安西水丸のレビュー一覧
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ネタバレ昭和61年というバブル期に勢いがあったであろう
様々な工場を村上春樹が見学し、その工場の様子を
レポートした読み物。
工場といっても普通の工場ではなく
人体模型、結婚式(工場というよりただの結婚式場)
消しゴム、小岩井農場、CD、ギャルソン、アデランスという
特徴的な様々な工場を見学しています。
CDなんて当時まだあまり浸透していなかったようで
CDとは何たるかという説明がついたりして時代を感じます。
とにかく様々な工場を通じて日本という国の現状を
村上春樹が分析していてなかなか面白いです。
個人的にはアデランスの工場が特に面白かったです。 -
Posted by ブクログ
この本、とっても読み聞かせるのが難しい。
木から落ちたリンゴがいろんな経験をする話なんだけど、なんせ「りんご」を6回も連呼しなくてはいけない所に読み聞かせの高度なテクニックが必要だと思ってしまう。
りんごりんごりんご・・・とりんごを6回もタイピングするのも大変だけど、これを6回も連呼していると、
「あれ、今何回りんごっていったっけ?」とかだんだん、りんごじゃなくて「ごりんごりん・・・五輪?」と読んでいるような気持ちになったりとなかなか難しい。
読むほうが「?」になっているから、うちのベビも早々に絵本の前から退散・・・。
あぁ・・・行かないでおくれ。
初めてであった読み聞かせが難しい「りんご -
Posted by ブクログ
あるひ りんごが ころんとおちた
りんごりんごりんご りんごりんごりんご
…
りんごがころころ転がって、ぶらんこに乗ったりもぐらの穴に落ちたり。
ちょっとした冒険をします。
見開きページごとに繰り返される、「りんごりんごりんご」のフレーズは、
ことばのリズム通りに読むだけでなく、
「りんごりんごりんごおぉっ〜!!!」と転がるように勢いをつけたり、
「り〜んごり〜んごり〜んご♪」とブランコの揺れるリズムに変えたりと、
変化をつけると、ストーリーが見えてくるようで、0歳児でも楽しめました。
果物に興味を持ち始めたころから、1歳代に大活躍した絵本です。