太田和彦のレビュー一覧

  • ひとり飲む、京都

    Posted by ブクログ

    京都でうまいものを飲み食いすることだけを目的に、夏・冬各1週間ずつ泊まりこんだ際の紀行文。著者の経験とセンスで選ばれた
    店はどれも魅力的で、店リストがあるのがうれしい。これぞ正しきひとり酒、という感じでとにかくしびれる1冊。

    0
    2026年10月05日
  • 完本・居酒屋大全(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    居酒屋の話を本として読んでみようと手に取ってみた1冊。98年の時点で老舗をめぐり日本酒を楽しむことをよしとしていた本なので今の居酒屋の風景とは結構時代が違っているところもあったけれど、居酒屋で楽しみたい、そしておいしいものを食べさせてくれる料理人さんやお店の人たち、酒蔵さんへの感謝の気持ちは今の自分たちと少しも変わっていないなと。さらに自分たちの見所のまとめ方がとても上手。表とかずっと持っておきたいくらい面白くまとめられている。これの今の立川版、欲しいなぁ。笑

    0
    2024年08月18日
  • 居酒屋と県民性 47都道府県ごとの風土・歴史・文化

    Posted by ブクログ

    全都道府県を踏破した居酒屋研究の第一人者である著者がその居酒屋から見た県民性を述べた一冊。
    県民性といった本は多々ありますが、居酒屋から見る、というのはなかなか面白い内容でした。1つの県あたり何件の居酒屋を訪れたのかは分かりませんし、数件で県民性を語るのはなかなか難しいと思いますが、著者の視点は興味深く、この一冊をもとに、全国を旅したくなります。
    著者は、最後に、居酒屋には諸外国にはない、各地域の気質が現れ、日本の文化であると述べています。お酒好きにはたまらない一冊になるでしょう。


    ▼日本中の居酒屋を巡り歩くうちに。居酒屋ほど各地の県民性が表れるところはないと気づいてきた。作家サマセット・モームは「その土地を知るには、市場に行け」と言ったが、私流は「その土地を知るには。居酒屋に行け」。
    ▼その感動とは「地方の居酒屋にはそこにしかない肴と調理がある」
    ▼町の人口が増え、経済的、行政的に安定が生まれると、住む人がくつろぐ場所としての居酒屋が求められてくる。一日の疲れをとりながら、できごとを話し、互いの気心を知って、町の安定感になってゆく。よそからの客をもてなすために地方色を強調した接待店ではなく、住民が毎日通え、安価で飽きない、いや飽きているが、だからこそ落ち着く。互いに飾り気なしの本音で通用する場所としての居酒屋がある町は健全だ。そこにこそ各地の県民性が表れていると気づいた。そうなるとその県民性を味わいにまたでかけてゆく。
    ▼島国の日本は閉鎖的で外国と交流がなく、江戸期に長期安定をみた藩制は、その地方の気質を生み出してきた。土地の歴史が育てた県民性がこれほど細かく多様なのは、日本という国の特徴かもしれない。言葉はもちろん、話題、自慢、引け目。すぐ打ち解けてくれたり、警戒心が強かったり、長尻だったり、はしごだったり。一杯やりながら眺めている県民性はまことに多様で、国内各地の旅の面白さはそこにある。土地に古くから残るものを探って記録するのは民俗学だ。いつしか「居酒屋の民俗学」と思うようになった。
    ▼これだけ豊かな食が日常的に安価に提供されている飲食店は諸外国にはないだろう。南北に長く、四方を海に囲まれ、地形は変化に富んでさまざまな気候風土となり、それにあった農業、漁業、さらに調理を工夫するのが好きな国民性が生んだ。日本の食文化の豊かさゆえだ。日本人はその豊かさを居酒屋で日常的に楽しんでいる。
    ▼こうしてみると日本の居酒屋は諸外国に較べて特徴がつよいと感じる。そこで育まれる共同体意識が都市の安定装置になっている。小説でも映画でも居酒屋は日常的に登場して、本音や人間性が表れる舞台に使われる。これは文化だ。日本の居酒屋には文化がある。

