原泰久のレビュー一覧

プチクライマックス。　

これまでの流れを踏襲しながら、重いエピソードなのに軽快に描かれていて、読んだ後も何度も思い出すほど面白かった。

秀逸

えんせいがサイの民の前に登場したとき、大王を見れただけでとんでもなく感動してるのを見ると、大王がどれほど大きな存在だったのかが分かりますね。個人的にえんせいが民を鼓舞して戦わせたシーンはキングダムの中でもトップ５に入るくらい好きなシーンです。

山の民は大事な戦闘中にそれをほっぽり出してこっちを助けにきたわけですが、よくそれができるな、といった感じです。
とんでもない金や報酬がもらえないと割に合わないですよね

民の異常な士気の高さに違和感を覚えるりぼく。大将軍がいてもこうはならない。それを思ったりぼくはまさかの可能性も視野に入れるのは、さすがです。

ろうあいってのはあの呂不韋も恋した絶世の美女といわれる太后にふさわしい男なのか？？下半身だけで手に入れられるほど簡単でいいのか。。

呂不韋の「金」で豊かにすることで戦争をなくさせるというのは理にかなっているし、実際現実で西洋諸国がやっていることも同じでしょう。

昌平君が呂不韋を裏切ったことで結果的に呂不韋は負けることになったわけですが、これは物語の最後に昌平君が秦を裏切る伏線なのかも。。