原卓也のレビュー一覧
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ネタバレ名著であり、とても面白いと評判の本作をいつか読みたいと思いながら、買ったまま読めずにいた。
読み始めてみてやはり、登場人物の名前がロシア名なだけに覚えづらく、先に漫画版を読んだ。
無神論者イワンの考え方が面白い。神がいるならなぜ助けてくれないのか。いかにも異常者として成長しそうなスメルジャコフ話も面白い。
対して、フョードルは清々しいほどのクソ野郎でありながら、イワンやアレクセイに嬉しそうに語りかける無邪気さもあって憎めないところもある。
一番面倒くさいのはドミートリイ。フョードルがクソ野郎なのはごもっともだが、ドミートリイもドミートリイだ。
第一編・ある家族の歴史
カラマーゾフ一家の紹 -
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ネタバレイワンはスメルジャコフを3度訪ね、ついに真犯人はスメルジャコフだったとの供述を得る。しかしそれはイワンが心の底で父親の死を願い、父が殺される状況を作り出したからなのだと刷り込まれ、イワンは譫妄症になって精神的に錯乱する。一方スメルジャコフは自殺し、ミーチャの公判は波乱の末、有罪が決定する。
イッポリートの論告が長くて、弁護人フェチュコーウィチの方は長くてもまだ引き込まれて読めたんだけど、それでも有罪になるんだな…と思った。たしかに一つ一つの証拠は不利ではあるけれど事実を決定的に示唆するものはなかったのに。裁判の話のやりとりから、当時のロシア社会の状況や問題意識が見え隠れするようだった。農奴制が -
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ネタバレゾシマ長老が亡くなり、その遺体が腐臭を放ったことで人々は長老を侮蔑し、アリョーシャは傷つく。一方、グルーシェニカを手に入れたいミーチャは金の工面に奔走するがうまくいかず、そのうちにグルーシェニカはかつての恋人の元へはしってしまう。ミーチャは父フョードルのところへグルーシェニカが行ったのではないかと疑い、父の家に忍び込んで様子を伺ううちに、老僕グレゴーリイを殴り瀕死の状態にして逃走する。グルーシェニカを追っていった先で、その心を掴んだ矢先、彼は父親殺しの嫌疑で取り押さえられる。
たしかにミーチャの視点で読んでいた段階では父親は殺していないのに、状況証拠としてはミーチャが殺したとしか思えない状況 -
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ネタバレ文庫本上巻にして667ページあった。修道者の三男アリョーシャを中心に、頽廃的な父フョードルや長兄ドミートリイ、虚無的な次兄イワンとのやりとりを描く。妖婦グルーシェニカをめぐる父と兄のゴタゴタや、敬愛するゾシマ長老に対する家族の不敬の数々に巻き込まれるアリョーシャが不憫すぎる。イワンとのやりとりは、聖書を深く踏まえた上でのニヒリズムや自由の苦しさについて、深いと思ったけれどもう一度ちゃんと読まないと全部は理解できてない気がする。無垢で無辜の幼い子どもを残虐に殺す大人たちでさえ赦されるというなら、それはいっそ救いではないし、生きるためのパンのために自由を抛つ弱い人間が大多数なのだから、イエスの与え
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Posted by ブクログ
トルストイズムに触れたくて読んでみたけど、個人的には読みやすかった!
前半は眠くなることしばしば、、という感じだったが、後半慣れてくると章が細かく分かれており、分かりやすく論理が展開されていると思った。
基本なるほどなーと素直に受け取りながら読めたけど、トルストイが説く「自己犠牲の愛」だけは共感できなかったな。
これは自己犠牲に反発を覚える自分の人生経験があるからだと思うけど…彼が印税で稼いだお金を受け取らず奥さんと喧嘩したことを思い出した。
聖書の再解釈ともいえる内容、極端に思える箇所があるかもしれない。けれど、彼が歩んだ人生を通して実感を伴ってたどり着いた思想の極致なのだろうと納得する