あらすじ
取材の旅から戻ったら、さあ趣味の時間だ。銀幕のスターの演技に酔い、女流浪曲師の口演にしびれ、旅先で買い求めた蒐集品の整理にいそしむ。ワタクシ、居酒屋のカウンターに座っているばかりではないのですぞ。でもそのおかげで「独自の視点から日本の食文化に貢献」と文化庁から表彰状をいただいたんですから、世の中捨てたものじゃありません。70歳を超えてなお充実の日々をつづったカラー文庫。
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Posted by ブクログ
太田和彦『風に吹かれて、旅の酒』集英社文庫。
酒は勿論のこと、食に旅に映画、書籍や落語にジャズと様々な文化に詳しい著者のエッセイ。ゆるりと流れる小川のような軽妙な文章は相変わらず。
著者も70歳を超えたようだ。人生は旅の如し。著者は歳に合わせた人生の楽しみ方を実践されているようで非常に羨ましい。
このコロナ禍で思うことがままならぬ今日この頃。こうしたエッセイで非日常を楽しむのもまた一興。
本体価格840円
★★★★
Posted by ブクログ
引用がちょっと多いかな。
名店と呼ばれているところはいずれも混んでいたりして入りづらい。
時間とお金をかけて自分に合った店を探せれば良いのだろうけれど。