太田和彦のレビュー一覧

  • 家飲み大全 おつまみ編

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    太田和彦『家飲み大全 おつまみ編』だいわ文庫。

    『家飲み大全』の第2弾は、太田和彦のお気に入りの家飲み定番おつまみのレシピ集である。太田和彦の奥さんのいづみさんが毎日の晩酌のために作ったおつまみのメニューを書き残したノート『小料理いづみ お献立帖』が元ネタのようだ。簡単に作れるおつまみレシピ55品がカラー写真と紹介エッセイと共に紹介される。

    アルコール類を一切口にしなくなって10年以上が過ぎたが、おつまみの類は相変わらず好きである。

    余り手間を掛けずにアイデア勝負のおつまみの数々はなかなか興味深い。

    きゅうりとカニカマのサラダは確かに美味い。カニカマは少し高級なものにして、マヨネーズで

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    2024年10月21日
  • 完本・居酒屋大全(小学館文庫)

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    居酒屋の話を本として読んでみようと手に取ってみた1冊。98年の時点で老舗をめぐり日本酒を楽しむことをよしとしていた本なので今の居酒屋の風景とは結構時代が違っているところもあったけれど、居酒屋で楽しみたい、そしておいしいものを食べさせてくれる料理人さんやお店の人たち、酒蔵さんへの感謝の気持ちは今の自分たちと少しも変わっていないなと。さらに自分たちの見所のまとめ方がとても上手。表とかずっと持っておきたいくらい面白くまとめられている。これの今の立川版、欲しいなぁ。笑

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    2024年08月18日
  • 人生を肴に ほろ酔い百話

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    太田和彦『人生を肴に ほろ酔い百話』だいわ文庫。

    77歳の喜寿を迎えた居酒屋の達人・太田和彦による酒飲みにまつわる100話のショートエッセイを収録。書下ろし。

    自分はおよそ10年前に酒を止めた。11月に突然酒を飲むのを止めて、年末年始を飲まずに居たら、その後は全く飲む気が起きなくなった。しかし、酒の肴の類いは好きで、太田和彦の居酒屋エッセイは面白く、止められない。

    居酒屋や酒の肴の話は僅か、刺身のツマ程度で、太田和彦が自らの人生を振り返るというエッセイが多い。1つのエッセイが僅か2ページにまとめられているので、1つ1つのエッセイがさらっと読めるのだが、自分の人生とも重なる所もあり、噛み締

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    2023年10月02日
  • 居酒屋と県民性 47都道府県ごとの風土・歴史・文化

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    全都道府県を踏破した居酒屋研究の第一人者である著者がその居酒屋から見た県民性を述べた一冊。
    県民性といった本は多々ありますが、居酒屋から見る、というのはなかなか面白い内容でした。1つの県あたり何件の居酒屋を訪れたのかは分かりませんし、数件で県民性を語るのはなかなか難しいと思いますが、著者の視点は興味深く、この一冊をもとに、全国を旅したくなります。
    著者は、最後に、居酒屋には諸外国にはない、各地域の気質が現れ、日本の文化であると述べています。お酒好きにはたまらない一冊になるでしょう。


    ▼日本中の居酒屋を巡り歩くうちに。居酒屋ほど各地の県民性が表れるところはないと気づいてきた。作家サマセット・

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    2023年09月18日
  • 飲むぞ今夜も、旅の空

