太田和彦のレビュー一覧

  • ニッポン居酒屋放浪記 疾風篇

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    全国居酒屋放浪記の第二弾です。酒を、居酒屋を求めて東へ西へ行く筆者。酒を飲むときはみんなでわいわいもいいですが、こういう本を読んだあとだと、じっくり一人で酒を飲むのもまたいいのかなと思ったしだいです。

    高知、山形、長崎、横浜、徳島、函館、鹿児島、大分、水戸、富山、そして東京下町…。こういうところで筆者は「さあ飲むぞ」気分でいそいそとで出かけていっては。酒を飲んでいくものです。こういう本を読んでいると、かつて自分が東京は錦糸町や歌舞伎町。はたまたゴールデン街で朝まで飲み明かしていたころのことを思い出します。この人の書く居酒屋の話はなんとも味があって、ずいぶん地元に帰ってきてから読んでいたのです

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    2014年09月14日
  • ニッポン居酒屋放浪記 立志篇

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    『日本中の居酒屋を飲み歩くという志を、ひとたび立てたからには後には引けぬ―。』世の奥様方がこの決意を聞いたら眦を決しそうですが、行く先々で酒を飲み現地の人と語らす姿には羨ましささえ感じます。

    少し前に吉田類さんとこの人の本を読んで以来、ずっとこの人の書く居酒屋の世界に魅了され続けております。居間でこそ僕はほぼまったくといっていいほど酒を飲まなくなりましたが、新宿の『ションベン横丁』や歌舞伎町で気の置けない人たちと日の高いころから飲み明かしていたことを読んでいていやおうなく思い出させてくれます。ここに掲載されている酒の肴の中では、タラの精巣を使った味噌汁がうまそうでしたね。

    あれには独特のコ

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    2011年08月06日
  • 超・居酒屋入門

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    なかなかこだわりが素晴らしい。番組も面白いが、本書ではさらにそのこだわりを詳細に確認できる。(笑)各地の居酒屋でのエピソード紹介も楽しい。一人で居酒屋へ非常に行ってみたくなる本。(笑)

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    2010年07月04日
  • ニッポン居酒屋放浪記 望郷篇

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    「有意義な人生なんて、くそくらえだ。ある時は頑固に、ある時は憮然として、そしておおかたの時はぼんやりと嬉しく楽しく、私は酒を飲みたい。人生を過ごしたい」あとがき(川上弘美)より

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    2009年10月04日
  • ニッポン居酒屋放浪記 疾風篇

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    「有意義な人生なんて、くそくらえだ。ある時は頑固に、ある時は憮然として、そしておおかたの時はぼんやりと嬉しく楽しく、私は酒を飲みたい。人生を過ごしたい」あとがき(川上弘美)より

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    2009年10月04日
  • ニッポン居酒屋放浪記 立志篇

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    「『決して徒党を組むべからず』『決して長居するべからず』合間にユンケル飲んで次の店に行く太田さんを見習うべし。宿酔いという言葉がこの本にはない」あとがき(山田詠美)より

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    2009年10月04日
  • 酒と人生の一人作法

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    元資生堂デザイナーの著者が70歳を越えて、現役世代を引退した年代向けに、酒場での飲み方、酒の楽しみ方、旅先での楽しみ方等、日本各地の居酒屋紹介も合わせて、太田流人生を楽しむコツを綴ったエッセイ。

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    2025年10月25日
  • 80歳、不良老人です。

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    80歳近くなったんだ。オーディオ遍歴史、クリスマスソングの章を楽しく読んだ。函館の粋花亭、函館山、滋養軒、津軽屋食堂。宇和島のはづみ亭、愛媛の三剣、吹毛剣、七星剣、隠し剣の日本酒、菊屋のちゃんぽん。静岡の多可能、地酒萩錦、おでん。久しぶりに、ひとり旅、居酒屋旅に行きたくなった。

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    2025年08月24日
  • 超・居酒屋入門

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    久しぶりにお勉強

    わしが呑み歩くきっかけの1つに太田和彦さんの『ニッポン居酒屋放浪記』を読んだ事によって、その本に載ってある銘居酒屋が出張先で有れば、ドキドキしながら飛び込んだもんだ

    正に良い居酒屋の歴史、雰囲気、店主、女将、店員、料理、日本酒と全てを引っ括めて素晴らしい居酒屋の数々を教わってしまっちゃったから、お後が悪い

    そこからは1人で良さそうな居酒屋へ飛び込みしたり、SNS繋がりのみ呑兵衛さんをナンパして、その人の地元の居酒屋へ連れて行って貰ったりして、日本酒好きな人々、良い居酒屋、楽しい思い出(うる覚えw)と、人とお酒に大変恵まれた呑兵衛ライフを送らさせて頂いとります

    ホント呑

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    2024年10月14日
  • 酒と人生の一人作法

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    太田和彦『酒と人生の一人作法』小学館文庫。

    70歳を過ぎた太田和彦の酒と人生の楽しみ方を綴ったエッセイ集。

    大人の居酒屋道とも言うべき、居酒屋でのお作法に酒の嗜み方、お勧めの居酒屋と酒に合う居酒屋料理の数々。旅の愉しみ方、映画や趣味にレコードと太田和彦の人生の軌跡を垣間見ることが出来る。

