安西水丸のレビュー一覧

  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    当方自身、直接経験がないためあくまで「何となく」ですが、バブル時代の空気で満ちているようなないような、、、根拠は何かと問い詰められても答えを持ち合わせていないので悪しからず。
    でも敢えて言うなら、その明るさというか能天気さでしょうかね。取材側も取材される側もまだ迷っておらず、ゆるい感じが自然に醸し出されている。村上春樹・安西水丸(そして岡みどり)の掛け合い含めてね。
    多分こういう雰囲気は今の日本では出せないんだろうと思う訳です、はい。

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    2015年10月08日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    世の中には結構失礼な奴はいるもんだなぁと思わせる内容がちらほら。と言いつつ実は自分自身も多少なりとも無礼千万・無知な言動を取っているのかも知れず。まさに「他人のふり見て我がふり直せ」です、はい。
    やっぱり作者自身が年を取ったせいだろう、最初の朝日堂よりもその内容に味わい深さがあると思うんですけれどどうでしょう?気のせいですかね?

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    2015年09月15日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    映画、しかも観ている映画が意外にB級ものが多いことにびっくり。この辺にも例えば元東大学長の(偉そうな)某批評家からすると気に食わん遠因がありそう。
    って当方の映画遍歴と結構似通っているところもなくはないので、当方などまさに取るに足らん輩と鼻で笑われそう。まっ、気にはしとりませんがね(まさに負け惜しみ・悔し紛れか)。
    それにしても見事なまでにこの本の内容(も)覚えてませんな、何て経済的な特質でしょうか、感謝感謝??

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    2015年09月13日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    久しぶりにのんびりと本を読み進めることができた。

    それにしても安西水丸さんのさし絵って上手くないのに印象には残るなぁ。

    あれくらいなら自分でも描けそうだと思うんだけど、そううまくはいかない。

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    2014年12月14日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    ネタバレ

    春が来るとジョン・アプダイクを思い出す。ジョン・アプダイクを読むと1968年の春を思い出す。ほんのちょっとしたことなのだけど、我々の人生や世界観はそのような「ほんのちょっとしたこと」で支えられているんじゃないか、という気がする…。都会的なセンチメンタリズムに充ちた13の短編と、カラフルなイラストが奏でる素敵なハーモニー。語り下ろし対談も収録した新編集版。

    文書はきわめて少ない。
    ふわってした文章にも村上ワールドがある。

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    2014年11月08日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    村上春樹さんのエッセイのような短編のような文章を楽しみながら、
    安西水丸さんの絵を見るような本かなぁと思って手に取ると、
    逆に、安西さんの絵を楽しみながら村上さんの文章を読むようでもありました。
    絵のほうが分量が多いですが、村上さんと安西さんが対等にそれぞれやっている
    という感じがします。
    巻末の対談でも、安西さんは村上さんの書いたものを知らずに絵を書いたと
    言っておられますし。ただその中で、ウイスキーのカティー・サークだけは
    被ったみたいなんですよね。それは偶然の一致。
    この巻末のお二人の戯れ対談みたいなのが面白くてゆるくて良かったです。
    本書全体の印象も、ゆるーい感じがして30分くらいで読

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    2014年08月26日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    日常の観察、世間に惑わされないこと、人生を楽しむこと、猫が飼いたい。前作、前々作よりはタッチに軽やかさがなく、10年経過したキャリアのせいなのか何なのか。まあ、でもやっぱりおもろい。

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    2014年07月24日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    最近は村上朝日堂をよく読んでいるが、日々のありふれた生活が実はいかに発見に満ち溢れているかということを思い出させてくれる。まだインターネットもなかった80年代、世の中は今よりもっとゆっくりで楽観的に進んでいただろうし、こういうものも日向でのんびり読めただろうが、今や世の中ブログ、SNS全盛。しかし、媒体こそ違えど、エッセイは時代を切り取るものであり、日々の気づきを書きとどめていくことはやがてかけがえのない時代の懐古に役立つものになるだろう。にしても、安西水丸のせいで村上春樹の顔はあのイラスト以外に考えられなくなっている。