    0
    2023年09月18日
  • 居酒屋を極める

    Posted by ブクログ

    太田和彦さんの初の新書。冷酒のおいしい飲み方を披露した第1章、自伝的な第2章、名店の雰囲気を活写する第4章。など何れの章も面白いが、阪神淡路大震災後・東日本大震災後の居酒屋探訪を通じて、「居酒屋の社会的な価値」を描き出した第5章は、2020年の今、なおさら胸に迫る。

    0
    2020年08月31日
  • ひとり飲む、京都

    Posted by ブクログ

    美味しそうに書くんだよなぁ。酒好きが読んだらワクワクする本。酒を飲む描写が臨場感あって喉が渇いてくる。

    0
    2020年06月21日
  • 老舗になる居酒屋~東京・第三世代の22軒~

    購入済み

    呑みたくなります

    太田さんの表現はイメージが湧きます。読んでいるうちに日本酒を呑みたくなってきます。美味しいおつまみも。
    チェーン店じゃない居酒屋って、当たり外れを考えて初めてのお店はためらいがちになりますが、ここで紹介されているお店には行ってみたいです。
    呑兵衛必読の書。

    0
    2020年03月12日
  • BARへ行こう。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2019/12/31 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2023/2/8~2/10

    太田さんは居酒屋だけではない!45のカクテルに添えたミニ小説が良い。あまりカクテルを飲まないが、これを読んだら無性に飲みたくなった。

    0
    2023年02月10日
  • BARへ行こう。

    Posted by ブクログ

    この著者は「酒を呑むこと」、「酒の在る場所」、「酒そのもの」と全てに、そしてバーの中のように「それらが組み合わさって醸し出される何か」に至るまでに対して深い愛情を抱いている…というように本書を読みながら感じた。
    本当に、乗物での移動中や、珈琲を啜りながら、場合によって酒を呑みながらと「極々気軽に読むモノ」という感の一冊だ。

    0
    2019年12月20日
  • 老舗になる居酒屋~東京・第三世代の22軒~

    Posted by ブクログ

    居酒屋探訪家・太田和彦氏の新作です。彼が言う第三世代の居酒屋が大爆発。都内のお店なので関東ローカルの人間にはちょっと距離がありますが、お邪魔しますよ。

    0
    2018年02月02日
  • みんな酒場で大きくなった

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2017/1/7 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2019/2/13〜2/14

    太田さんが、居酒屋でゲストと対談。角野卓造、川上弘美、東海林さだお、椎名誠、尾瀬あきら、大沢在昌、成田一徹各氏と、所縁の居酒屋でトーク。椎名さんの作品は大学生時代ハマりまくっていて、当時から隊員の太田さんのことを知っていたことが懐かしい。大沢さんが太田さんの大ファンだったとは!巻末特別収録の、Alone at nightは太田さんの居酒屋探訪の歴史が分かって面白かった。

    0
    2019年02月14日
  • 居酒屋を極める

    Posted by ブクログ

     久米書店リターンズを視て読みたくなりました。
     世の中を知った、道理をわきまえた本当の大人が読む本です。学生さんが読んでも、まだちょっとピンとこないかも知れません。でも、若いうちにこの本を読んで勉強すれば、将来が楽しみかも(笑)。
     最近、地域活性化のミニトークイベントに参加しましたが、居酒屋こそ地域ごとの特徴が如実に表れる場所ではないかと思います。居酒屋と言えば日本酒というのも納得です。私は全くお酒を飲まないのですが、読んでて日本酒が飲みたくなりました。太田和彦氏でなければ書けない名著です。

