高橋健二のレビュー一覧

  • ゲーテ詩集

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    若さと、
    気恥ずかしさと、
    うつくしさと、
    力強さ。

    いろんなゲーテに出会える一冊。
    ふと、心を救ってくれたりします。



    生ある限り、憂いは去らず。

    友よ、ただ生きよ、ただ歌い続けよ!

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    2010年08月13日
  • 幸福論

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    CREAという雑誌の読書特集で、中谷美紀が「読んでいて幸せになる1冊」と書いていたのが妙に心に残り、うん十年ぶりに読み返してみました。

    ヘッセを読んでいたころって中学生くらいで、文学少女を気取ってスタンダールとかトルストイとかカミュとか太宰とか芥川とか、とにかくそういう背伸びした読書がマイブームでした・・・いや、今思うとハズカシいですけど
    (どこまで内容を理解していたのかは不明ですが(^^;)

    すっかり忘れさっていたので、今回は新たな気持ちで読みました

    まあ、どれもこれも丁寧に書かれていること!
    この人は本当に一字一句、言葉を文字を大切にしているのだなぁと感心ばかりしておりまし

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    2010年06月05日
  • ゲーテ詩集

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    跳ねるような情熱と、生命という熱の重たさ、その両方が同居し、派手に暴れまわる世界。
    躍動感ある言葉でうたわれる愛の詩は、慣れない者には少々気恥ずかしさもあるものの、夢中で生きるとはこういうことかと思わせてくれる。
    心弾む旅のお供に。ぜひ。

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    2010年06月04日
  • 郷愁

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    すべてがとても美しい小説。
    夜のボート、素敵な親友、好きな女の子、心の美しい子供と病人
    本当に何もかもがきらきらして感じられます。文章も取り上げてるものも美しい。青春の瑞々しさ、あらゆる愛情。
    訳も読みやすくて、60年代のものらしい少し古風で丁寧な言い回しが小説とぴったりですごく良かったです。

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    2010年02月09日
  • 幸福論

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    ゆっくりと、かみ締めるように読むことを要求されるような文章だけど、そうして読んだ時の感動は深く、心の底に広がって、他の本では得られない共感がありました。

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    2009年12月10日
  • ゲーテ詩集

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    大学での授業で美術史を取り、そこで持物や象徴のことを勉強した後で読み返すとまたさらに「おおう」と納得。
    はじめて読んだのは高校時代で、今思えばそれでよかったなあと思います。

    全ての階級を通じ最も気高い人は誰か。
    一番幸福な人は?

    忘れないでいよう。

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    2009年12月02日
  • ゲーテ詩集

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    詩は萩原朔太郎と高村光太郎くらいしか合わない・・・というかさっぱり分からなかったのですが、なかなかどうしてちょくちょくピンとくるものがありました。
    かなり恋にのめり込むタイプの男性だったようですね。恋の詩が多い。
    そしてそういうのはことごとく私に合わない。
    あ!でも胸張ってるシングルマザーの詩は良かったです。

    結局、詩ってフィーリングが合うかどうかの気がする。
    ランボーとか中原中也とか、ああいう繊細さの極致みたいなんサッパリ分からんもん。

    09.11.05

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    2009年11月06日
  • 荒野のおおかみ

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    タイトルが「共同体の中で友愛関係を失い追放された異人である人狼」を連想させ、ぱらぱらっとめくったページに書いてあった、
    「今夜4時から魔術劇場
    ――入場は狂人だけ――
    入場料として知性を払うこと。
    だれでもの入場はお断り。ヘルミーネは地獄にいる。」
    「ハリーの死刑執行」
    などに心惹かれたので読んだ。
    序盤のハリーの心理描写などがよかったが、途中退屈して読むのを中断していた。
    2006年の秋頃の精神的につらい時に読んで90ページくらいで中断し、また今年の9月に入ってから読んでいたが、退屈するところは同じなようで、90ページ目くらいで数日放置し、その後、1日30〜40ページくらいのペースで読み、今

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    2009年10月04日
  • 知と愛

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    「ナルチス(知)とゴルトムント(愛)なら、君はゴルトムントだね」
    って、全然知らない人からメッセで言われた。
    で、読んだ。
    確かにそうだと思った。