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    太田和彦『飲むぞ今夜も、旅の空』小学館文庫。

    8年前に酒を止めて以来、一滴も飲まぬのだが、太田和彦の居酒屋巡りエッセイは止められない。

    過去の再収録エッセイと未収録エッセイとで構成。

    酒と肴だけでなく、その土地の文化や歴史、人びととの出会いを流れるような文章で綴られるエッセイは酒好きでなくとも虜になるだろう。

    酒場の看板。確かに『来夢来人』や『多恋人』は中規模以上の街なら一軒はある店名だろう。女性の名前を冠したバーなどは飲み屋横丁などでよく目にする。

    東日本大震災で被災した東北の酒蔵。気仙沼の男山の蒼天伝はどっしりした飲み心地の酒だったと思う。石巻の日高見、村田町の乾坤一はすっきりし

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    2022年05月09日
  • 家飲み大全

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    太田和彦『家飲み大全』だいわ文庫。

    こんな時代だからこそ実践したい酒飲み名人・太田和彦流の正しい家飲み。文庫書き下ろし。

    酒を止めて8年になるが、太田和彦の居酒屋探訪や酒にまつわるエッセイは止められない。酒飲みの流儀や作法、蘊蓄の奥深さは酒を飲まない者にも面白く、小川のせせらぎのような洗練された文章が味わい深く、たまらないのだ。

    家飲みの極意はビールのグラス、酒の盃に徳利にこだわり、酒飲みの作法を大切に、火を使わぬ簡単な肴で楽しむと、なかなか奥が深いようだ。

    本体価格780円
    ★★★★★

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    2021年09月13日
  • 居酒屋を極める

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    太田和彦さんの初の新書。冷酒のおいしい飲み方を披露した第1章、自伝的な第2章、名店の雰囲気を活写する第4章。など何れの章も面白いが、阪神淡路大震災後・東日本大震災後の居酒屋探訪を通じて、「居酒屋の社会的な価値」を描き出した第5章は、2020年の今、なおさら胸に迫る。

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    2020年08月31日
  • ひとり飲む、京都

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    美味しそうに書くんだよなぁ。酒好きが読んだらワクワクする本。酒を飲む描写が臨場感あって喉が渇いてくる。

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    2020年06月21日
  • 老舗になる居酒屋~東京・第三世代の22軒~

    購入済み

    呑みたくなります

    太田さんの表現はイメージが湧きます。読んでいるうちに日本酒を呑みたくなってきます。美味しいおつまみも。
    チェーン店じゃない居酒屋って、当たり外れを考えて初めてのお店はためらいがちになりますが、ここで紹介されているお店には行ってみたいです。
    呑兵衛必読の書。

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    2020年03月12日
  • BARへ行こう。

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    ネタバレ

    2019/12/31 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2023/2/8~2/10

    太田さんは居酒屋だけではない!45のカクテルに添えたミニ小説が良い。あまりカクテルを飲まないが、これを読んだら無性に飲みたくなった。

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    2023年02月10日
  • BARへ行こう。

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    この著者は「酒を呑むこと」、「酒の在る場所」、「酒そのもの」と全てに、そしてバーの中のように「それらが組み合わさって醸し出される何か」に至るまでに対して深い愛情を抱いている…というように本書を読みながら感じた。
    本当に、乗物での移動中や、珈琲を啜りながら、場合によって酒を呑みながらと「極々気軽に読むモノ」という感の一冊だ。

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    2019年12月20日
  • おいしい旅 昼の牡蠣そば、夜の渡り蟹

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    太田和彦『おいしい旅 昼の牡蠣そば、夜の渡り蟹』集英社文庫。

    シリーズ第3弾にして、完結編。お馴染みのおいしい旅のエッセイ。紹介される美味しそうな数々の珍味は元より地域の文化や風物は勿論のこと、何よりも文章のリズムが心地良いのだ。もはや名人芸、太田和彦節と言っても良いだろう。

    週刊誌に連載された気ままな味探し旅シリーズのオリジナル文庫。倉敷、岡山、神戸、松本、横浜、京都、鎌倉、東京、ニューヨーク紀行を収録。

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    2019年03月05日
  • おいしい旅 夏の終わりの佐渡の居酒屋

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    太田和彦『おいしい旅 夏の終わりの佐渡の居酒屋』集英社文庫。

    シリーズ第2弾。居酒屋の人というイメージの強い太田和彦であるが、本書は格調高い食と旅のエッセイであった。

    金沢、京都、仙台、佐渡、松本、東京、ウィーンの食と文化を巡る大人の旅。

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    2018年09月27日
  • 老舗になる居酒屋~東京・第三世代の22軒~

