尾田栄一郎のレビュー一覧
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ルフィVSカタクリ。ビッグ・マムからの逃亡。ウェディングケーキ完成。
とホールケーキアイランド編閉幕の89巻。表紙がかっこいい。決着の場面。
ルフィVSカタクリの戦いに水を刺すフランベがとにかく邪魔。勘違いお姫様は退場お願いします。余計なことはしないでほしい、マジで。せっかくの名バトルだったのに。
ついに完成したウェディングケーキ。これを食べさせるために奮闘してきたサンジとプリン。あ、シフォンも。結婚式で三つ目を褒められてからサンジにベタ惚れのプリン。彼女もカタクリと同じように、他人に作られたイメージでしか見てこられなかった鬱屈の塊だったのだと感じました。心の底から美しいと言ったサンジの言葉は、彼女が望むことを諦めていたものだったからこそ、何よりも響いたのでしょう。スケベ心ありきだったりするんだけど、その分混じり気無しの一言ではある。どこでも「恋はいつでもハリケーン」なのです。
二人の別れのシーンは、余韻を残すものなのだけど、ハート目になったのがなぁ。爪先立ちで暗喩させるのは、「タッチ」から連なる王道にして伝説で、とても好きなんですけどね。ま、サンジなので仕方ないか。いいシーンであることは変わりないし。 -
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ビッグ・マム暗殺失敗。
ここから怒り狂う四皇と、海賊団から逃げ出すこととなりました。なりました、と飄々としている表現ですが、かなり真剣に逃げなければならない。脳内ではRPGのタイムリミットイベントのBGMが再生されました。FF5かな、タイムリミットで思い出すのは。カルナック城のアレです。リボン獲得とデスクローのラーニングに必死のアレです。
ここで魚人島の玉手箱が活躍するとは。逃亡に大きく貢献するけども、ビッグ・マムをより強化してしまいましたが。
圧倒的戦闘力、巨人族の「威国」を使いこなし太陽と雷雲を僕にするビッグ・マムの攻撃をいなしながら逃げ続ける麦わらの一味ホールケーキアイランド潜入組。
ナミが雷雲ゼウスを手玉に取るのが楽しい。ナミの女王気質って、搦手戦術として出ると楽しいです。ビブルカードもそうでした。
ビッグ・マム海賊団の攻撃に耐えきれなくなってきた状況を打破するために、ペドロが己の命を投げうちます。決意と覚悟を持ってゾウから同行した彼。この時、この場所を求めるための旅であったのだな。仲間のためというよりも、もっと大きなもののために命をかけたペドロ。世界や未来への犠牲となることを選んだ彼の覚悟には、経緯は払うものの、感涙することはないかなぁ。
ルフィたちが直面しているものと、この裏この先で動いているだろうもの。そのつながりが見えているようで見えていないのです。物語が進めば、ここの死が意味するものがわかってくると思うので、その時に振り返って涙するかもしれない。
カタクリVSルフィ。10億越えの賞金首とのタイマン。覇気使いであり、もちろん悪魔の実の能力者。ゴムゴムの上位互換のモチモチの実。ガトリングをただの連打で腕が増えたわけではない、と言ったのはエネルだったか。腕を増やしてみせたのがカタクリです。
これは強いぞ。このシーンで上位互換であると確信。さあ、勝てるのか。ここでカタクリを止めるために殿として残ったルフィ。勝たないとどうにもならんぞ。
完全に既出だと思うけど、予測変換のエネルギーでエネルの由来か、と。戦ってる最中にもナミが言っていたような。長いお話なので、そういう気づきもある。いつも新鮮に気付けます。 -
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ビッグ・マム暗殺に必要なのは「マザー・カルメル」の写真への攻撃。ビッグ・マムが何よりも大切に想っているマザーとは何者?
