原卓也のレビュー一覧

  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    さあさ、中巻、ここからはひとみ姐さん曰く、面白くなっていき、あっという間に読み進められるよね。ってあれ?あれ?…ゾシマ長老の生涯、生い立ち、手記。進まね〜。上巻よりキツイわ。頑張れ私。でも、でも、中巻から頭角を表してくるキャラの魅力よ!アグラフェーナ・アレクサンドロヴナ(グルーシェニカ)、カテリーナ、そしてダントツのスメルジャコフ!ドミートリイの錯乱による或る夜。そして、物語は法廷サスペンスへ。神は死んだ!ドロドロの恋愛劇、父殺し、正義とは?ギリギリの心理戦。気づけば下巻へ。

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    2025年02月21日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    ネタバレ

    アリョーシャが好き!!上中下でしかもそれぞれページ数も多く読み始めはちゃんと読み切れるのか不安だったけど以外と飽きずに読み続けられる。下巻も最後の方にもなるとすっかりこの世界感もお馴染みになり、もうアリョーシャに会えないのかと思うと急にさみしくて読み終えたい気持ちと読み終わりたくないがせめぎ合う。スネリギョフも好き。スネリギョフが出てくる話はだいたい哀愁が漂って泣ける。
    出てくる人物みな個性強くてキャラ立っているんだけど、みんな情緒不安定でヒステリック笑
    気持ちがコロコロ変わるので次の瞬間にはどんな行動に出るか予想がつかない。アリョーシャは唯一まともかと思いきや女の子に告白されるとなぜか使命を

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    2025年03月28日
  • 人生論

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    ネタバレ

    モヤモヤをうまく言語化して説明してくれた。
    正直なんの解決にもならないし、幸福のために宗教や愛があるんだって言われても、僕には合わないって思った。
    でも、生命、幸福、死、死後とかについての他人の本気の意見を聞くことは今までの人生であまりなかったからとてもいい本だった

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    2024年11月05日
  • 人生論

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    保育園時代、人がいずれ死ぬことがわかってから「どーせ死ぬのになんでみんな一生懸命生きてるの?自分も生きていかないとなの?」とたまに思うようになり、それを考えた日は一日中両親や先生がロボットに見えてました。
    大人になるにつれトルストイの言う矛盾に当たり、ずっと悩み続け大学で哲学の授業をいくつかとってみたりしましたが、答えは出せず。
    と思ったらこの本でまず初めに自分のこの感覚についてこてんぱんにやられました笑
    まだここに書かれている全てを肯定する気にはなれませんが、納得せざるを得ないことや完全に同意できる部分が多々あり、影響を受けたのでこれからもあーだこーだ考えながら生きていきます。

    ちなみに普

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    2024年09月14日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    神秘的な客の章が好きなのです。
    あれこそ罪と罰なのだなと思った。
    罪を犯したあとの苦しみで人はどうなるのか?
    を書いている。
    ぞっとするような、後悔の想いが自分を縛りつけて身動きができなくなってしまう。恐ろしいね。

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    2024年08月29日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    やっと読み終わった
    この本を買って読み始めたのは半年前くらいかな?
    流石に冗長すぎて、まんがで読破バージョンで1度読んでからまた読み返したら頭に入った。

    探偵小説とも言えるし、恋愛小説とも言えるし、哲学的な本とも言えるし、なんとなーーくすごい本だってのは分かる。

    だけど、流石に長すぎるし今の自分の価値観と違いすぎて登場人物に後にあまり共感出来なかった
    は、は!

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    2024年08月20日
  • 賭博者

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    ギャンブルの怖さがよくわかる小説。ドストエフスキーが、債権者である出版人に苦しめられて、わずか27日の口述筆記によって完成。そのため、とっ散らかった序盤の読みづらさや、登場人物によっては行く末が尻切れトンボな人もいますが、著者のギャンブル経験あっての迫真な賭けのシーンは十分楽しめました。

    あらすじ:
    家庭教師のアレクセイ・イワーノヴィチは、金策にパリなどを駆けずり回り、南ドイツのカジノがある観光地に滞在している雇い主の将軍一家に合流します。この将軍、借金だらけで、フランス人債権者のデ・グリューに首根っこを抑えられている始末。頼みは、危篤状態の資産家のお祖母さんの遺産。それが手に入れば全額返済

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    2024年07月31日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    新年一作目。いつか読みたいと思っていた本を手に取る。いろんな分野から賛否両論を得ている本作だが、今のところまだその面白さの真髄に辿り着いていない自分が恥ずかしい。のか、単に周りが騒ぎすぎなのか。とりあえずページ数が多くて目が疲れる。

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    2024年01月03日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    盛りだくさんだな。
    中盤以降になって、おや、これはミステリーでもあるな!と思い当たった。
    スメルジャコフはクリスティの「カーテン」を思い出す。

    もう少しドストエフスキーの作品を読んでみないとな。

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    2023年08月17日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    ゾシマ長老の記録はまたぜひゆっくり読み返すとしても、何だって自ら破滅に向かうのだ、ドストエフスキーの登場人物は!

