安西水丸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
村上春樹と安西水丸の共著、画集ともエッセイ集ともつかない不思議なバラエティギフトのような一冊です。
ショートショートのようなものも収録されています。
今ちひろ美術館で「村上春樹とイラストレーター展」という展覧会が開催されているので、それに行く前に読んでおかねば!ということで。
安西水丸さんの絵は80年代のアメリカン風で、なんとなく懐かしい気持ちになります。まぁ80年代のアメリカンって自分で言っといてなんなのか私はよく分からないのですが(笑)
村上春樹との対談が、いかにも仲良さそうで微笑ましくなってしまいました。
この中だと「マイ・スニーカー・ストーリー」が好きかな。
オチで思わずおいおい!と笑ってしまいました。 -
Posted by ブクログ
村上春樹さんのエッセイのような短編のような文章を楽しみながら、
安西水丸さんの絵を見るような本かなぁと思って手に取ると、
逆に、安西さんの絵を楽しみながら村上さんの文章を読むようでもありました。
絵のほうが分量が多いですが、村上さんと安西さんが対等にそれぞれやっている
という感じがします。
巻末の対談でも、安西さんは村上さんの書いたものを知らずに絵を書いたと
言っておられますし。ただその中で、ウイスキーのカティー・サークだけは
被ったみたいなんですよね。それは偶然の一致。
この巻末のお二人の戯れ対談みたいなのが面白くてゆるくて良かったです。
本書全体の印象も、ゆるーい感じがして30分くらいで読めてもしまいます。
それでやっぱり村上さんの文章のほうが気になってしまうのですが、
羊男と双子の美少女がでてくるのがあります。
彼の初期の作品の主要キャラクターですよね。
それで、彼らは春の日差しの降り注ぐ庭で、手を繋いでスパゲッティの歌をうたうんです。
これがねぇ、平和で幸せで、読んでいて嬉しくなりました。
こういうライトなテーストの本当に短い短編を書いて、
今世に出すとしたら、けっこうな挑戦になるような気がします。
ライトすぎて、ただの突き抜けた嘘みたいなものが並んでますからね。
僕もこういうのを楽しみのために書きたくもなってきます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ村上春樹氏とその相方でもあるイラストレーター安西水丸氏による工場訪問記。
人体標本、結婚式場、消しゴム工場、小岩井農場、コムデ・ギャルソン、 パナソニックCD工場、アデランスの7つの工場。
普段生活の一部となっているものが、どう作られているか・・・その舞台裏を見れるなんて面白そうだ。
水丸さんのイラスト付き。いつも思うが、この人の絵はヘタウマだ。でも実は電通のアートディレクターを経て、平凡社で出版の仕事にも携わっていたという過去があるらしい。意外とスゴい人なんだ。。でも、妙に村上氏のエッセイに合う。
面白かったのが、小岩井農場とアデランスかな。
農場は、「牛に願いを」というドラマが好きなのと、最近マザー牧場に行ったことも大きかった。
アデランスは、まずピンと来たのが「ねじまき鳥クロニクル」の笠原メイ。確か彼女はかつら工場でバイトしてなかったっけ。村上氏は、この工場見学からアイデアを得てねじまき鳥を書いたのだろう。たぶん。
(アデランスって、陰毛のかつらも作っているみたい。見たいような見たくないような。)
工場見学は、実は最近流行っている。カルビーの製品が出来るまで、などの過程が見れるツアーがキャンペーンの景品になっていたり、スマステやシルシルミシルなどでも、工場の裏側を特集してたりと、密かなブームとも言えなくもない。
子供の頃、社会科見学は楽しかった記憶が今でもある。オトナになっても、やっぱりモノが作られる裏の過程を見るのは楽しい。
よし、近々親友の働くサントリービール工場に見学に行ってみよう。