安西水丸のレビュー一覧

  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    CDの存在が新鮮だったころの、様々な工場見学記。ちょっとシリアスになる題材が真ん中あたりに配置されていて良かった。全体的に軽~い感じのノリの工場見学エッセイ。

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    2023年10月28日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    そうだ、昔もこの本を読んで私もこんな文章を書きたいと思ったことを思い出した。たまに自分の考え、気持ちを整理するために短い分を書くが、そんな習慣が身に付く一因にもなった一冊かな。
    エッセイを読み返すことなんて無いが、昔の春樹氏の文だけは繰り返し読んでしまう。読むとリラックスできる文章。

    ウイスキーはストレート派だが、ロックを飲みたくなった。

    小確幸を探すのは楽しい。仕事後のビール、寝そべって読書、季節の野菜

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    2023年08月29日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    ネタバレ

    星新一が好きでまあまあ読むんだけど似たニュアンスを感じる。
    エッセイかな、夢の話かな、みたいな短編がいくつも連なっている。それぞれに繋がりはそんなにないけど「ドーナツ」を空虚さを表す名詞としてちょいちょい使っていていいなあと思う。ドーナツの穴(虚ろな部分)についてみんな述べるけど、ドーナツ本体を愛してやりなよみたいな部分はわからないなりに興味深い。空虚さを表すドーナツにおいて縁の部分って何なんだろうな。まだわからない。

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    2023年07月17日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    平成元年に文庫化された、村上春樹エッセイ。安西さんとの第二弾。ちょい斜に構えた感じが当時は、面白かったんだろうな。
    No.319(個人的)処分。2023/4/12

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    2023年04月12日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    初期の昭和のエッセイ集。
    本についてのところは面白い。
    子供の頃、父親のつけで本を買っていたらしい。
    No.318(個人的通版) 処分

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    2023年04月12日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    1984年刊。『日刊アルバイトニュース』に連載された、安西水丸さんが挿絵を手掛けた村上春樹さんのエッセイ。挿絵で1ページ、エッセイで2ページの計3ページが1篇の分量です。

    村上春樹さんって、思ってたよりもずっと外向的だなあ、とこのエッセイから感じられました。アウトサイダーってほどじゃないまともな感じがしてる。なんか、とっても健康なんです。

    80年代。こういった、くだらなさと嘘と雑学と気楽さとが混ざり合った空気感の創作物で笑ったり楽しんだりする、というのがおそらく生まれでたのが80年代ですよね。僕は77年生まれなので、物心ついてから小学校を卒業するまで80年代の(でも地方の)空気にどっぷりと染まって育ちました。だから、このエッセイを読むと、当時のどこか空っぽというか、飄々としたというか、そういったすかすかなおしゃれさの、ポジショニングがとても高いところにあったような印象が甦るのです。それは都会的なのでした(まあ、村上さんはそんなおしゃれさから片足をはみ出している感じはあります)。

    今読んでみると、またそれとは別の、今だからこその違った感想も、先述の当時を想起して甦るものと並走して立ち上がってくるのでした。並走するもの、それはまず、けっこうな力業で軽業をこなしている感じがあります。書く人は、当時は当時の枠組みの窮屈さを感じていたのでしょうけれども、それでも自由闊達さがそこにはまだある。未知の荒野が眼前に広がっているなかで書いている。

    つまり、今と比べてやりにくさというものもあったのだろうけれど、別の意味で今と比べてやりやすさがあったはずで、そのやりやすさはたとえば、書いた文章が売れても密やかな空間で躍動していられる、というのではないかと思う。今と80年代の、衆目というものの違い。今ってとくに情報も文章もバイアスがかけられた状態で広まりやすいだろうから。

    今って良くも悪くも、すべてが同一空間に並べられやすい。みんなおしなべてまな板の上の魚にされやすい。1984年って、いくつもの小さなまな板が点在していて、それらはそれぞれの場所で密やかだったのではないか。サブカルの異空間がぽつぽつと別々にあったというみたいに。