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    2023年08月16日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    今のところイワンいいやつというか筋が通っているというか理解できるというか愛すべき兄なんだけどもこの先どういうことになるのか。

    しかし、自分本位だったり、自ら破滅せずにはいられないっていう人を表すことをドストエフスキーは欲したのか、そういう人が実際いた、もしくは自身がそうだったのか、、、

    この時代のロシアのキリスト教を取り巻く風潮がどうだったのかを知りたい

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    2023年08月14日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    ネタバレ

    カラマーゾフ家の悲劇。上・中・下巻からなる長めの小説だが、これでも本当は二部構成の内の第一部にすぎないらしい。

    この第一部では、カラマーゾフ兄弟が長男のミーチャとその父フョードルの間の、ある女性を巡る争いに焦点が当てられている。
    ミーチャは、この争いの最中に起きたフョードル殺害事件の被告人となってしまい、彼の無罪を主張する兄弟と1人の女性の努力虚しく、最終的には有罪となってしまう。


    しかし、これではあまりにも雑すぎる。
    この小説の醍醐味は、宗教や人生の価値観に対する哲学的な問いを読者にもたらしながら、事件をめぐるミステリー性や、兄弟が三男アリョーシャの純真さが世俗の人々を癒していく過程を

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    2023年08月02日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    分からない所をネットの解説を見たがら読んでたから、読み終わるのに15時間かかった。光文社古典新訳文庫版にしとけば良かったと後悔。
    色んな人が絶賛してる大審問官編は、自分の知識不足ではあるんだろうけど、拍子抜けだった。自由を与えられた人間が逆に困っちゃう的な話は結構ありがち。
    キリスト教を深く知ってればもっと感動するのかな。
    まあキリストよりも悪魔の思想を論理的に支持するってのは厨二っぽくてワクワクした。
    中編後編から面白くなるらしいから、期待です。

    フョードル、イライラするし頭おかしいけど、なんか憎めない。この後殺されるらしいから残念(´・ω・`)

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    2023年06月29日
  • 賭博者

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    デ・グリューとミスター・アストリーを同一人物だとずっと勘違いして読んでいた。最後の最下位ののシーンでなんかおかしくね?ってなって気づいたけど、ロシア文学はややこしい。

    自分はパチンコ位しか賭博をやった事がないからあまり詳しくないけど、負けた時のあのゾクゾク感は分かる。その瞬間、金を取り戻す事しか頭に残らないんだよね。お祖母さんがとんでもない金額負けるシーンはなんか共感出来た。最後まで嫌な人にならず、自分の事を馬鹿な老人って反省してるのがいいね

    ポリーナが自分勝手で、あんまり好きになれなかったなあ。主人公を弄んで、最後はフランス人とぬくぬく生活。まあ主人公も悪いけど。

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    2023年05月15日
  • 人生論

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    非常に難解な文章だった。人生論とあるが、幸福論としたほうが相応しいような気がする。

     人間は動物的自我によって自分個人の為の生き方に疾走ろうとし、それこそが幸福であり生活の凡てだと思い込む。しかし、あらゆる人間が自分個人の為に生きると考えると、その為には他人を排除しようとする者が出てくる。とすると、自分個人の幸福とは容易に手に入るものではない。ましてや病気、衰え、死などが刻々と近づいているわけである。それを避けることはできないし、そうなると自分個人の幸福はまやかしのようなものであることに気づき、人生の矛盾にぶち当たる。
     したがってほんとうの幸福の為には自らの動物的自我を理性的意識に従わせ

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    2023年04月26日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    『カラマーゾフの兄弟』(中編)ドストエフスキー
    深淵に脚を踏み入れ2/3まで読み進んだ。
    ゾシマ長老が亡くなってからの前半と、ドミートリイが父親殺し(してないって言ってる)をして、最愛の(というか狂愛している)グルーシェニカに愛を表現しまくってる最中に警察に殺人罪で連行さえるまでの一巻。
    上巻はロシア文学表現に慣れなくてなかなか進まなかったけど、中巻はテンションに慣れて一気に読めたしめっちゃ面白かった。

    グルーシェニカがガチで悪女(そして悪女であるに相応しい美人)すぎて老人は殺されるし、周りの人も血を流すし、息子は正気を失って完全にアカン人になっちゃってる。
    たまたま今日読み終わって、愛を

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    2023年03月31日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    その名著の名こそ有名だが、なかなか実際に読んだという人には出会ったことがないドストエフスキー最後の長編小説。とあるハルキストが「読んだし持ってる」ということで拝借した。

    タイトルにもなってる「カラマーゾフの兄弟」たちよりはじめに、父親にあたるドスケベアル中親父(失敬。)が登場するんだけどその男の名前が著者フョードル・ドストエフスキーと同じフョードル・パーヴロウィチ・カラマーゾフなのがまずめっちゃおもろい。
    上巻にはほとんど登場人物をセッティングするための説明書きだったり人柄がわかるエピソードだったりでページが費やされるんだけど、まず長男のドミトリーのサイコパスさがええ、、ってなって(しかも父

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    2023年03月24日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    初めて読んだドストエフスキー。ロシア文化や宗教、時代背景などはほとんど知らずに読んだので、よくわからない箇所もあったが、下巻はするすると読むことができ、面白かったです。

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    2023年02月18日
  • 狩場の悲劇

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    帯に「前人未踏の大トリック」とあるので読んでみたのだけど、、正直に言うと「このあとどんな仕掛けがあるんだろう…残りページ少ないけど、、」のまま終わってしまいました。。まぁでも、歴史的なものですよね、”あの作品”より早く世に出ているらしいので。あと、主要登場人物の誰にも共感できなくて読み進めるのがしんどかった。事件も中盤以降にならないと起きないので、そこもすいすい読めなかった理由かな。推理小説というよりは心理小説と思って読んだ方がいいと思います。

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    2022年10月24日
  • 賭博者

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    不思議な感覚、後半の読書疾走感が気持ちよかった、ぐいぐいページを進められた。ギャンブルの真髄が垣間見えた。でもそれが何かって、言い表せない。不思議で素敵。

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    2022年09月07日