあうための実学なのだと改めて悟る。
     吾輩が数年間考え続けているものに「グラフィックレコーディングやファシリテーショングラフィックがビジネス等における価値を会社経営層にストレートに伝えられるか」がある。
     これらに対する一般的な言い方は「絵や図があるとわかりやすい」「感情にうったえかけるから良い」と経営層には納得しにくいもの。昨今「デザイン思考」こそ会社に必要と経営層に向けて発信するというにである。
     この本のおかげで何とかこの問いにも答えを出せそうである。ありが

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    2020年08月14日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    ニーチェの思想が分かりやすくまとめられており、良書だと思った。
    ただ、筆者の考えが必要以上に多く述べられていると、個人的に感じた。

    筆者の考えに賛同できることは多々あるものの、わざわざニーチェの考えを否定しつつ自分の考えを主張するというのが一部出てくる。

    もちろん筆者の自由に本は書いていいわけだが、「他人の考えを否定しないことが大切である」という主張を自分の考えとして述べている。

    そこには自分も深く賛同できるのだが、それを筆者自身が破ってしまっているのは気にならざるを得ない。

    ただここから学べることは、つい人は自分の考えが「正しい」と思い、知らず知らずのうちに他人の考えを否定してしまう

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    2020年07月30日
  • NHK「100分de名著」ブックス ルソー エミール 自分のために生き、みんなのために生きる

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    かつて原著で挫折したのでこちらで再読。

    フランス革命期の思想家でもあるルソーの代表作エミール。
    王政に対して「自由な社会」を構想。彼の考えた自由な社会とは平和共存するために必要なことを、自分たちで話し合ってルール(法律)で取り決める自治の社会。権力者が勝手な命令の押し付けたりできない社会。
    そういう自由な社会を作るためにルソーは「一般意志」(皆が欲することーでも多数決とは違う)を提示。みんなが欲するものかどうか?一般意志のそってるかどうかを議会で法律を銀無する際にすべしと。法律は最終的に多数決ではなく、一般意志かどうか?という点が大事であり、いくら多数できまった法律でも一般意志にそぐわないも

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    2020年05月11日
  • NHK「100分de名著」ブックス ルソー エミール 自分のために生き、みんなのために生きる

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    ネタバレ

    学生時代の教科書で名前は知っているけど、内容は全く知らなかった本「エミール」について書かれている本。子供の教育や生き方について参考になって良かった。この本を読んでルソーや「エミール」について知ることができて良かった。ルソーが思っていたよりも苦労していることを初めて知った。

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    2020年02月26日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    ネタバレ

    ニーチェの思想が知りたくて読んだ本。ニーチェや「超人」、「永遠回帰」、「ルサンチマン」の思想を知ることできて良かった。この本を読んで、ニーチェの妹のエリーザベトが酷い人だということを初めて知った。自分の生き方は自分で決める、人と高め合って生きる、何が自分にとっての悦びなのか、唯一絶対の真理は無いというところが特に印象に残った。

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    2020年02月05日
  • 集中講義 これが哲学! いまを生き抜く思考のレッスン

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    朝日カルチャーや和光大学での講義をもとにして書いた、とあとがきで記載されている。大学生向けだけでなく、一般向けでもあるところに特徴がある。
     この本のいいところば11章の各章にブックガイドがあり、もっと深く読みたい人が学習できるようになっているところが特徴である。さらに一般の哲学の概説本では参考文献が掲載されてあるが、このブックガイドではひとつひとつの本の難易度、読む章についても詳しく書いてあり、本当の意味でのブックガイドになっている。

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    2019年05月04日
  • 知識ゼロからのニーチェ入門

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    今回マンガでニーチェの人生を描いてくれたおかげで人間らしいニーチェを身近に感じることが出来た。もちろん言ってることは難しいが、人1人の人生として考えた時、特に後半生は何て苦しい人生だったんだと報われなさに息がつまるようであった。真面目で不器用な生き方に人間ニーチェを好きになった。また色々関連本を読んでみようと思う。何度も近づいて跳ね返されての繰り返しなんだろう。

    それにしてもニーチェが本を自費出版してるとは知らなかった…。

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    2018年10月21日
  • 「考える」ための小論文

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    とうとうやらなくてはいけなくなった小論文のために、とりあえず手に取った一冊。全くの素人だったので読んでいて納得する場面が多く(特に前半)なるほどなあといった感じだった。備忘録的に自分なりだが小論文を書く流れを以下にまとめてみる。

