西研のレビュー一覧

  • 「考える」ための小論文

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    [ 内容 ]
    論文は、なりよりも自分のモヤモヤした考えを明確にするため、またそれを他者に伝えるために書かれる。
    「自分とは何者か」から「人間の生」「現代社会の在り方」まで幅広いテーマを取りあげて、論文の「かたち」と「なかみ」をていねいに解説する。
    本書は、大学入試小論文を通して、文章技術の基本を身につけるための、最良の実用参考書である。
    と同時に、「書く」ことによって自分をつかみ、思考を深めていくための哲学の書でもある。

    [ 目次 ]
    第1章 論文ってどういうもの?
    第2章 じょうずに「考える」ために
    第3章 「読み」と「発想・構成」―原理篇
    第4章 「読み」と「発想・構成」―実践篇

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    2014年10月28日
  • 不美人論

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    いわゆる「ブス論」ということなんですが、もうねぇ、いちいち身につまされる話で
    「どうしたら、こんな私でも生きやすいか」ってホントむずかしい問題だなぁと思います。
    ブスであることから派生して「自分のことが嫌い」となったときに、「自分のことを嫌いでもいいじゃないか」と自分を肯定することと「自分のことが嫌い」という自分を認めることの違いを知る。
    いちいちの自分確認作業がいるなぁと思ったわけです。

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    2010年01月23日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    多少難解な部分は残っていたものの、全体としてわかりやすくよかった。一部に筆者の意見がニーチェの見方の、現代においては不足となり得る部分を補足していたのは、ニーチェの思想そのものからは外れるが、現代社会においては必要なことであろうと思わされ、抵抗感はなかった。

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    2026年08月22日
  • 考えあう技術 ――教育と社会を哲学する

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    苅谷先生の本は、読むたびに、いろいろなことを考えさせられて、勉強になります。
    今回の本は、学校教育の役割を改めて考える上で、参考になりました。

    この本の中で展開されている「自由」という考え方を、多くの人が共有できれば、世の中は、もっともっとよくなると思います。

    自分は、そのために、何ができるか。
    教育産業に携わる者として、その問いを自分と周りに投げかけ、そして、行動へ、仕事へとつなげていきたいと思っています。

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    2026年05月20日
  • しあわせの哲学

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    西研さんということもあり、哲学を平易に教えてくれている。

    本書でなるほどと思った箇所を引用する。ヘーゲルの事そのものは、プラトンのイデアとは異なり、人間にも識別可能なものを指すらしい。

    >誰もが 認めるであろう価値あること、つまり「事そのもの」を実現しようとするとき、そこには自分なりの行動の柱、自分の軸 ができます。この自分の軸ができたとき、人は初めて自由になれる、とヘーゲルは考えるのです。なぜなら、自分の軸ができると「事そのもの」をめざすことに誇りが生まれ、もし他者がすぐに認めてくれないとしても、他者からの承認を期待しながら、「自分はしぶとく頑張るぞ」と、突き進むことができるからで

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    2026年02月16日
  • NHK「100分de名著」ブックス カント 純粋理性批判 答えの出ない問いはどのように問われるべきか?

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    主要なポイントに絞って極力分かりやすく説明してくれているがそれでも何度も読み返さないと頭に入ってこない。
    (用語集があると嬉しかったな)

    欲を言えばこの本では「純粋理性批判」の骨格(全体像)がイマイチ理解できなかったので、他の解説書と合わせて読むと理解が進むと思った。

    この本が本当のきっかけって感じですね。

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    2025年12月30日
  • NHK「100分de名著」ブックス ルソー エミール 自分のために生き、みんなのために生きる

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    古典に触れたくなった。

    近代教育の古典である『エミール』を読みたいと思った。

    原典に手を出す前に、入門書を読んでみようと思い、手に取った本。

    最近、批評家の東浩紀さんの雑談配信を視聴していて、

    「人文系の若手は、古典を読んでない。」というような苦言?を耳にした。

    そうだ、まさに自分もその1人だ。

    40歳になり、今一度古典に触れたいという気持ちが湧いてきた。

    『エミール』は200年以上前に書かれた作品だ。

    幼い頃、決して恵まれた家庭環境にはなかったルソーが、理想的な教育とは何かということをことを示すために著した実験小説ともいえる。

    いち教育者として、親として、非常に納得できる部

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    2025年11月28日
  • NHK「100分de名著」ブックス カント 純粋理性批判 答えの出ない問いはどのように問われるべきか?