    0
    2016年07月07日
  • 居酒屋を極める

    Posted by ブクログ

    月一くらいの頻度で居酒屋巡りをしていたのだが、最近途切れているなあと思いながら大阪へ職場が変わってしまったので、全く行かなくなってまった。土地鑑もなく友人もいないため、こちらでは余り行く気にならないのだ。
    本書は「極める」という題からしても、かなり本格的な、力の入った飲み方やお店を紹介している。といっても派手さや豪快さを極めるものでは勿論なく、粋の追求というべきか、大人の飲み方である。自分はわいわい騒ぐ楽しい酒も好きだが、本書にあるような静かで粋な飲み方をしてみたいものだと思う。

    0
    2015年11月03日
  • 超・居酒屋入門

    Posted by ブクログ

    今、作者はBSイレブンで居酒屋紹介の番組を
    やっているがこれがとてもおもしろい。
    さらに本は異なった見方で居酒屋を解説していて
    これもおもしろかった。
    居酒屋最高!!

    0
    2014年10月10日
  • 居酒屋百名山

    Posted by ブクログ

    太田和彦さんの居酒屋本です。この人の書く居酒屋とそこで働いている人たちや客、そしておいしいお酒と肴の数々には「僕もいつかこういう旅がしてみたい」と思わせます。こういうところにいつか行ってみたいですね。

    性懲りも泣く居酒屋に関する本ばっかり読んでいる私がいます。あとがきによるとこの作者による「居酒屋」に関するエッセイはこの本で一応終止符のようですね。僕もまだ全部を読破したわけではありませんが、がんばって読破しようと思っています。最近では『女子会』なるのものが巷で花盛りだとか。でも、僕はそういうおされなところには足を運ばず、ここに書かれているような時代を感じさせる居酒屋でひとり、杯を傾けてみたいですね。というか実際のところ、酒の相手をしてくれる人がいないんでいきおい一人で飲むしかないんですが…。

    僕が東京でよく行っていたのは荻窪の『鳥もと』でした。いい店でしたね。今は移転してしまって新しい店になってしまったようですが。こういう酒場を放浪すると、どれくらいお金がかかるものなのでしょうか?
    「酒場放浪記」の吉田類さんは
    『家の一つや二つはたっている』
    と申しておりましたけれども。
    それくらいのお金をひとつのことに費やせばまぁ、後悔はないでしょう。

    こういう本を読んでいると、また酒場をうろつきたくなって困るんだよなぁ。今はまじめに生きないといけないのに。そんな自分がいます。

    0
    2013年05月21日
  • ニッポン居酒屋放浪記 望郷篇

    Posted by ブクログ

    この本で大団円を迎えるのですが、志を立てて三年、ここまで飲み続けるのもある意味根性が必要ですが、この本は酒の本であると同時に、すばらしい紀行文でもあることを教えてくれます。

    ジンギスカンを肴にビールを飲み、沖縄でTボーンステーキを平らげ、流浪の旅はさらに続き、高松、那覇、仙台、熊本、壱岐、札幌、名古屋、博多、会津をめぐり続けて、神戸で結末を迎える。いい旅路だな。読んだあとに本当に素直にそう思えました。もともと僕の家ならびに親類縁者は、あんまり酒飲みの家系ではないようで、若干いたことはいたのですが、その人たちのことはあんまりここで書くには忍びないので、詳しくは書きません。

    それはさておき、僕が本格的に酒場に出入りし始めたのは東京に出て『会社勤め』なるものを始めてからのことですけど、なんというか、しゃれた店よりもこういうところに心惹かれるのはなぜでしょうね。僕の中で酒と旅はどうも二つセットになっているような気がしてなりません。

    これからまたさらに吉田類さんの『酒場放浪記』の最新刊を読むのですが、あとすこし、あとほんの少しだけ、今の自分を取り巻く状況が改善したら、少しこういうところをめぐる旅をしてみたいという衝動に駆られます。何度もこの話は続きますが、これが今の自分の『希望』です。

