高橋健二のレビュー一覧
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この訳を「メルヘン」じゃなくて「メルヒェン」にした高橋健二はエライ!!どっからどーみても絶妙にメルヒェン。穏やかで情熱的な話の展開とか、優しい登場人物がいまいち甘やかしてくれないところとか、どーにもドイツ文学。なにより美しい。
アウグスツスが一番人気みたいですが、わたしは詩人がとても興味深かったで...続きを読むPosted by ブクログ -
誰からも愛される子に、という母の祈りが叶えられ、少年は人々の愛に包まれて育ったが──愛されることの幸福と不幸を深く掘り下げた『アウグスツス』をはじめ、大人の心に純朴な子供の魂を呼び起こし、清らかな感動へと誘う、最もヘッセらしい珠玉の創作童話9編を収録。
9編の物語に共通しているのは、死へと向かって...続きを読むPosted by ブクログ -
若さと、
気恥ずかしさと、
うつくしさと、
力強さ。
いろんなゲーテに出会える一冊。
ふと、心を救ってくれたりします。
生ある限り、憂いは去らず。
友よ、ただ生きよ、ただ歌い続けよ!Posted by ブクログ -
跳ねるような情熱と、生命という熱の重たさ、その両方が同居し、派手に暴れまわる世界。
躍動感ある言葉でうたわれる愛の詩は、慣れない者には少々気恥ずかしさもあるものの、夢中で生きるとはこういうことかと思わせてくれる。
心弾む旅のお供に。ぜひ。Posted by ブクログ -
すべてがとても美しい小説。
夜のボート、素敵な親友、好きな女の子、心の美しい子供と病人
本当に何もかもがきらきらして感じられます。文章も取り上げてるものも美しい。青春の瑞々しさ、あらゆる愛情。
訳も読みやすくて、60年代のものらしい少し古風で丁寧な言い回しが小説とぴったりですごく良かったです。Posted by ブクログ -
大学での授業で美術史を取り、そこで持物や象徴のことを勉強した後で読み返すとまたさらに「おおう」と納得。
はじめて読んだのは高校時代で、今思えばそれでよかったなあと思います。
全ての階級を通じ最も気高い人は誰か。
一番幸福な人は?
忘れないでいよう。Posted by ブクログ -
クヌルプと3つのエピソード。
終わり方がとってもまぶしい。雪が光をうけてキラキラ、目に浮かぶようだ。
生きやすいって、なんだろう。
「それで何もかもいいんだね?何もかもあるべきとおりなのだね?」
09.02.14 再読
すきだー。Posted by ブクログ -
最後に向うほどに面白い!ってすごいことだな。
読み終えたら自分も一つ強くなったような、そんな気がしてしまう本。
自分だけじゃないよ、と。
こういう人いっぱいいそうー。Posted by ブクログ -
ゲーテの鮮烈なる詩を詰め込んだ詩集。
彼のその独特で繊細な美しさを描き出した詩は
どこか我々の心をつかんではなさない。
個人的には大好きな人です。
この作品に触れてみると、ゲーテの作品をもっと読みたくなることでしょう。
オススメの作品です。Posted by ブクログ