高橋健二のレビュー一覧
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個人的にこの手のおとぎ話的なものはあんまり好みでは無いので、少し評価は辛目かも。
でも最初と最後から二番目の作品は、少なくとも当方にとっては現実感が感じられ、なかなかによろしいかと。まぁ若干道徳臭が強すぎて教科書的かもしれませんが、この作家の特徴なんでしょうかね、何かそんな気がする。
そしてそれは日...続きを読むPosted by ブクログ -
品が良いのは原文なのか、はたまた訳なのかどちらかは測りかねますが、日本人好みでいかにも教科書に出てきそう。
内容は正直うんっ?というのが正直なところ。純と言えばそれまでですが、いくらなんでもナイーブ過ぎませんかね?
もしかすると時代が変わってしまったということかもしれませんが。Posted by ブクログ -
孤独を愛することは誰かに依存してはいけないんやと、思う。クヌルプはけっこう自分勝手で自分大好き人間やから、孤独とはちょっと違うのかもしれない。人の好意をどう思ってるのかなとはめっちゃ感じたし、そばにいたくないタイプかなーと思ってしまったですよ。Posted by ブクログ
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ヘッセの出世作。成長小説。アルプス生まれの自然を愛する主人公が、都会に出て様々人と出会い、別れを繰り返し成長して故郷に帰る。
故郷が田舎で現在東京に住んでいる自分も読み終えて郷愁を感じた。薄い本だが、翻訳でもありすらすら読める感じではない。Posted by ブクログ -
高校時代に読んだ。「車輪の下」よりは、読み易かった。この本も、その頃読んだので、残念ながら、ほとんど覚えていないが、こういうものが純文学なのだと思った。
こころを描く小説があるという事を知った。
もう一度読んでみたい。Posted by ブクログ -
『光の多いところには、強い影がある』(「ゲッツ」第1幕から)
本当は原文で読むことでニュアンスが伝わるのだろうけど。おおまかに分類されているものの、前後の文章が無いと分かり難いと感じる格言があるように思う。Posted by ブクログ -
人生にはある程度年をとったからわかってくることも多い。ヘッセの郷愁は年をとった今だからこそ理解が進んだんだろうと思うが、ヘッセの若い頃の作品と知り驚いた。心理描写も多く読みやすい作品ではないし、とっちらかっているのは否定できないが、若者の成長については本質をついている。Posted by ブクログ
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エリートコースを進む主人公の人生の歯車が少しずつ狂っていく、という大筋は「車輪の下」「デミアン」と似ているが、本作はそこまで暗さがなく、青春時代の楽しそうな描写が多い。放浪するに至るほどの苦悩ではないように感じて、あまり感情移入はできなかった。Posted by ブクログ
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ドイツの叙情詩人が挑む『知らない人についてったらえらい目に遭った』アンソロジー。
『 別な星の奇妙なたより』だけ好き。ろくでなしにも矜恃くらいあるんだってとこがいい。Posted by ブクログ