【感想・ネタバレ】別冊NHK100分de名著 読書の学校 西研 特別授業『ソクラテスの弁明』のレビュー

あらすじ

哲学の祖・ソクラテスが、いのちを賭けて問うたこと。それは、どうすれば本当の価値を知ることができ、自分の心をよくしていけるのか──。世界で最も著名な哲学書から、自分なりの答えの出し方を学ぶ。哲学を身近に感じ、「考える楽しさ」に気づく白熱講義。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「不知の自覚」ができた。
対話は、1.実例を出す
2.意味を確かめ、共通する要素を考える
    3.価値があるとされる理由を考えること
であり、簡単に実践できることであると思った。
この共通する要素ということが重要であり、相手と共通理解を図っていくことが大事。
自分の常識と相手の常識を戦わせるのではなく、各々の体験を見つめ直すことで共通点や違いを見つめることができるようになる。

対話を行うことで、
1.自分の体験世界を見つめ直すことが出来る。
なぜ自分はそう思ってるのかを深く自覚できる。

2.他者の言葉から、他者の体験世界を感じ取る。
自分ではわからないことも理解することができるかもしれない。驚きがある。

3.他者の言葉によって、自分の体験世界を見つめ直せる。
自分の中にない言葉で、自分の体験を言語化されると、その深さや違いにより気づける。

4.互いの感じ方の違いと共通するものがみえてくる
自分はこうなんだよね。
私はわからないな。それってどういうこと?
と違いを認め、それを深掘りしていく。

『他者理解』と『自己理解』

対話ができる空間
•安心感
•相手に敬意を持つ→相手を理解しようとする
•伝えようとすることで言葉も洗練される

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

ソクラテスの弁明の要約のようなタイトルだが、これを題材に読者に考えてもらうための本だと感じた。対話の必要性を心から納得するには、もう少し勉強が必要なのかもしれない。

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2021年09月13日

Posted by ブクログ

過去3回くらい読んでいるはずなのに、今回が一番内容が頭に入ってきた。自分でも考えながら読んだためと思われる。哲学の本なのだから毎回こうしたいもの。

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2022年11月30日

Posted by ブクログ

 哲学とは、対話により共通理解を探すこと。息子に邪魔されながら読んだのでじっくり考えられなかったのが残念だが、この授業とても面白そう。相変わらず授業を受けた高校生が聡明すぎる。
 いくら文明が目まぐるしいスピードで進歩していても、人間は紀元前の頃からあまり変わっていない点が興味深い。人によって正義が違うからこそ対話を重ね、互いの共通部分を探す。これを感情に左右されずに相手のことを理解しようとしながら行えば、世界はもっと生きやすく平和になると思うのに。

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2022年01月20日

Posted by ブクログ

とてもわかりやすくて、ソクラテスのことについての理解より、ソクラテスが行ってきた対話の重要性について書かれてあった。
具体的な例があり、正義とは、美とは、などの共通理解を深めることの重要性を改めて感じさせ、また思考することの大切さについて学べたと思う。
哲学の初心者向けの一冊。

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2021年09月22日

Posted by ブクログ

吟味を欠いた生というのは生きるに値しない。

哲学の基本はやはり対話。
ソクラテスの思考やルーツの解説がありながらも、哲学とは?ということを分かりやすく解説してくれている。

言葉としては出てきませんが、本質観取のやり方•考え方を学べる本だと思いました。

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2021年08月10日

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