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    読みやすかった。例やイラストのおかげで何回か読み直すうちになんとなく掴めた。最後のまとめも素晴らしい。カントもこの本を読んで、もっと分かりやすい文を書くよう意識を変えた方がいいと思う。

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    2025年06月10日
  • 超解読! はじめてのヘーゲル『法の哲学』

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    ネタバレ

    難解なヘーゲルの『法の哲学』の解説書。解説してもなお抽象的ですぐに理解できる箇所ばかりではないが、部分部分で解説コメントが入っており、挫折しないように工夫されている。
    『法の哲学』の最も重要な起点は、人間が欲するものの本質は「自由」であるという点である。自由といっても、欲求のままに行動するということではなく、より高次の幸福を実現するために普遍化を続け、より普遍的な善いものを追求することこそが「自由」とされている。普遍化を続けることは、やがて市民社会や国家を生み、法や国家は、個々人の自由を相互に実現させるべきものであるとされている。
    国家の一体性が非常に強調されているので、国家主義的なものを想起

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    2025年06月10日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    自分はまだ高校生だからこれからの生き方、人生観についてしっかり考えなければいけないという義務感から哲学の名著のこの本を読んだ ツァラトゥストラという名前もファンシーで選んだ理由の一つ

    本書は作者の感想も混ぜながらニーチェの思想を簡潔に解説してた。
    元々私はニーチェを人生=無価値として捉えるニヒリズム信者だと勝手に勘違いしていたが、むしろその真逆だった。
    前向きに生きるためにどういう心持ちをすべきかを必死に考えた覇者でした
    サイコー

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    2025年04月05日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    読んでるうちに漠然とした意図が解れてしまったというか…本来、ツァラトゥストラを横に置いて読みながらこっちも流すべきだったかも。
    観念ばかり上滑りしたというか。

    ツァラトゥストラ自体が、ちょっと観念の先走りみたいな所あると思いますが。

    ニーチェの一生などざっくりまとめてあって、入り口としては良いと思います。

    実際、ツァラトゥストラを前に読んだ時は「かなり拗れたひとがなんか比喩で何かを築いてるな…」くらいの感想だったので。次はツァラトゥストラ読もうかなと思います。

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    2025年03月02日
  • 知識ゼロからのニーチェ入門

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    Mrs. GREEN APPLEの歌詞が
    ニーチェの思想があるんじゃないか?と
    誰かが考察していたので気になって読みました。

    ほんとに全くニーチェのことがわからなかったので
    初心者向けとある本から読ませていただきました。
    カタカナが多くて、名前なのか地名なのかとか
    そこすら曖昧な私です、、、。
    マンガになっている部分が、
    ギャグ感あって楽しく読みすめめる事ができました!
    ところどころ難しい部分もありますが
    初めて読むにはいいなと思いました。

    「神は死んだ」という言葉も
    耳にしたことはありましたが
    意味などを考えたことがなかったので
    いい勉強になりました。
    ルサンチマン!学校で習ったような気

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    2025年01月05日
  • NHK「100分de名著」ブックス カント 純粋理性批判 答えの出ない問いはどのように問われるべきか?