    0
    2011年08月07日
  • ニッポン居酒屋放浪記 疾風篇

    Posted by ブクログ

    全国居酒屋放浪記の第二弾です。酒を、居酒屋を求めて東へ西へ行く筆者。酒を飲むときはみんなでわいわいもいいですが、こういう本を読んだあとだと、じっくり一人で酒を飲むのもまたいいのかなと思ったしだいです。

    高知、山形、長崎、横浜、徳島、函館、鹿児島、大分、水戸、富山、そして東京下町…。こういうところで筆者は「さあ飲むぞ」気分でいそいそとで出かけていっては。酒を飲んでいくものです。こういう本を読んでいると、かつて自分が東京は錦糸町や歌舞伎町。はたまたゴールデン街で朝まで飲み明かしていたころのことを思い出します。この人の書く居酒屋の話はなんとも味があって、ずいぶん地元に帰ってきてから読んでいたのですが、

    第一弾はさっき紹介したのでそっちを飛んでいただくとして、それはさておき、この本で書かれている高知県の居酒屋のママは「はちきん」と呼ぶのにふさわしいきっぷのいい女性で、出されているかつおのたたきやさわち料理なんかも本当においしそうで、
    『あぁ、こういうところで酒が飲みたいなぁ。』
    なんて思わせます。

    他にも九州のきびなご料理や東京下町の居酒屋なんかがすごく味わいのある筆致で書かれていて、本当にできるかどうかはわかりませんが、これを全制覇するまではまだまだ人生捨てたもんじゃない、それがぼくの生きるモチベーションの新しいひとつになりましたね。

    0
    2014年09月14日
  • ニッポン居酒屋放浪記 立志篇

    Posted by ブクログ

    『日本中の居酒屋を飲み歩くという志を、ひとたび立てたからには後には引けぬ―。』世の奥様方がこの決意を聞いたら眦を決しそうですが、行く先々で酒を飲み現地の人と語らす姿には羨ましささえ感じます。

    少し前に吉田類さんとこの人の本を読んで以来、ずっとこの人の書く居酒屋の世界に魅了され続けております。居間でこそ僕はほぼまったくといっていいほど酒を飲まなくなりましたが、新宿の『ションベン横丁』や歌舞伎町で気の置けない人たちと日の高いころから飲み明かしていたことを読んでいていやおうなく思い出させてくれます。ここに掲載されている酒の肴の中では、タラの精巣を使った味噌汁がうまそうでしたね。

    あれには独特のコクがあって、濃厚なうまみがするんですよ。この本の中で作者は行く先々で酒を飲んでは店で働いている人や地元の酒飲みたちと交流をしているんですよね。僕はそういうところを読んでいて、あぁ、こういうのってやっぱりいいよなぁって、つくづくそう思います。

    これを書いている今現在は冬も真っ盛りなので、熱燗が恋しくなる今日このごろです。またいつ、僕が夜の酒場に出没できるかはまだわかりませんが、この本を読んでいると、居酒屋でまた酒が飲みたくなります。

    0
    2011年08月06日
  • 超・居酒屋入門

    Posted by ブクログ

    なかなかこだわりが素晴らしい。番組も面白いが、本書ではさらにそのこだわりを詳細に確認できる。(笑)各地の居酒屋でのエピソード紹介も楽しい。一人で居酒屋へ非常に行ってみたくなる本。(笑)

    0
    2010年07月04日
  • ニッポン居酒屋放浪記 望郷篇

    Posted by ブクログ

    「有意義な人生なんて、くそくらえだ。ある時は頑固に、ある時は憮然として、そしておおかたの時はぼんやりと嬉しく楽しく、私は酒を飲みたい。人生を過ごしたい」あとがき(川上弘美)より

    0
    2009年10月04日
  • ニッポン居酒屋放浪記 疾風篇

    Posted by ブクログ

    「有意義な人生なんて、くそくらえだ。ある時は頑固に、ある時は憮然として、そしておおかたの時はぼんやりと嬉しく楽しく、私は酒を飲みたい。人生を過ごしたい」あとがき(川上弘美)より

    0
    2009年10月04日