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    2014年07月10日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    村上春樹は小説も好きだけど、エッセイも好き。春樹氏の日常が垣間見える感じが好き。水丸さんの絵は相変わらず癒される。2011/049

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    2013年09月13日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    磨耗した精神を回復させるには軽い文章がうってつけ。 ということで、村上春樹のエッセイを。 おなじみの安西水丸氏のイラストは心を和やかにしてくれる。 村上春樹の語る文章は、私に生きた心地を取り戻させてくれる。 このエッセイはなかなか面白かった。 巻末の二人の対談がまた面白い。 この二人本当いいコンビだよ。 2010/089

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    2013年09月05日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    ちょちょいのちょいと1時間程で読めた。 後書きを読んで、安西水丸氏は春樹氏の文章を一切読まずに挿絵を描いているということを知ってびっくり。 本当しっくり来るのはなんだろう。 本当この二人は名コンビ。 2010/084

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    2013年09月05日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    村上春樹×安西水丸のショートショート作品集。挿絵も多いし、字もでかいので一瞬で読めた。あんまり何も考えないで読める作品。フィクション(のはずだよね?)なのに、ところどころ「これって実話?」って思わされる、作品や表現が混ざってて混乱しそうになる。たまにはこういうのもいいかな。2010/020

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    2013年09月04日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村上春樹氏とその相方でもあるイラストレーター安西水丸氏による工場訪問記。
    人体標本、結婚式場、消しゴム工場、小岩井農場、コムデ・ギャルソン、 パナソニックCD工場、アデランスの7つの工場。
    普段生活の一部となっているものが、どう作られているか・・・その舞台裏を見れるなんて面白そうだ。
    水丸さんのイラスト付き。いつも思うが、この人の絵はヘタウマだ。でも実は電通のアートディレクターを経て、平凡社で出版の仕事にも携わっていたという過去があるらしい。意外とスゴい人なんだ。。でも、妙に村上氏のエッセイに合う。
    面白かったのが、小岩井農場とアデランスかな。
    農場は、「牛に願いを」というドラマが好きなのと、

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    2013年05月11日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    この頃のエッセイは面白いな。そんな所まで気にしてたら
    人生務まりませんな。繊細さより少し抜けた細かさが良い。

    ただ最近は~どうなの?
    ボストンマラソンのテロ苦言と言い、社会に関わりすぎちゃうん。
    ノーベル文学賞は作品じゃなく、作家の社会貢献度だからね。
    がんばって。はるきさん。それ以上のおうえんはしない。

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    2013年05月04日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    どんなくだらないテーマであろうとも、作者の目を通して物事を見るのは新鮮で心愉しい体験だと思いました。

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    2013年04月26日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    小岩井農場や人体模型、CDなどの工場見学記。イラスト入りで出張の合間に楽しめた。アデランス工場は「1Q84」にも出てきており、他の著作との関連を発見する意味でも面白い。

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    2013年04月21日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    まだ30代のムラカミさんですが、エッセイのテンションは全然変わらないですね。
    今も昔も、ノルウェイの森の影響がどれだけ良くないものだったのか、はしばしから読み取れます。
    当時の文壇って、よほどろくでもなかったんですね。

    13.03.25

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    2013年04月05日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    この本探しています。
    よみたい。
    だれかのおすすめかなんかを読んだ。

    そして、カラフルな内容で素敵でした。

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    2019年05月30日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    広告に載せるための短い小説と、かわいいイラスト集。これが広告だったのかー、と思うと凄く素敵な広告だったのねー、と感心。小説の内容も村上春樹らしいものや、関西弁のものや様々で楽しめました。
    イラストがかわいくて見てるだけでも楽しい本。

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    2012年12月10日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    村上春樹×安西水丸さんのイラストエッセイ集
    村上さんはどんな文章を書いてもやはり村上春樹だなと強く感じる

    しゃべれる犬が飼い主に向かって言った台詞
    “昔のことなんか思い出したって惨めになるだけだ。
    惨めな人間に限ってもっと惨めになろうとする。”
    わかるけど、飼い主にそんなこと言ったら捨てられちゃうと思うな(笑)

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    2012年11月23日