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    しかし、こうした哲学系の話は、どうせ日本語に訳すならもう少し分かりやすい言葉にできないものだろうか。「現象界」「叡智界」…字面でイメージできるようにしてほしい。。

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    2024年12月08日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    ツァラトゥストラに再チャレンジする前に読んだ。
    わかりやすく、面白かった。

    ニーチェは神という絶対的なものを否定し、その代わりに「超人」への道のりを価値観の拠り所とした。
    また、彼は永劫回帰という、人生への絶対的な肯定を説いた。さらに、肯定できぬ者の、自己の生への呪いを正当なものとした(チクショー)。

    彼は主体性や喜びを奪うルサンチマンを否定し、苦しみながらも、自らの意志で未来に進み続ける人間、さらにはその苦しみも含めて自己の人生を愛せるような、「超人」への道のりを至上のものとしたのだ。

    しかし、これはある意味、絶対的な価値観の導入という意味において、神の復活を意味しないだろうか。

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    2024年01月31日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    ネット上で予習したツァラトゥストラの内容に親近感を覚えていたので、読みやすい文体でおおよそのあらすじと考察を記載されている本書を一読。
    入門書に適しておりかなりわかりやすく読めた。
    ニーチェの人生を追体験した上で、キリスト教世界における神はどういう存在でどんな価値観だったのか、そこからニーチェの考える価値観、神の死から新たな超人という指針、ニヒリズムや永遠回帰と超人への道に行き着いたストーリーが、筆者の易しい説明で解きほぐされていく。あとはニーチェの悲劇の誕生という処女作では、ディオニュソス的なもの(感情や享楽を前提とした世界)とアポロン的なもの(理性や論理で組み立てられた世界)という概念が語

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    2024年01月25日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    ニーチェのツァラトゥストラを著者の考えも交えながら現代向けに咀嚼し自己承認を得るきっかけになる本
    永遠回帰について自分なりに解釈すると、「もう二度と味わいたくないような辛い出来事があったから今の自分がある。それは辛い出来事の経験きっかけの行動だけではなく、その出来事があったから歩まざるを得ない道がありそういう積み重ねが一つでも欠けたら今ある幸せは存在し得ない。」と感じた。
    親ガチャの考えやインターネット普及によって他者との比較をしがちなこの世の中だからこそ読むべき本

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    2023年10月11日
  • 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう

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    好色一代男
    好色一代女
    井原西鶴

    お金があっても、好色に身を費やしても幸せとは限らない。
    例えば美貌にかまかけて、スポーツ選手や実業家と結婚し、ママタレントとなり、自分のブランドを立ち上げるセレブの道も幸せかどうかわからない。

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    2023年08月24日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    わかりやすさで流行った100分de名著シリーズ。ニーチェ哲学のキーワード「超人」と「永遠回帰」が著者の丁寧な補足により誤解なく理解できる。孤独に陥らず「頼ることを学ぶ」「表現ゲームをうまく働かせる」といった修整アドバイスが素晴らしい。自分の人生を自分で作っていく主人公でありたいならこの状況で何が自分を悦ばしくするかを問う以外にはない。自分の今に立ち返ることから自己肯定感を作りあげることが大事。ニーチェの気付きに拍手。自己否定する動物は人間だけ。なんとも厄介な生き物だ!

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    2023年07月11日
  • NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ

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    ネタバレ

     さて、「永遠回帰」の意味するものについて見てきました。でも、「何度も繰り返しの人生を生きることを欲する」なんてことは、本当にできるのでしょうか? 大学でニーチェを講義するとき、ぼくはよこくの質問を学生に投げかけてみました。よくある答えは、「いまの人生を全否定するわけではないが、楽しいことがあっても厄介なことはもあったわけで、まったく同じ人生をもう一度というのは実際には辛いかな。一度ならいいけど」というものでした。そして「何度も繰り返していい、というところまで自分の生を肯定する必要なんてあるんだろうか?」と疑問を呈する人もいました。でもなぜ、ニーチェは「永遠に繰り返せるほどの生の肯定」を求めた

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    2022年12月28日
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 西研 特別授業『ソクラテスの弁明』

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    過去3回くらい読んでいるはずなのに、今回が一番内容が頭に入ってきた。自分でも考えながら読んだためと思われる。哲学の本なのだから毎回こうしたいもの。

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    2022年11月30日