尾田栄一郎のレビュー一覧
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トラファルガー・ローに同盟を持ちかけられるルフィ。周りの心配をよそに簡単に応じてしまうが、、、。周りの心配はごもっともなのだがルフィは昔からローのことを気に入っているように見える。それがなぜなのかは本人も分ってなさそうだが、、、でもなぜかルフィの判断の方が正しい気がする。ローはおれの買い被りかも知れないがゾロと少し同じ匂いをもった人間なような気がするのだ。とても露悪的でシャイだが打ち解けたらいいやつなんじゃないかと。ほんと買い被りかも知れないが。今後そのあたりのことが明らかになる日がくればいいのに。楽しみにしよう。そして物語は研究所内へ。シノクニという恐ろしいガスから逃げながらもシーザーの身柄
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電伝虫から聞こえた声の主を探しにパンクハザード島までやって来たルフィたちだったが、島のハードな環境や次々と現れる敵を前に捜索は困難を極める。いつのまか一味は二手に分かれ、そこへ同じ電伝虫の声を盗聴した海軍G-5白猟のスモーカー中将とたしぎ大佐たち、島からは王下七武海入りしたというトラファルガー・ローが姿をあらわした。この島は昔軍の研究所がありそこでは今シーザー・クラウンというマッドサイエンティストが子どもたちを誘拐し何やらそら怖ろしい実験を行なっている。そしてなぜか昔からルフィと敵対さけているように見えるロー。この先の四皇との闘いを見据えてルフィに同盟を持ち掛ける。ルフィはどうするのか?乗りそ
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ネタバレ前巻よりは面白かったという正直な感想。
最初はカイドウやオロチたちの非道な行いがこれでもかってほどわかり、あの冷静沈着なゾロが静かに怒るところがなんとも。人造悪魔の実のSMILEの意味がそんなふざけた意味だったなんて……。あと凶死郎親分強すぎない?
人斬り鎌ぞうの正体も明らかに。ここでもカイドウの部下クイーンのえげつなさが存分に見られるところ。ホーキンスの人質作戦ぐらいなら海賊はやるけど、中盤のミイラはやりすぎだろって思う。
中盤はビッグマムが乱入&うどん制圧まで。
ビッグマムにおびえるクイーンたちがコミカルに描かれてて面白かった。ヒョウ五郎親分頑丈すぎだろう……さすがは元やくざの親分。 -
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しらほし姫に向けて古より伝わる巨大なノアの方舟を投げつけたデッケンをホーディが刺し一度は魚人島から逸れ始めた方舟が再び島へ向かって落ちて来た。ホーディの暴走を止めようとするルフィ。同時にそれぞれ仲間たちも新・魚人海賊団の幹部たちと戦いを始める。大入道ワダツミVSサンジ&ジンベエ、ゾロVSヒョウゾウ、フランキー将軍VSイカロス・ムッヒ、ブルックVSゼオ、ダルマVSウソップ、ドスンVSチョッパー。一味たちそれぞれもルフィに負けず劣らずの《2年後》の成長が窺える。特にゾロとサンジはむちゃくちゃ強くなっている。すごい。そして卓見の王子フカボシが見抜いたホーディの正体とは…!?ホーディは環境が生んだバケ
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ために溜め込んだストレスを後半部で一気に放出させる64巻。王が囚われ、さらにはジンベエとしらほし姫、ネプチューン三兄弟までも捕らえられて、いよいよ万事休したかに見えた魚人島の未来。そこへようやく現れた麦わらのルフィとその一味たち。登場しただけなのにカッコ良く、そこだけで少しカタルシス。さらにあくまでも自分たちは囚われた仲間(ゾロ、ウソップ、ブルック)を助ける為の「私憤」を戦う理由としてて決して魚人たちを助けることが目的ではないという態度が押し付けがましくなくってとても良い。本当の海賊たちはどこまでも優しいものなのだ。いよいよこのあとルフィたちがおのおの過ごした《2年後》の成長と変化を目の当たり
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魚人島の戦いの全貌が見えて来た。人間を嫌う強硬派の「新魚人海賊団」ホーディ・ジョーンズとしらほし姫を付け狙うバンダー・デッケン九世が手を組みリュウグウ王国のネプチューン王の政権転覆を狙ったクーデターだった。それは魚人と人間の因縁深い関係から起きた内部分裂だ。その昔、天竜人を襲撃し奴隷たちを解放した魚人たちの英雄「フィッシャー・タイガー」派とあくまでも人間との共生の道を探りながら友好的に接して来た「オトヒメ王妃」派とのイデオロギーの戦いでもある。まるでここ最近のどこかの国同士の争いを見ているようだ。個人的にはそら友好的に出来ることがもちろん理想ではあるんだろうけど、現実的にうまくいってない事情が
