あらすじ
年を重ね新境地に達した太田和彦流生き方術。
「居酒屋の達人」こと太田和彦氏が行き着いた新境地。
70歳を過ぎ、「老後」というものを受け入れたら、初めて大切なものが見えてきた、と太田氏は語ります。
「ながく生きてきて、ものごとが見えてきた。社会的地位が高い・低いなどという価値観はとうに消えた。そういうことにこだわる人はつまらん人だとわかってきた。立身出世をはたした、経済的に成功した、それがどうした。頭がいいとか、リーダーシップがあるとかも、どうでもよいことになった。人生の価値観が変わったのだ。(本文より)
そして、一人でなにかすることに愉しみを見いだします。
一人居酒屋、一人旅、一人映画… あぁ、どれも愉しい!!
皆さまも、この太田式人生論を、是非ご賞味下さい。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
元資生堂デザイナーの著者が70歳を越えて、現役世代を引退した年代向けに、酒場での飲み方、酒の楽しみ方、旅先での楽しみ方等、日本各地の居酒屋紹介も合わせて、太田流人生を楽しむコツを綴ったエッセイ。
Posted by ブクログ
太田和彦『酒と人生の一人作法』小学館文庫。
70歳を過ぎた太田和彦の酒と人生の楽しみ方を綴ったエッセイ集。
大人の居酒屋道とも言うべき、居酒屋でのお作法に酒の嗜み方、お勧めの居酒屋と酒に合う居酒屋料理の数々。旅の愉しみ方、映画や趣味にレコードと太田和彦の人生の軌跡を垣間見ることが出来る。
自分は酒を一切止めてから10年以上になるが、居酒屋やスナックを飲み歩いていた頃の楽しい記憶が蘇った。
しかし、何故か酒を飲みたいとは思わない。居酒屋料理、珍味の類は好物である。酒を飲まずとも、居酒屋で夕食という時期もあったが、ここ数年はそういう場所からも足が遠のいている。今では週末に家で焼鳥や刺身を肴にノンアルコールビールを1本飲むくらいである。
今夜は余りにも寒いので、家で寄せ鍋を楽しんだが、ノンアルコールビールの350ミリ缶を1本飲み切れなかった。
本体価格670円
★★★★