高橋健二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレゲーテの格言についてまとめられた書。
とても深く、納得させられる言葉が多々ある。
・利己的でない好意的な行いが、最も美しい利子をもたらす
・生き生きした天分を恵まれながら、実際的な意図をもって手近なことを忘れぬ人は、この世の最もひいでた人である。
・誠実に君の時間を利用せよ!何かを理解しようと思ったら、遠くを探すな
・人間は現在を貴び生かすことを知らないから、よりよい未来にこがれたり、過去に媚びを送ったりする
・いや遠くさまよい出でんとするか。見よ。善きことはまこと近きにあり。幸福をとらえるすべを知れ、幸福は常に手ぢかにあれば。
・しっかり立って、身のまわりを見よ。有能なものに対して、この世界はだまってはいない。なんで永遠の中にさまよい出る必要があろう!自分の認識することは、手につかむことができる。
・新聞を読まなくなってから、私は心がのびのびし、ほんとに快い気持ちでいます。人々は他の人のすることばかり気にしていて、自分の手近の義務を忘れがちです。
・いかにして人は自分自身を知ることができるか。観察によってではなく、行為によってである。汝の義務をなさんと努めよ。そうすれば、自分の性能がすぐわかる。
・偉大なもの、美しいものを、進んで喜んで崇めることは、私の天性である。そして、この素質を非常にすぐれたものに接することによって、日々刻々養い育てて行くのは、あらゆる感情の中でこの上なく幸福なものである。
・自由に自分自身の幸福を鍛えることにより、この上なく美しい平和を一体なにがわれわれに与えるか。
・年をとればとるほど、人は活動しようと思うなら、一層自分を制限しなければなりません。気をつけないと、色々の縁のうすいことに気をとられて、ただ興味や批評を事として、精神と肉体の力を空しく雲散霧消させてしまいます。
・人間はその制約されない努力が自分に制限を定めないうちは幸福になれない。
・有能な人は常に学ぶ人である
・有能なものはまちがっていても、毎日毎日家から家へ働きを及ぼす。
有能なものが、ほんものであったら、あらゆる時代を超えて働きを及ぼす。
・気持ちよい生活を作ろうと思ったら、済んだことをくよくよせぬこと、滅多なことに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ、人を憎まぬこと、未来を神にまかせること。
・あせることは何の役にも立たない。後悔はなおさら役に立たない。前者はあやまちを増し、後者は新しい後悔を作る。
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Posted by ブクログ
ネタバレあんまり格言集とか読んだことがなかったんですが
たまにはと思い読んでみました。
途中まで…愛とか,人間性とか,宗教とか…あんまりピンと来なかったんですが…。
「うーん,確かに,いいこと言ってるんだろうな,でも琴線に触れるような感覚はないなー」と思いながら読み後半へ突入。
「人生について」「経験の教え」「人生の憂鬱」あたりに差し掛かったら,あれ,面白い!と思えてきました。
思うに,自分が抱えてる問題や悩みに近いことだったりすると,
ハッとさせられるんでしょうね。
格言集に実用性を求めるなら,ただダラダラと最初から最後まで読むよりも,悩んだときに自分の悩みに近い部分を読む,それがいいのかもしれません。
これから,繰り返し読む本になったらいいなーと思います。
いわゆる「哲学者」の本とは違い,説教臭くも無く,読みやすくて面白い本でした。 -
Posted by ブクログ
ヘッセは「デミアン」しか読んでおらずまた記憶も曖昧な中、新聞記事で見かけ気になったので読んでみた。ゴルトムントがナルチスによって目覚めて放浪の旅をはじめてからの年月が頁を割いているが、ゴルトムントの傍らにはいつも愛が、つまりナルチスがいたということ。それがヨハネの像に結びついた場面を読んで、愛と芸術を心に抱きながらも表わそうとしたものが精神のひとナルチスだということに心震えた。終盤の対話で「自分を実現する」という部分があったがとても興味深くて夢中で読んだ。これまでの物語によってこの対話がより際立っていた。
(素晴らしい読書体験だったのは間違いないのですが、やっぱりどうにも難しくて何一つ理解できていないのではという不安でいっぱいです。また、間をおいて最初から再読しようとおもいます。)
2011/05/13