原卓也のレビュー一覧
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ネタバレ読み終えてから感想を書くまで間をあけすぎて細かいところを忘れてしまったが、珍しく最初から最後まで一日で読み終える面白さだった。
特に、ドミートリイが金を工面するために最後の頼みの綱としてホフラコワ夫人にお願いするのだが、夫人はひたすらあなたには鉱山しかないわ!金鉱をたくさん見つけて儲けて、実業家になるしかないわ!と、鉱山をゴリ押ししていて面白かった。
第五編・プロとコントラ(続)
イワンにチェルマーシニャへ行けという意味深なスメルジャコフの警告。ドミートリイに合図を教えてしまったと告白。手筈は整った。
第六編・ロシアの修行僧
ゾシマ長老の生い立ちから、今に至るまでの流れ。
アレクセイ・カ -
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562P
カラマーゾフの兄弟上巻の後半と下巻が面白かった。
「なかでも最後の質問はいちばん致命的だ、それにたいしては、「多分、小説を読んでいるうちにおわかりになるでしょう」と答えるほかないからである、が、もし小説を読みおえても、そういうことがわかってもらえず、わがアレクセイが傑出しているという意見に賛成してもらえなかったら、どうしよう? こんなことを言うのも、悲しいことながら、私にはそういう見とおしがついているからなのだ。彼は私にとって注目すべき人物なのだが、はたしてそれを首尾よく読者諸君に証明できるかどうか、それははなはだもって疑わしい。問題は、彼は多分活動家とは言えるだろうが、つかみ -
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形而上学の問いは面白すぎるよねー
カント『純粋理性批判』の二律背反(アンチノミー)をベースに、テーゼ側とアンチテーゼ側を擬人化させて戦わせてるの最高に楽しい。
・仮に神が現前して人々が言葉を信じるとすれば、果たしてそれは信仰ではなくなるのだろうか。(それは自由な信仰ではなく服従か)
から派生して、
・信仰は「不確実性」を必要とするのか
・「存在を知る」と「従う」は別なのか
「信じる者は救われるのではなくて本当は、信じる者は救われると信じる者が救われるなのです。これだから宗教はずるいのよ」(『考える人』)
を思い出した
生まれる問いが全部面白いな〜
「人生の意味より人生そのものを愛せに -
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肉の愛がなにか特に高尚なものででもあるように考えることをやめなければならぬということと、人間に値いする目的は、人類に対する奉仕にしろ、祖国に対し、科学に対し、芸術に対する奉仕にしろ(神に対する奉仕は言うにおよばず)、すべてわれわれが人間に値いするものと考えるほどのものである以上、いかなるものであろうとも、結婚ないし未婚における恋愛の対象物との結合によって達せられるものではなく、反対に、恋愛とか愛の対象との結合などは(詩や散文の中でいかにその反対を証明しようとつとめようとも)、けっして人間に値いする目的の達成を容易にするものでないばかりか、むしろ常にそれを困難にするものである
トルストイ『クロ -
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「この世には2種類の人間がいる。カラマーゾフの兄弟を読破したことがある人間とそうでない人間だ。」という言葉があるそうですが、この言葉知らなくても読んだ人みんなこう思うんじゃないかな。なんていうか、ただ1つの物語を読んだっていうより、「カラマーゾフの兄弟」っていう「経験」をしたって感じだった。
最初はなんか小難しくてつまんないよくわかんない場面が延々と続いてて(それは最後までずっとそう)、絶対ここで全世界の何千万人もの人がリタイアしたんだろうなーと思いつつ、気がついたらどんどんページを捲る手が止まらなくなっていて、早く読みたくてたまらなくなっていた。毎日10時-22時で働かなきゃいけない限界の時 -
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いや凄かった。ありとあらゆるテーマ、人間社会の問題や物語のベースとなるものが詰まっている。
児童虐待、身内殺し、階層社会、宗教の限界を描きつつ物語は最後の法廷劇でクライマックスを迎える。
正直、父親殺しの話、くらいの知識しかなく読み始めたので、最後までどうなるか分からずハラハラドキドキしながら読みました。
正直消化はできていないし分からない。
以下メモ。
スメルジャコフがフョードルを殺したのは、結果なぜだったのか。金ではなかった。知能は高いが同じ兄弟として扱ってもらえず、自分の出生を憎み、その原因を作ったフョードルに復讐したいと思っていたとしても不思議ではない。
何でミーチャは有罪にならな -
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現代の小説で語られる問題提起の原型がここに全て大集結してるな、という感じがする、とんでもない小説だった。
昨日の夜、読み終わった直後は、気持ちを全くまとめられる気がしなくて、一晩寝かせた(笑)
一日経った今、感想を綴りたい!!
