太田和彦のレビュー一覧

  • 飲むぞ今夜も、旅の空

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    日本全国の居酒屋巡りを始めて30数年、居酒屋を文化にまで高めた太田和彦の旅エッセイ。「いい酒 いい人 いい肴」至福の時間との出会いを求めて・・・。

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    2022年07月11日
  • 居酒屋と県民性 47都道府県ごとの風土・歴史・文化

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    太田和彦『居酒屋と県民性 47都道府県ごとの風土・歴史・文化』朝日文庫。

    新書『日本の居酒屋 その県民性』を、増補、文庫化。

    禁酒して8年以上になるが、太田和彦の居酒屋関連のエッセイを読むことは禁じてはいない。

    日本全国47都道府県の居酒屋を探訪するなどなかなか出来ることではない。各都道府県の県民性や歴史、文化を紹介しながら、土地の名品や銘酒などが紹介される。各都道府県で紹介される居酒屋は数件程度で、こちらはオマケだろう。

    北海道は確かにビールが美味い。海産物などの食材と気候がビールをさらに美味く感じさせるのかも知れない。函館のいかそうめんは美味かったな。

    東北はどの県も良い酒があり

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    2022年06月11日
  • 70歳、これからは湯豆腐――私の方丈記

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    70歳を過ぎた。晩年だ。残り少ない日々をどう生きてゆこうか?今、求めるのは心の安泰だ。それを何に託そう。その答えが「豆腐」だ。70歳これからは湯豆腐だ。

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    2022年02月27日
  • 酒と人生の一人作法

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    日本酒のこと、
    居酒屋のこと、
    古い映画のこと、
    人生後半の楽しみ方、
    どれも、興味深く。

    知識深く、広がりがあり、
    慈しみも感じられる文章に
    ほろ酔いの心地よさに浸った。

    いつか会ってみたいな、と思いながら。

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    2022年01月19日
  • 家飲み大全

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    家飲みの作法、ビール、日本酒、肴を楽しむ、自分の世界。昨年来のコロナ禍で居酒屋に行けず、家飲みで我慢している現今だからこそ、この作品が登場。居酒屋作家・太田和彦が「家飲みのすべて」を語り尽くした究極の一冊。

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    2021年10月08日
  • 月の下のカウンター

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    太田和彦『月の下のカウンター』小学館文庫。

    居酒屋に限らず、故郷や街歩き、旅などをテーマにしたエッセイ集。

    しかし、何と言っても古い良い佇まいの居酒屋の紹介はもはや名人芸。時間がゆっくり進むかのような緩やかで優しい文章は肴と酒と人情を伝えるかの如く。

    執筆された時代も様々で、掲載された雑誌やPR誌も様々なようだ。

    本体価格700円
    ★★★★

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    2021年03月13日
  • 70歳、これからは湯豆腐――私の方丈記

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    まえがきに、表題に込めた意図をしたためている。

    齢70を過ぎた。仕事、家族、自分の目標等、おおよそ形になった。これから我が人生に残された日々に求めるのは『心の安泰』。その安泰を保つには何かしらの『指標』が必要。その視線に先にあったのは『豆腐』。豆腐はそれ自体でも美味い。鍋には欠かせず、最初は清らかな姿、最後はいろんな出汁を吸って、色を纏い一番美味しい姿に変わる。

    それって人間の営みそのものではないか-。『肉はいらないから、残ったその豆腐をくれ!』という人もいる。脇役な豆腐であるが唯一主役を張るのが『湯豆腐』。昆布を敷いた鍋に豆腐を沈め、ことこと煮るだけ。単純ではあるが味は奥深く、食べ飽きな

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    2021年02月07日
  • 風に吹かれて、旅の酒

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    居酒屋探訪家の日常が此処に。旅に食、映画や音楽、古希を迎えた著者が日常の幸せを綴ったオリジナルカラー文庫。

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    2020年10月29日
  • 風に吹かれて、旅の酒

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    太田和彦『風に吹かれて、旅の酒』集英社文庫。

    酒は勿論のこと、食に旅に映画、書籍や落語にジャズと様々な文化に詳しい著者のエッセイ。ゆるりと流れる小川のような軽妙な文章は相変わらず。

    著者も70歳を超えたようだ。人生は旅の如し。著者は歳に合わせた人生の楽しみ方を実践されているようで非常に羨ましい。

    このコロナ禍で思うことがままならぬ今日この頃。こうしたエッセイで非日常を楽しむのもまた一興。

    本体価格840円
    ★★★★

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    2020年10月24日
  • 町を歩いて、縄のれん

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    「サンデー毎日」に連載のエッセイに、綺麗な写真を添えたオリジナル文庫」。旅に酒肴、映画や音楽・・・。居酒屋探訪家が老いても、愉しい充実した生活を描く。

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    2020年05月13日
  • 町を歩いて、縄のれん