    だから、それぞれ密やかで目立つことなく、異空間の仕切りで区切られていたから、『村上朝日堂』のようなある種のやりたい放題的散文(そこにはちょっとした放縦ゆえの小さな解放感がある)がエンタメとして成立していたのかもしれない。というかまあ、そのやりたい放題が当時の若さの一面なんだろうね。本書刊行時の村上春樹さんは35歳前後だし、大人として書いているのだけど、それでも今の僕が読むと「まだまだ青さがあるぞ」と読めてしまう。そして、どことなく乱暴さをうっすらとはらんでいる。それはこの時代に許されていた(あるいは抑えられていなかった)、無知のゆえの乱暴さではないか。無知というか、当時、未だ知られていないものが多すぎて、許容されざるを得なかったものや議論されずにいたものたちの自由さ(勝手さ)からくる乱暴さ。文化人の中で、武闘派でもない、たぶん穏健派に仕訳されるような少数の人たちのなかにも、そういった「腕力」が簡単に見受けられる時代だったのでしょう。いや、現在の時代性からくる価値観で眺めると、そこに「腕力」が見えるだけで、当時はとても平和的なものとして目に映っていたと思います。こういうかたちで時代の変化を体感するとは、思いもよりませんでした。

    本書のような、放縦な創作。それは、現代では抑圧がすごくてなかなか作る気にならないというか、たぶん視野の外にあるような創作論からできている。現代のこの息苦しさを認めてしまっていいのかなあ。ほどほどに放縦できるくらいが生きやすい。枠内にばかり収めようとせず、ボーダーライン上だとかグレーなところだとかを狙っていこう、と言いたくなってくるのでした。

    ……と論じてみてもまあ、これは完全に後出しじゃんけんであります。今回は言いたい放題ぽく書いてみました。

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    2023年02月17日
  • ひさしぶりの海苔弁

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    とにかく海苔弁がたべたくていてもたってもいられなくなる。
    作って食べてみたものの、海苔がぱりっと縮んでしまい、いまいちな味に。子供の頃に食べた、懐かしい海苔弁が作れるよう、がんばろうと思わされた。
    平松さんのこのシリーズは制覇すべく少しずつ読んでいるが、読み終えて再読したくなる中毒性があるなと思う。

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    2023年02月05日
  • ひさしぶりの海苔弁

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    平松洋子と言えば毒舌書評だが、料理・食事にもそれなりに造詣の深い人らしく、週刊文春に連載した食エッセイをまとめた一冊。しかし、書評ほどのキレも深みもなく、凡庸。まあ、もともと週刊誌の埋め草連載だしな。

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    2023年01月27日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    人生初エッセイは、最近ハマっている村上春樹から。物語でなくとも、これといったテーマがなくとも、この人の文章はなかなか面白い。初めてエッセイというジャンルを読んだが、物語とも論説とも違って、著者の人生観に、文章を通して(直接的に登場人物を介在せず)迫れるということは、人生の先輩から色々と非日常的な物事等を学べるので非常に価値があると思った。またエッセイにもぜひチャレンジしたい。

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    2022年09月13日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    結婚式場と小岩井農場が頭に入ってきた。

    結婚式2時間半で300万か〜高いなー
    こういうものにコスパとか考えちゃいけないんだろうな
    まだ結婚は先だから分からないな

    小岩井農場。
    経済動物という言葉を初めて目にした。
    残酷だけど、現実。
    見たくない部分を見ないことは贅沢だ。

    自分も釣りをしているのだから、魚を殺して食べる
    だけど、大きい動物には情がわくのは何故だろう

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    2022年08月20日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    疲れて頭がぼーっとしてる時でも
    読めてしまうのは
    文章が明快で
    読みやすいからだろうか?
    村上春樹すごいなと思う
    大誠堂書店(一宮市)にて購入

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    2022年07月20日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    相変わらずくだらない笑

    しかしながら、うちの親族も太ってるなあ………わたしもしっかり根性を入れて運動と食事の節制に励も。

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    2022年06月28日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    広告用の超短編を集めた作品。その昔読んだことがあるのかな。

    ラストの『夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について』は何となく聞き覚えがある。
    「あなたはどれくらい私のことを好き?」と聞かれて、「夜中の汽笛くらい」と答え、少女が黙って話の続きを待っている場面がなんか良い。

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    2022年05月14日
  • あじフライを有楽町で

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    ドラマ『孤独のグルメ』で
    ゴローさんも美味しそうに食べてたなぁ、あじフライ。
    平松さんが食べたお店(東京交通会館のキッチン大正軒)
    他の揚げものも全部美味しそう!