まずびっくりなのは、こんだけ長いのにここまでは実は第1部だったようで、本当は第2部に続く予定だったけど、ドストエフスキーさんはその前に亡くなられてしまったとか。
でも、もうこの1部で物語として完璧だと思う。本当に。
人間社会のテーマって他にある?って思うほど、全てがここに詰まってるという気がする。
いろんな世界の流れを感じているドストエフスキーさん、プーチンを -
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中巻を読み終えて、私なりに思う『カラマーゾフの兄弟』…略して『カラ兄(きょう)』(上巻の帯にそう書いてあったんです!!)の楽しみ方をここに綴りたい!!!!ネタバレなしで!!
まずは残念ながらヘテロセクシュアルの女性、あるいはホモセクシュアルの男性の方のみに通用する読み方になってしまうのだけど、
カラマーゾフの兄弟たちを、すんごいイケメンな男性たちに想像して読み進めるというもの。(ロシア系とか東欧系の顔立ちの白人男性だとより物語の中身とマッチするかもだけど、無理なら人種なんてどうでも良い!!)
そうすると、ワクワクとゾクゾクがとにかく増すんです!!!
「え?私も奪い合われてみたいけど?!」 -
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(いつも感想を読んでくれる)あなたへ
季節の変わり目だけど、元気にしてる?
私は今とある外国の、とある家族の元で、ホームステイをしているの!ビッグニュース!!あ、ストーリーズにもよく上げてたから知ってるか(笑)でもこうやって改めて報告するのは初めてだよね。
ホームステイはいつかしたいと思ってたことなんだけど、不安がなかったと言ったら嘘になるし、何ならモチベーションが下がってた時期もめちゃくちゃあるんだよね。
もう少し先延ばしにしようかなと思ってたの。
でも、やっぱり最近沸々とワクワクの方が勝ってきて、「行くなら今しかない!」と思って、思い切って来ちゃった!!何がきっかけだったんだろ?もし -
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本書(中巻)は、第二部の途中から第三部。読みどころ満載で、感嘆のため息が出てしまいました。すごい、すぎる。
アリョーシャの師であるゾシマ長老の死去。その中での彼の心の変化が描かれた後が、本書(中巻)の真骨頂。
アリョーシャの兄、ドミトリーが大いに動きます。婚約者カテリーナと別れて、グルーシェニカ(父の愛人でもある)と新生活を始めたいと思っているドミトリー。カテリーナから預かった3千ルーブル返済の必要性もあり、金策に走ります。
大立ち回りさながらのドミトリーの動きに、BGMとしてルパン3世のテーマでもかけたい気分。
そんな中、血生臭い事件勃発。父フョードル殺害事件の容疑者として連行される -
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独特の言い回しがとても謎めいていて、読み始めからのめり込みました。
主人公はアリョーシャ20歳。ゾシマという長老を師とする修道僧。私の印象としては、世間知らずの優等生タイプ。優しい。
アリョーシャには2人の兄がいます。ドミトリー28歳。イワン24歳。
3人の父はフョードル55歳。荒々しさマックスの人物として描写されます。いい意味でも悪い意味でも、率直かつエネルギッシュという印象です。
ドミトリーの母親とアリョーシャ、イワンの母親は違います。
こんな登場人物の設定からしても、カラマーゾフ家はミステリアス満載で、何かしら事件が起きそうでドキドキします。この家の料理人スメルジャコフのエピソ