    自分は酒を一切止めてから10年以上になるが、居酒屋やスナックを飲み歩いていた頃の楽しい記憶が蘇った。

    しかし、何故か酒を飲みたいとは思わない。居酒屋料理、珍味の類は好物である。酒を飲まずとも、居酒屋で夕食という時期もあったが、ここ数年はそういう場所からも足が遠のいている。今では週末に家で焼鳥や刺身を肴

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    2024年09月22日
  • 酒と人生の一人作法

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    文庫化されたので、再読。
    たまたまブルックナーの交響曲第8番が取り上げられていたのだが、その部分を読んでいた時のBGMがまさしくこの曲。さすがに演奏は別だったが、偶然に動揺してしまった。

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    2024年09月13日
  • おいしい旅 錦市場の木の葉丼とは何か

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    著者の影響で古い日本映画を観るようになった。下戸なので居酒屋巡りはできないが、おいしい旅なら真似できるな!

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    2024年06月16日
  • 大人の居酒屋旅(新潮新書)

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    一編はごくさらりと。それでも各土地の文化、気風を感じる文章。路傍の碑文を辿り、飲みに行きたくなる居酒屋。
    街の歴史で酒が深まる。

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    2024年06月11日
  • 人生を肴に ほろ酔い百話

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    居酒屋作家・太田和彦の書き下ろし酒飲み話。
    近年は家飲みを極める居酒屋作家の、人生終盤に差し掛かった酒の肴は「人生を振り返ること」。
    酒のつまみになる100話を収録。

    居酒屋論に限らない身辺雑記だが、読んでいて心地よい。

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    2023年09月16日
  • ニッポンぶらり旅 宇和島の鯛めしは生卵入りだった

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    8年ぐらい前に多分ナツイチのオマケ目当てに何か買おうと思ってジャケ買い(タイトル買い)した本。
    面白くない訳ではないのに読むのに何回も止まってしまってた本。
    コロナ以降ひとり旅をちょっとするようになってまた読んでみると私のひとり旅のタイプとよく合うというか共感できたり参考にしたいと思う内容がたくさんあって(実際行った街もあったし)一気に読めた。
    この本を買った頃の私はまたこの本と距離があったのかもしれない。
    続きも読みたくなりました。
    ひとり旅はいい!あ〜また旅に出たくなった。

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    2023年06月21日
  • 飲むぞ今夜も、東京で

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    居酒屋の紹介と言えば、肴と酒。居酒屋評論の大家 太田和彦氏ともなると、そこにたどり着くまでの『イントロ』から読ませる。

    例えば、こんな具合に…
    よしずの天井、黒玉砂利洗い出しの床。ごぶごぶに曲がる天然木の柱はてらてらと艶光りし、銘木でなく節のあるカウンターはもはや少し傾き、天然木を残した卓席もいい。往年の艶冶な小料理屋の風を生々しく残す店内で、酒を飲む喜びに浸れるのがここの最大の魅力だ。

    居酒屋の建築意匠の見立てを経て、ようやく生ホタルイカをアテに菊正宗の燗を口に含むとなる。

    長年全国の居酒屋にて、ひとり酒を愉しまれている御仁だけに、居酒屋の佇まいを如実に表す床・梁・カウンターに宿る優美

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    2023年03月26日
  • 太田和彦の居酒屋味酒覧〈決定版〉精選204

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    旅先で良い居酒屋を探す折に、活用しております(Kindl版を使い)。著者が、自分の足で歩いて、自腹で飲まれての取材でしょうか、太田さんの頑張りに★四つであります。

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    2023年02月16日
  • 映画、幸福への招待

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    ここ数年、旧作の邦画を観ることにハマっている
    。この本に出てくる作品は3本だけだが、映画館はどれも通っている。鑑賞の参考にしたい。

    追記。出演者名に誤記発見。最近も劇場公開されたし、ソフト化もされたので、修正できたはずなのに。

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    2023年02月06日
  • 居酒屋と県民性 47都道府県ごとの風土・歴史・文化

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    「その場所を知るには居酒屋に行け!」と言わんばかりに、居酒屋にはその土地に住む人々の県民性が現れており、47都道府県各地の県民性を居酒屋と絡めて記している本書。

    もちろん全国津々浦々全ての居酒屋を行くことはできないため、多少著者の好みは偏っているものの、居酒屋に県民性が現れるということはすごく理解ができた。何より、著者の言語化力が高く、どこか腹落ちするような表現が散見される。

    この本を読んだことで、その県を表すような居酒屋に足を運び、この目で感じ取りたいと思った。

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    2023年01月17日
  • 飲むぞ今夜も、東京で

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    太田和彦『飲むぞ今夜も、東京で』小学館文庫。

    居酒屋について語らせたら右に出る者は居ない、太田和彦の居酒屋エッセイ集。

    流麗でありながら、質素な文体でリズミカルに綴られる居酒屋の世界は何時もながらお見事。

    最初の章は『東京、今夜の居酒屋』。まるで『本の雑誌』の名物コラム『新刊めったくたガイド』のように東京の名店と言われる居酒屋が簡潔に紹介される。

    次の章は『あの店の、この一品』。東京の居酒屋の料理の逸品が紹介される。美味そうな料理の数々。

    第3章は『たまには夫婦で』。珍しく居酒屋の夫婦探訪。心なしか太田和彦が控え目なのは気のせいか。

    第4章は『荷風な酒場をさがして』。東京に古き善き

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    2022年12月15日