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ついについに、長い遠回りを経て(その間何と2年!)ようやく魚人島へたどり着いた。海底1万メートルの果てにたどり着くまで様々な難関が待ち受けていた。ルフィたちを追ってきた海賊「濡れ髪のカリブー」、深海の超巨大生物「クラーケン」のスルメ(のちにルフィが命名)、幽霊海賊船フライングダッチマン号の乗組員海坊主のワダツミ、海底火山の噴火、さまざまな巨大海獣たち、新魚人海賊団など。1巻丸々使ってようやくたどり着いたそこはまさに海底の楽園と呼ぶにふさわしい場所であったが…何やら不穏な空気が漂い始める。ルフィを待つと言っていた海侠のジンベエの不在や暗躍する新魚人海賊団の影が気になる。人魚姫のしらほしの登場。尾
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麦わらの一味たちはそれぞれにルフィが送ったメッセージを受け取り2年後に再び力をつけて会おうと心に誓う。そしていよいよ2年後ー。あの日別れたシャボンディ諸島でついに再会を果たす。それぞれが充実した日々を過ごしたであろうことは想像に難くない変貌ぶり。何か一つ覚悟を経て大人になった雰囲気さえ出ている。何となく過ごす2年間はあっという間だが毎日必死で生き指折り数える700日はさぞかし長かったであろう。1人プロのミュージシャンになってる人(骨)も居たけども(それはそれで凄い)2年前とは比べものにならない程有名になりニセモノが出没する事態に見舞われた一味だったが無事に再会を果たし旧交を温める間も無く追われ
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エース、ルフィ、サボの義兄弟の絆、子ども時代がいま明かされる。それは虐げられた者たちのどデカイ権力への復讐の挽歌でもある。血筋や血統、地位などで人を判断するのではなく、あくまでもその人自身が大切だと物語は教えてくれる。それにしても権力者たちの大人から子どもまで揃いも揃って醜い顔よ。生き様は顔に出るからほんにおそろしい。確かに人は恵まれなかった自分を卑下したり、他人を見て羨んだり揶揄したりすることもあっただろう。けれどその苦しみがあったからこそ、苦しみ悩んだからこそ乗り越えた時他人の痛みが自分ごとのように分かる器量を身につけることができる。それが器の大きさを感じさせる"人物"
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ついにエースが亡くなった。そして白ひげまでも。余りのショックにルフィはそのまま気絶してしまう。最後の最後で現れた黒ひげのティーチ(やはり生きていた)が新世代の幕開けを高らかに宣言し海賊たちが一時退却しようとする。それを許すまじと執拗に追いかけてくる三大将の猛攻。万事休すのタイミングで赤犬の前に出たのは若い海兵コビーの姿だった。その命を賭してこじ開けた数秒が世界の運命を変える。赤髪のシャンクスが間に合った。体力的にもフレッシュな赤髪海賊団の登場で一気に海賊たちは引きはじめこの戦争を終わらせることに成功した。そして今明かされるルフィとエースの兄弟の絆。サボが初登場。
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続マリンフォード(海軍本部)での決戦。スクアードが白ひげを刺した。白ひげが何より大事なDの血を引くエースの命と引き換えに傘下43人の船長と海賊団を海軍側に売ったというセンゴクの口車に乗せられた結果だった。その事を一瞬で理解し対応する頭の回転の早さと器の大きさがまさに人の上に立つ大傑物だ。圧巻の王者の風格で伝わりかけた動揺を一気に沈めた。流石と言わずに何というか。そして三大将も役者が違う。特にこの巻は赤犬ことサカズキ大将が全部持っていった。青キジ、黄猿の2人が霞むくらい。ここへ来て彼がなぜ真ん中なのかを理解した。そして少し本筋とは離れるがこの三大将がビシッとスーツで決めてるからこそその下の人間も
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エースが処刑されるマリンフォードの湾内に白ひげ海賊団と海軍本部の大将たちが集結。そこにルフィと王下七武海も加わりまさに大乱戦のひぶたが切って落とされる。エースもまたゴールドロジャーの血を引く息子として多難な人生を歩んできたようだ。その時に白ひげに拾われて親父と呼ぶほど心酔するまでのストーリーがまた素晴らしい。そして海軍大将赤犬のモデルが「仁義なきの」の時の菅原文太だとは気づかなかったが、確かにそうだ、(役名)広瀬省三だ。いいチョイス。これがキッカケで若い人が昔のものに興味が出たら嬉しいなあ。とても良い影響。良いものはいつ見たって良い。あとあるとしたら健さんか永ちゃんか三船敏郎かなあ。植木等や三