    前巻の続き?で「海苔弁アンケート」なんてのも。
    私なら「すきな海苔弁のおかず」は
    ちくわの磯辺揚げと回答するね。

    他にも、これまた前回の
    「なすは肉でした」発言に匹敵する「鶏肉は魚でした」
    新幹線で持ち寄りランチを開く「おばちゃんの実力」
    手作り感が満載の「いちじく祭り」
    「わたしの柚子仕事」など
    仕事帰りに読むには空腹感を倍増させる
    楽しい1冊でした。

    …本文とは関係ないけど、挿絵を書いてくれてる人が
    谷口ジローさんに続き
    安西水丸さんまで亡くなってしまわれ。
    次はどなたが描かれるのかドキドキ。

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    2022年04月10日
  • ひさしぶりの海苔弁

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    「週刊文春」連載のエッセイに
    今回は安西水丸さんの挿絵つき。
    この大胆な表紙の装丁よ!

    海苔弁の思い出といえば
    私にとっては「バイトの昼飯」だわ。
    ファストフードでバイトしてて
    昼は米のメシが食べたかった(笑)

    魔が差して入ってしまわはった
    高級紅茶店はもしや右京さんご愛用のあの店?
    高いと思ったら意外に安い…と思ったら
    グラム単位の価格でやっぱり高かった!
    あたふたする平松さんが可愛い。

    他にも「なすは肉でした」とか
    「あぶない三つ巴」や「ニッキは冬の香り」など
    タイトルだけ並べても楽しい
    あいかわらずの食欲倍増エッセイでした。

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    2022年04月10日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    一九八四年六月から雑誌CLASSYに連載されていた村上春樹エッセイ。安西水丸の挿絵付き。村上さん三十五歳くらい。バブル崩壊前だし(?)女性誌だし(?)めっちゃ軽い。「こういうことをする女の子って僕はセクシーだと思う」「こういうとき、ハルキさんたらかわいい、なんて若い女の子が言ってくれるならいいものだけど」など、女の子気にしすぎ!というものもあれば、ユーモアあふれる表現にクスッと笑っちゃうような箇所もある。ちょいエロでおしゃれなスカしたおじさんといった芸風のエッセイにいろんな感想を抱いたところで、安西水丸の見開きドーンの明るい絵が飛び込んでくるところがすばらしかった。

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    2022年02月20日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    昭和61年12月20日 発行 文庫の初版かな 再読

    画集が嫌なイラストレーターと、エッセイ集が恥ずかしい小説家の相乗り本。
    「蛍•納屋を焼く」の中で、象工場が出てきて気になり確認。A DAY in THE LIFE で象工場への出勤風景が描かれている。数ページだけど。

    エッセイというには虚構っぽい。小説っていうには散文っぽい。大人の絵本。ちょっと、どこかの待合室とかにあったら嬉しい感じ。

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    2021年12月16日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    村上春樹の超短篇小説。
    シュールで意味わからないものもあれば、くすっと笑えるものも様々。
    意味あるように見えて意味ない感じがよい。
    気軽にすっと1日で読めちゃう。気分良くなる。
    ・スパナ「そりゃ、ま、そうだろうけど。」
    ・ビール、多面性。わかる。
    ・能率のいい竹馬、タイトルが好き
    ・動物園「そろそろペルソナの交換やらない?」
    ・インド屋さん「そろそろインド屋さんが来るころかしらねえ」
    ・夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について
    「あなたはどれくらい私のことを好き?」「夜中の汽笛くらい」

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    2021年09月20日
  • ひさしぶりの海苔弁

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    平松洋子の食べ物エッセイ、信頼度堅し。
    水丸氏の洒脱なイラストレーションの抜け感との絶妙なバランスが良い。
    食に手を抜かない人生って絶対得だよな。

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    2021年06月29日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    ランゲルハンス島の午後。一度きいたら耳から離れなくなるようなタイトルだと思う。きっとそこは春の匂いがして、あたたかで、遠くどこまでも海が広がる場所。
    小さくはあるが確固とした幸せのひとつ(小確幸)。ホテルから見下ろせる女子高生の遅刻。地図を描くのが大好きな村上さんにいつか地図を描いてもらいたい。
    安西水丸さんによるカラフルな挿画がとても鮮やか。物が散らばったままの机上のイラストは、主が席を外してからのままずいぶん時が経ってしまったかのような寂寥感がある。”不在”を強く感じさせる。

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    2021年05月31日