原泰久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
桓騎という男の異質さが、ここまで鮮明に描かれた巻はなかったと思う。67巻では、李牧の包囲網に追い詰められた秦軍の中で、桓騎が見せる不可解な布陣から始まる。まるで無意味に見える動き――だがそれは、敵の焦りを誘う巧妙な策だった。彼の戦は常に“常識の外側”で行われていて、何を考えているのか分からない怖さがある。だが今回は、それが戦術のためだけでなく、彼の生き方そのものと結びついているように感じた。
物語の後半では、ついに桓騎の過去が語られる。
砂鬼一家のもとで育ち、奪われる側の人生を歩んだ少年時代。捨てられ、売られ、見捨てられたその経験が、彼の“奪う者”としての哲学を形づくっていた。桓騎の残虐さは -
ネタバレ 購入済み
成せり
王と公主の決断、胸に迫った。
ここまで姫の性格などをある程度描いてきたからこそ
というのもあるが、王の言葉も決して情けないなどと
思わせないものがあった。