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    居酒屋探訪家・太田和彦氏の新作です。彼が言う第三世代の居酒屋が大爆発。都内のお店なので関東ローカルの人間にはちょっと距離がありますが、お邪魔しますよ。

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    2018年02月02日
  • みんな酒場で大きくなった

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    ネタバレ

    2017/1/7 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2019/2/13〜2/14

    太田さんが、居酒屋でゲストと対談。角野卓造、川上弘美、東海林さだお、椎名誠、尾瀬あきら、大沢在昌、成田一徹各氏と、所縁の居酒屋でトーク。椎名さんの作品は大学生時代ハマりまくっていて、当時から隊員の太田さんのことを知っていたことが懐かしい。大沢さんが太田さんの大ファンだったとは!巻末特別収録の、Alone at nightは太田さんの居酒屋探訪の歴史が分かって面白かった。

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    2019年02月14日
  • 居酒屋を極める

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     久米書店リターンズを視て読みたくなりました。
     世の中を知った、道理をわきまえた本当の大人が読む本です。学生さんが読んでも、まだちょっとピンとこないかも知れません。でも、若いうちにこの本を読んで勉強すれば、将来が楽しみかも(笑)。
     最近、地域活性化のミニトークイベントに参加しましたが、居酒屋こそ地域ごとの特徴が如実に表れる場所ではないかと思います。居酒屋と言えば日本酒というのも納得です。私は全くお酒を飲まないのですが、読んでて日本酒が飲みたくなりました。太田和彦氏でなければ書けない名著です。

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    2016年07月07日
  • 居酒屋を極める

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    月一くらいの頻度で居酒屋巡りをしていたのだが、最近途切れているなあと思いながら大阪へ職場が変わってしまったので、全く行かなくなってまった。土地鑑もなく友人もいないため、こちらでは余り行く気にならないのだ。
    本書は「極める」という題からしても、かなり本格的な、力の入った飲み方やお店を紹介している。といっても派手さや豪快さを極めるものでは勿論なく、粋の追求というべきか、大人の飲み方である。自分はわいわい騒ぐ楽しい酒も好きだが、本書にあるような静かで粋な飲み方をしてみたいものだと思う。

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    2015年11月03日
  • 超・居酒屋入門

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    今、作者はBSイレブンで居酒屋紹介の番組を
    やっているがこれがとてもおもしろい。
    さらに本は異なった見方で居酒屋を解説していて
    これもおもしろかった。
    居酒屋最高!!

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    2014年10月10日
  • 居酒屋百名山

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    太田和彦さんの居酒屋本です。この人の書く居酒屋とそこで働いている人たちや客、そしておいしいお酒と肴の数々には「僕もいつかこういう旅がしてみたい」と思わせます。こういうところにいつか行ってみたいですね。

    性懲りも泣く居酒屋に関する本ばっかり読んでいる私がいます。あとがきによるとこの作者による「居酒屋」に関するエッセイはこの本で一応終止符のようですね。僕もまだ全部を読破したわけではありませんが、がんばって読破しようと思っています。最近では『女子会』なるのものが巷で花盛りだとか。でも、僕はそういうおされなところには足を運ばず、ここに書かれているような時代を感じさせる居酒屋でひとり、杯を傾けてみたい

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    2013年05月21日
  • ニッポン居酒屋放浪記 望郷篇

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    この本で大団円を迎えるのですが、志を立てて三年、ここまで飲み続けるのもある意味根性が必要ですが、この本は酒の本であると同時に、すばらしい紀行文でもあることを教えてくれます。

    ジンギスカンを肴にビールを飲み、沖縄でTボーンステーキを平らげ、流浪の旅はさらに続き、高松、那覇、仙台、熊本、壱岐、札幌、名古屋、博多、会津をめぐり続けて、神戸で結末を迎える。いい旅路だな。読んだあとに本当に素直にそう思えました。もともと僕の家ならびに親類縁者は、あんまり酒飲みの家系ではないようで、若干いたことはいたのですが、その人たちのことはあんまりここで書くには忍びないので、詳しくは書きません。

    それはさておき、僕

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    2011年08月07日