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    2009年10月04日
  • 知と愛

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    敬虔な修道士のナルチスは、奔放なゴルトムントに
    「自分の本質に逆らった生き方はするな」と教えた。
    それが教会の教えからかけ離れた破天荒な人生であっても。
    残したものはいくつかの彫刻。
    それでも、自分のしたいことに逆らわずに生きたゴルトムントは幸せだったのかも。
    やりたくないことして一生送るよりいいな。

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    2009年10月04日
  • クヌルプ

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    クヌルプと3つのエピソード。
    終わり方がとってもまぶしい。雪が光をうけてキラキラ、目に浮かぶようだ。
    生きやすいって、なんだろう。
    「それで何もかもいいんだね?何もかもあるべきとおりなのだね?」

    09.02.14 再読
    すきだー。

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    2009年10月07日
  • 荒野のおおかみ

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    最後に向うほどに面白い!ってすごいことだな。
    読み終えたら自分も一つ強くなったような、そんな気がしてしまう本。
    自分だけじゃないよ、と。
    こういう人いっぱいいそうー。

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    2009年10月07日
  • ゲーテ詩集

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    ゲーテの鮮烈なる詩を詰め込んだ詩集。

    彼のその独特で繊細な美しさを描き出した詩は
    どこか我々の心をつかんではなさない。
    個人的には大好きな人です。
    この作品に触れてみると、ゲーテの作品をもっと読みたくなることでしょう。

    オススメの作品です。

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    2009年10月04日
  • 荒野のおおかみ

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    読むのに非常に時間がかかった。話が現実と幻想を行き来しているし、第一人称で描かれているし、構造がムヅカシかった。もちろん読みごたえ十分。この作品は世界へむけて描かれたものなのかな。主人公は既読の「デミアン」「シッダールタ」「知と愛」と同じく、現実世界の背後の永遠の世界を求める、というようなヘッセ自身の投影なのだろうけど、悟るのではなく現実社会に打ち砕かれる、というところがこの作品の特徴。近代世界への強烈な揶揄というか。
    最後の狂気じみた劇場での幻想の場面の、言葉の使い方が美しい!!これは翻訳の高橋さんの手柄なのかな。やっぱりドイツ語で読んでみたい。

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    2009年10月04日
  • ゲーテ詩集

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    向学心に燃え、たゆまぬ努力によって、生涯、自らの宇宙観を拡充していったゲーテの作品は、尽きざる泉にも似て、豊富多彩をきわめる。喜怒哀楽、叡智、恋……人間性への深い信頼にささえられ、世界文学に不滅の名をとどめるゲーテの抒情詩を中心に、物語詩、思想詩の代表的な作品を年代順に選び、彼の生活を背景に、その大宝庫を楽しむことができるよう編まれた独特の詩集である。

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    2009年10月07日
  • メルヒェン(新潮文庫)

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    「アウグスツス」「詩人」「笛の夢」「別な星の奇妙なたより」「苦しい道」「夢から夢へ」「ファルドゥム」「アヤメ」「ピクトルの変身」

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    2009年10月07日
  • ゲーテ詩集

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    実は泉声楽やってるんですよ、んで1度読んでみようかなーとか思って手を伸ばしたら意外と嵌ってしまったとか。
    個人的には老後?の方のが好みだったりするんだけど、は、激しいよげーて!

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    2009年10月04日
  • クヌルプ

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    現実を超えることを模索していた時期に出会ったので、忘れられない作品の一つ。ヘッセの後期作品は全てそうです。

    最後にでてくる神さまとの対話がいい。

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    2009年10月04日
  • デミアン

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    ネタバレ

    序盤の、主人公がクローマーに虐められて、誰にも相談できずに子供の狭い世界の中で苦しむ様は、私の幼少期と重なる部分があり引き込まれた。狭い世界で悩みを抱える時間が人生で最も苦しい時間だったという旨の記述にも共感できた。
    それ以降は神学や宗教学への理解がないと真にヘッセの思想を理解することは難しいなと思った。オルガン奏者の子が途轍もなく変人であることが主人公と解釈が一致していたのはちょっと安心した。

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    2025年12月11日
  • 車輪の下

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    難しい 
    ヘルマンヘッセの文章、綺麗で良いなーと思った
    もう少し時間の余裕のある時に読み返して、感想を書きたい

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    2025年11月29日