太田和彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全国の居酒屋を飲み歩いてきた著者による居酒屋の作法、その入門書です。僕も酒の上での失敗は枚挙に暇がないんで、できればそれをやらかす前に読んでおきたかった本です。
この本の作者は、この境地に至るまでに、一体どれだけのカネと時間を酒に注ぎ込んだのでしょうか?そんな野暮なことを考えながらこの本を読んでも、十二分に楽しめる本でございました。僕は、ここに書かれていることを文字通り体で覚えたクチでございます。それはそれはつろうございました。この本に書かれている酒は主に日本酒ですが、僕が『飲んで、飲んで、飲まれて、飲んで』いたのは主に焼酎とビールでした。それもひとりで飲む酒はほとんどといっていいほどなく、たいていは翌日の明け方まで飲み歩くと言う、そんな不埒な生活をしておりました。
でも、ここに書かれている『市井にあっての孤独』を持って、居酒屋に入って、肴をあてにちびちび飲む。こういうのみ方がいいんですよね。本当は。そして、女は生活のグレードが上がれば店を変えるのに対して、男はいくら功成り名を遂げても、自分がまだ貧乏だったときのことを覚えている、と言う記述には、読んでいてはっとさせられました。
自分にもそういうところがけっこう当てはまるので、『やっぱり酒仙の言うことは違うな』と、思ったしだいでございます。 -
Posted by ブクログ
太田さんももう80歳
この本の冒頭「70歳を過ぎた。晩年だ」
大変しっとりした始まり方。椎名誠さんもそうなったが穏やかな、のんびりした文章
人によっては淋しく感じると思う。でもしっぽりと酒を飲む生活、湯豆腐、いいじゃないか
子供の頃湯豆腐大嫌いだった。今大好きだ
鍋の野菜、いらなかった。今肉は少しでいい。白菜うますぎる
居酒屋、肉だ刺身だ。今、枝豆と小鉢だけでいい
文章に歳は出るものだと思ってるけれど、この本で感じるのは枯れではない、感じ方の変わった時間に対する向き合い方、思考の練達だと思う
昔カウンターで1人で熱燗に卵焼きをヤッているおっちゃんを見て理解出来なかったが、段々と歩み始めていると感じた。
あまり理解されないが、太田のぶ代ドラえもんもけっこうツマミになる。いい時間がいい酒である
やっと最近、わかってきた