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    太田和彦『町を歩いて、縄のれん』集英社文庫。

    居酒屋のみならず、地方の風情あふれる街歩き、食べ物、映画や演劇、ジャズにまつわるエッセイ集。カラー文庫という体裁で、エッセイに関連する写真を収録。

    味のある文章に著者の人生の重さを感じる。様々なことに興味を持ち、良い経験を重ねることが、後々の人生を豊かなものにするのだろう。

    本体価格820円
    ★★★★

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    2023年11月28日
  • おいしい旅 昼の牡蠣そば、夜の渡り蟹

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    太田和彦、サンデー毎日連載の気ままな味探し旅シリーズ完結編。倉敷、岡山、神戸、松本、横浜、京都、鎌倉、そしてニューヨークと東京、居酒屋探訪家の最高の世界がここに集結」。

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    2019年03月05日
  • 酒と人生の一人作法

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    70すぎたら愉しくなった。「老後」を受け入れて初めて、大切なものが見えてくる。粋と喜びに彩られた“オオタ式”享楽人生論。

    下戸だから、ここに書かれていることの半分以上はピンと来ない。でもついつい読んでしまう。

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    2018年12月23日
  • おいしい旅 錦市場の木の葉丼とは何か

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    冒頭から余談をひとつ。太田和彦といえば居酒屋探訪で
    あるが、その同一線上にはハンチングを被った吉田類が
    立ち尽くす。僕は「人払いの太田和彦」「酒場実況の
    吉田類」と見立てている。

    太田氏は番組では決まって開店前に収録を行なう。
    カウンターの端に座り、地の肴に舌鼓を打ちながら
    盃の形状にはじまり店の調度品至るまでを一通り愛で、
    やおら店主と対峙する。方や吉田類は居合わせた
    客の輪に入り、番組が進むにつれて酩酊度が増し、
    お決まりのようにゴキゲンで大団円を迎える。
    御両名とも居酒屋道の王・長島のような存在では
    あるが、僕は映像もいいが、居酒屋の紹介を筆一本で
    その佇まいや酒肴を眼前に立ち上らせる

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    2018年11月24日
  • 関西で飲もう~京都、大阪、そして神戸~

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    居酒屋の達人がすすめる関西の名店30。関西の優れた食の雑誌「あまから手帖」から受け取った一本の電話から大人のための関西食文化がスタート。

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    2018年11月08日
  • おいしい旅 夏の終わりの佐渡の居酒屋

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    今回は太田氏の両親についてのエピソードがいい。


    ふと訪れた土地で思いがけなくおいしい酒や名物に出合ったりする。これもまた旅の楽しみのひとつ―というわけで、居酒屋探訪家・太田和彦が太鼓判を押す金沢・京都・仙台・佐渡・松本・東京の名店を一挙紹介。メニューはもちろん「これはうまい!」の絶品がズラリ。国内のみならず海を渡ったウィーン紀行や、思い出の母の味をつづる記憶の旅も。旅情とカラー写真に彩られたグルメ文庫、第2弾。

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    2018年10月31日
  • おいしい旅 夏の終わりの佐渡の居酒屋

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    日本全国を食べて、飲んで歩き回った太田和彦氏の絶賛する「おいしい」をカラー写真満載で紹介する第二弾。

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    2018年10月16日
  • ニッポン居酒屋放浪記 望郷篇

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    立志篇〜疾風編〜望郷篇 夏の旅行にも大きな影響を与えた(笑)。たしかに旅先ので飲み屋のはしごは楽しい。

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    2018年10月15日
  • 関西で飲もう~京都、大阪、そして神戸~

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    太田和彦『関西で飲もう~京都、大阪、そして神戸』小学館文庫。

    居酒屋探訪の第一人者、太田和彦が関西の居酒屋、割烹、バーの名店30店を紹介する酒場リポート。酒を止めて久しいが、酒のつまみは好きなので、太田和彦の著作は酒を止めてもたまに手にする。

    確かに関西の居酒屋の方が関東に比べて手の込んだ調理をするイメージがある。そういう点では大人が酒と共に料理の味をじっくり堪能出来るのは関西の居酒屋なのかも知れない。一方、割烹は敷居が高く、酒を楽しむというイメージではなさそうだ。バーは言わずもがな、酒と時間をじっくり味わう場所だ。

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    2018年10月08日
  • 太田和彦の東京散歩、そして居酒屋

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    ネタバレ

    とにかく、太田和彦さんの
    趣味、視点、語り口が好きだ。

    いつも通り、心地良く
    太田和彦ワールドに
    気持ちよくひたっていたら
    「もう一度キャンパス」の章。

    学歴について、正直に語っておられる
    ところもとても好感がもてた。

    どんな時も、人に対して
    正直に、ときに厳しく、
    ときにあたたかく向かってきた
    人だから言えるコメントもあり。

    読み応え、
    見応えある一冊だった。

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    2018年06月11日