ひびき玲音のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ集英社コバルト文庫を読んだのは、小学生の頃以来だ……。
前田珠子の「破妖の剣」シリーズとか。遠い目。
本作は1998年初版。
いまアニメを一気見しているので、どんな文章なのかしらんと思って。
結構素直で読みやすい文体。
そりゃ読み手を想定したものだろうから。
またアニメを見てみても、むしろ耽美とか古風とかいう印象とは程遠く、そんな予断との落差でカラッとしているところや庶民的なところが魅力だと思っているので、そのアニメ通りだとも思う。
この振幅。
本棚に全巻並べたい欲望はあるが、そこまでの時間もスペースも。
まずはアニメを見切ることから。 -
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Posted by ブクログ
「マリみて」第34巻。
祥子・令ら3年生組が卒業し、由乃の"妹"となった菜々ら新1年生が入学したリリアン女学園。放課後の剣道部の会合に現れない由乃を探す菜々。由乃を探し、出会った他の薔薇姉妹と校内を巡るが、集まっていた薔薇姉妹は一人二人とどこかへ行ってしまい、奇妙な不安に駆られてしまう。そんな菜々の心情に添えられ綴られる、奇妙な物語5篇。
16巻「バラエティギフト」、19巻「イン ライブラリー」、28巻「フレーム オブ マインド」、31巻「マーガレットにリボン」に続く短編集。ファンタジー、ミステリー系のSSが楽しめる。タイトルが示すように、これまでの「マリみて」にはなか -
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「マリみて」第33巻。
遂に迎える祥子、令ら3年生の卒業式。
「センチメンタルな気分は全部、前日(前巻)までに出し切った。だから、今日この卒業式に悲しい涙はいらない。」そんな気持ちが伝わってくる、ドラマチックではない"日常の延長にある卒業式"が描かれている。読み手としてはドラマチックな方が良いと思ってしまうが、これまで姉妹(スール)として仲間として成長を重ねてきた彼女らが辿り着いた先の卒業式と思えば、あるべき情景だったのだろう。
これにて祐巳・祥子編は終わりとのこと。祐巳、由乃、志摩子が"薔薇さま"となる日常を、あと少し「マリみて」の世界を、楽しま -
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「マリみて」第29巻。
27巻からおあずけとなっていた祐巳と瞳子の"姉妹"のお話は、ここでようやく決着。晴れて"姉妹"となりましたとさ・・・と、本巻での描写もそんな程度。お話の実としては27巻で済んでいるということらしく、ロザリオ授受のシーンも次の話題(祥子の不審(?)な行動)と被せて描かれているので、なんとも感慨深いものがない。ロザリオの授受を見届けた次の瞬間「私用事あるから」と、去ってしまう祥子の行動。キャラとして不自然な行動を取っているとは思わないが、なぜこのシーンでその行動を取らせたのか。雰囲気を大事にして欲しかったなぁ。
その後は「三年生を -
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「マリみて」第28巻。
ようやく決着が付きそうな祐巳と瞳子の姉妹(スール)のお話は、今巻ではおあずけ。今巻は、16巻「バラエティギフト」、19巻「イン ライブラリー」に続く短編集となっている。
バレンタイン企画終了後のある日、祐巳は一人教室で写真の整理をする蔦子を"薔薇の館"に誘い、二人で写真を見始めるのだが―――。「写真」から紡がれるリリアン女学園生徒にまつわるSS集。(と言っても、雑誌に掲載されていたSSをまとめたものなので、「写真」をテーマにしたSS集というわけではない。)
・・・うーん、これといって印象に残ったSSはなかったかな。良くもなく悪くもなく、いつもの -