    ①主題を掴む→②「問い」を発する→③主張を打ち出す
      ①出題意図の把握、
      「読む」:筆者意見の絞り込み、
           わからない言葉を考える、
           自分なりに言い換える
      ②問題状況の設定
      ③喚起力・解明力、具体例(自分に引き寄せる)、
       「自分⇔世界、具体的⇔抽象的」をまわす
       言えること、紋切り型(世の中の一般論)×
     ※感情(心

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    2017年07月07日
  • 考えあう技術 ――教育と社会を哲学する

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     教育の哲学的な模索を対談形式でまとめたもの。非常に参考になった。ただ、現場の視点ではなくあくまで原理原則から論じたものである。お二人の述べる理想的な教育を実際にどれだけの学校が、何人の教師が実現できるのかと問えば、かなり厳しいのではないか。
     本書はそういう現実を超えて語られるところに意味があるのだろう。著書の方々が例えば5年現場で勤務すればかような意見は言えなくなるかもしれない。教室での教育だけに集中できる教員など実際にはほとんどいない。
     では、仕事の山で遭難しかかっている現場の教員こそが偉いのかといえばそんなことはまったくない。教育学の先生方には大いに理想を語っていただきたいし、現状に

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    2018年06月17日
  • 憂鬱になったら、哲学の出番だ!

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    ようやく読めた!ソクラテスからプラトン、デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェと有名どころを時代を追って紹介。こむずかしくてだめだった哲学だけど、現代になぞらえつつ西研さんが解説してくれる。鼻息荒くてあつくるしいけど質問するどい田原総一朗と西研のおだやかーな語り口による対談形式で、ところどころウケつつ、少しだけ身近に読めた。
    ソクラテスプラトンあたりは遠い昔話…でもないけれど、やっぱりヘーゲル、ニーチェあたりの近代哲学くらいが今の働き方生き方に近づいて考えられていて身近。
    自由になることで生きる意味を喪う、他人から承認されたくてする仕事⇔この仕事にどんな意味があるかという理性の到達点としての仕事

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    2017年06月04日
  • 超解読! はじめてのヘーゲル『精神現象学』

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    ヘーゲル哲学の入門書。ヘーゲルを読むのに何から始めて良いか分からず、竹田青嗣さんの本はこれまでにも読んでいたのでこれにしましたが、とても分かりやすかったです。これから訳書を読むに当たり、とても心強い入門書です。

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    2016年10月22日
  • 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう

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    「100分de名著」シリーズの特別企画版のような1冊。「幸せ」をテーマに、井原西鶴、アダムスミス、ヘーゲル、フロイトの作品を取り上げ、それぞれ、小説、経済、哲学、心理学の切り口から、生きることについて考える。
    こうやってテーマを設定したうえで4作品を並べて解説してもらうってのは、面白いもんですね。異分野間でも視点を変えて横軸を通すことで、どんなテーマでも学ぶことが可能なのですよね。

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    2016年04月15日
  • 風景とローカル・ガバナンス 春の小川はなぜ失われたのか

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    「風景」とは何か。そう聞かれると存外難しい。景観保護と言えば、ピンクビラ禁止、建築制限といった「規制」が中心になる。一方、風景には規制は馴染まない。目障りなものを取り除くという発想では、良い景観は得られても、風景は別問題であろう。同じ景観でも、風景は異なる。「景観」と異なり、「人の思いが投影される」というのが一つの答えであるように思われる。
    そう考えると、「風景を良くできるか」という問題に突き当たる。個人が投影する思いに介入できるのか。ただの押し付けではないか。都市化によって、価値観、生活リズム、職業、近くに住んでいる人でもバラバラである。風景が違って見えるのは最早不可避であろう。その中で官

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    2015年06月05日
  • 「考える」ための小論文

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    コラム中の筆者の死生観に共感した。
    小論文は、世間一般で「常識」とされていることを書いてはいけないと分かった。

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    2014年07月27日
  • 「考える」ための小論文

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     大学受験生向きの本のようだが、結構面白い勉強本。学生時代、このような文章を読むのが本当に苦手で、理系を目指したようなものだった自分にとっては、今、ようようと本書の内容がなんとか理解できるようになった段階。まだ途上だろうが、こういう思考ツールを詳細に書いてもらえると助かる。こんなことは基礎の基礎なのだろうが、中々できないもんであるとあらためて実感。
     それにしても最近読んだハウツー物より、数倍の効果が感じられるものだった。これをただ感じ、で終わらせずに復習、拡張していきたい。

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    2014年04月16日