哲学は対話する ──プラトン、フッサールの〈共通了解をつくる方法〉

哲学は対話する ──プラトン、フッサールの〈共通了解をつくる方法〉

1,870円 (税込)

9pt

3.8

哲学は、「根源的真理」を問うものではない。その最大の目的は、一人ひとりの生き方と社会のあり方をよりよくすることであり、その方法は、プラトンが描くソクラテスにはじまり、フッサールの現象学にて真価を発揮した「対話」である。そうしてお互いが納得しうる「共通了解」をつくりだす哲学の営みは、分断が極まった現代において、人びとをつなぐ大きな可能性を秘めている。渾身の力を込めて、いま哲学の課題、目的、方法を問いなおす。

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哲学は対話する ──プラトン、フッサールの〈共通了解をつくる方法〉 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年03月02日

    誰にでもわかりやすいコトバで哲学の根本的意味を問いつつ、プラトンやフッサールの思想を通じて、共通了解に向けた哲学対話の具体的手法を提示しつつ分断→共存の社会を目指した画期的な大作。

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    Posted by ブクログ 2020年11月16日

    対話を通じて共感できる点を探し出すことの重要性や、対話が私たち個人や社会に良い影響をもたらす可能性について、具体的な実践方法を紹介しつつ説明する本。

    ソクラテス・プラトンの考え方や、フッサールの考え方が前提とされているが、それらについても、簡明な言葉で丁寧に説明されており、とても分かりやすかった。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月03日

    3部から読んだら具体的なワークショップの方法が書いてあった。1,2部について、とくにフッサールの部分はわかりにくかったような気がした。

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    Posted by ブクログ 2020年01月09日

    哲学カフェなどで「勇気」「死」「正義」などのテーマをめぐる哲学対話を実践してきた著者が、プラトンやフッサールの思想を解釈しつつ、対話を通じて公共的な妥当性を形成していくことの哲学的根拠を明らかにする試みです。

    著者の議論は、竹田青嗣から継承した独特の現象学理解にもとづいており、「客観的認識について...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年08月14日

     哲学は「共通了解」に至るためのものである。哲学カフェ等で言われる「答え」は出さなくて良いと「モヤッ」とするものではなく人と人が解りあうための実学なのだと改めて悟る。
     吾輩が数年間考え続けているものに「グラフィックレコーディングやファシリテーショングラフィックがビジネス等における価値を会社経営層に...続きを読む

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