といったところで、過去へ。
人間離れした巨体のリンリン、のちのビッグ・マムを持て余した両親。捨てられた彼女を引き取ったのがマザー・カルメルでした。
マザーからの愛情をたっぷり受けて育ったリンリン。ただ、ある日突然マザーはリンリンの前から姿を消してしまいます。
マザーを探し続けるリンリン。だけど、彼女は姿を現しません。なぜなら、リンリンが食べてしまったから。
直接の描写はされてないけど、状況を考えるとそういうことなんだろうな、と思う。悪魔の実の能力が移ったのも、そういうことなのか。そうやって移行するとは明言されていないけども。恩人であるマザーを失った悲しみが、ビッグ・マムの弱点になっている。そう言うと悲しみがあるのですが、欲望のままに我を忘れてしまった結果のことなので、同情はできないか。人喰いだし。しかし、リンリンに倫理を教えず成長させたのはマザーなので、自己責任でもある。
そもそも、マザーは孤児引き取って人身売買行っていた悪人なので、天罰でしょう。
裏の顔はリンリンは一欠片も知ることはなく、どこまでも優しいマザーのままなのが、皮肉ではあるけども。
ビッグ・マムが作り上げたい全ての種族が仲良く暮らせる世界。その根っこにあるのがマザーとの日々であるならば、虚構の日々を見せられていたのであり、壊してしまったのは無意識であっても自分自身。
理想や思想でなくて、欲望で作り上げようとしている世界か。全てのものに命が宿っているホールケーキアイランドは、夢の世界かもしれないけど、気色悪さがあるのはそういうところかもしれない。
夢と魔法の国なんだけど、あの空間も非日常だからいいのであって、日常になるとしんどいものな、多分。ユートピアであるけど、その裏にある闇は深いビッグ・マムの理想郷。
「ONE PIECE」の社会は、表と裏の差が激しい。ディストピア世界なんだよな、と思う。
クロコダイルが作ろうとしてたアラバスタ。ドフラミンゴのドレスローザ。ビッグ・マムのホールケーキアイランド。何より天竜人がそのものだし。
そいつらをぶち壊し続ける麦わらの一味。そこが魅力の一つですね。 -
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ジェルマの科学技術だけを手に入れたビッグ・マム。ビッグ・マム海賊団を後ろ盾にして北の海征服を目論むジェルマ。サンジ奪還の麦わらの一味。それぞれの思惑が絡み合うサンジとプリンの結婚式。
そこにビッグ・マム暗殺というベッジの陰謀まで加わって、とことんカオスになってしまったホールケーキアイランド。
3つのポーネグリフを写し取ったブルック。彼が今回の影のMVPではないでしょうか。潜入イベントでエクストラミッションこなすというのは、初見では難しいのですが、やってのけました。パンツ見せてあげてもいいんじゃないか?10万ベリーで。
結婚式の真相を裏プリンと同時に知ってしまったサンジ。
自分の大切な人たちを守るために、その仲間たちを裏切ってしまった先に待っていたのは、ひとときでも信頼をした人からの裏切り。
ちょっと心が無事ではいられない。この場面が雨の中なのは、サンジの心中だろうし、ライターに火がつかないのは、心が火が消えてしまった表現なんだろうなと思います。
だからこそ、どこまでも自分を信用してくれていたルフィとの再会に涙してしまったのでしょうね。麦わらの一味が自分の居場所なんだ、と再確認です。 -
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ルフィとサンジの決闘の84巻。
仲間を救うために自分を犠牲にするというサンジの決断。ロビンが過去にエニエス・ロビーでやったことと同じだ。この時にルフィだけでなく、仲間たちがそんな決断をしたのか知らないわけでもないだろうに、同じことをしてしまう。サンジ自身も当事者だったのに関わらず。
自分一人が犠牲になれば、ルフィの夢は叶えられる、ということを考えての決断なのだろうけども、ルフィの夢には仲間がいることが大前提であるのだから、サンジをあきらめるなんてことはあり得ない。それでも、誤った判断をしてしまうほど、自分よりもルフィや仲間たちのことが大事なのだな、と。
ビッグ・マムのやり口がヤ●ザ丸出し。自分自身が危険に晒されるでなく、近しい存在を処刑するというのは、なんとも効率的で効果的なやり口。自分の実力に自信があって、海を渡ってきたという人間であればこそ、守るべき存在が危機にあるというのは、耐えきれないものか。
任侠の香りが強くなってきた新世界のONE PIECEですが、任侠の闇の部分が出ているビッグ・マムです。血縁関係をことさら重視するのも、切ってもきれない繋がりを持つことで、束縛したいからか。
ここから、抜け出すことのできたローラってすごいな。しかも、ポジティブだしな彼女。いい女です。女傑ですよ。 -
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サンジ奪還のためにホールケーキアイランドに上陸したルフィたち。
魅惑の森で、ビッグ・マムの部下たちの手痛い歓迎を受けます。ブリュレとクラッカー。3将星という称号持ちなので、クラッカーはビッグ・マム内でも幹部クラスとは思うのですが、かなりの強さ。
この時点でギア4を使わないと互角に戦えないって、海賊団全体の強さが半端ない。しかもまだ緒戦というね。さすが四皇。
サンジの出自はヴィンスモークという戦争屋でした。その中で落ちこぼれ扱いだった彼が、どうして東の海でコック見習いをしていたのか。過去が気になるところですが、なんだか虐待の予感。サンジの親も兄弟も碌でもない奴らっぽくて、いやになります。
潜入中のブルックとペドロ。不穏さを隠しきれないベッジ。久々登場のジンベエ。
役者は揃ったのかな。ホールケーキ上陸から、強さが半端ない展開。四皇倒せるの? -
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一区切り
戦闘シーンは分かりづらいが、カイドウ戦の決着はカタルシス。戦闘後の国の行方や世界情勢の変化もワンピース自体がクラマックスに近づいていることがビンビン伝わってくる。