ひびき玲音のレビュー一覧
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「マリみて」第9巻。
前巻で3年生が卒業し、今巻から新年度が始まる。祐巳ら1・2年生は1学年進級し、それぞれの立場も"薔薇さまのつぼみ"は"薔薇さま"へ、"薔薇さまのつぼみの妹"は"薔薇さまのつぼみ"へ変化している。
本巻の目玉は、なんといっても新1年生=新キャラクターの登場だろう。一人は、仏像愛好少女・二条乃梨子。もう一人は、小悪魔系(?)お嬢様・松平瞳子。両名とも、祐巳ら既出キャラとはまた違った魅力を見せてくれており、新しいスタートを切った「マリみて」の世界を盛り上げてくれそうだ。特に、掻き乱し役になりそうな瞳子には大いに期待している。由乃と一緒に「イケイケ」、「猫被り」、「高笑い」で一つよろしく!
本書では、"白薔薇さま"となった志摩子と、新1年生の乃梨子との出会いを中心に描いている。これまで明かされていなかった、志摩子の憂いの秘密が明かされるのだが・・・・・・いや、ほんと「そんなこと悩んでいたの?」という感じ。
(あとがきでも書かれているように、)確かに、他の人が聞いたら何でもないことでも、本人にとっては大きな悩みというのは分かるが、これが小説・物語である以上、これまでの展開に相応する真相・オチを持ってこなければ、「なんだよそれ」という感想になってしまう。("相応する"というのは、必ずしも「重い展開→重い真相」というわけではないが。)酷くつまらないわけではないが、心に残るようなものでもない、フラットに流してしまうレベル・・・これがメインキャラクターの"白薔薇さま"である志摩子の重要なエピソードというのは少々寂しい。
最後に・・・「主要登場人物紹介」の瞳子が、「リリアン女学園"二"年生」になっているのは誤植よね? -
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「マリみて」第7巻。
"黄薔薇さま"の不純異性交遊(?)疑惑を発端とする騒動を描いた『黄薔薇まっしぐら』。卒業前に"つぼみ"主催で学園行事として開催される「三年生を送る会」と、山百合会の身内で開催される「"薔薇さま"を送る会」に大忙しの祐巳ら二年生以下の山百合会メンバーを描いた『いと忙し日日』。本書には、卒業目前の時期を描いたこれら2編が収録されている。
次巻はいよいよ卒業式。現"薔薇さま"らが学園を去ってしまうのは寂しい反面、代替わりした新しい日常が見られるのは楽しみ。さて、現"薔薇さま"らの最後の姿を見届けましょうか。
最後に、祐巳ちゃん・・・仮にも由緒正しいお嬢様校の生徒なんだから・・・隠し芸のチョイスというものをだな・・・。(はっ!こういう感想が「男は女子高に幻想を抱きすぎている」と言われる理由なのか!?) -
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「マリみて」第3巻。
本書では、リリアン女学園を舞台にしたと思われる二人の少女の禁断の恋を描いた小説が、"白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)"によって彼女自身の体験に基づいて書かれたものではないかとの噂について、祐巳と由乃(あと保護者として令)が、真相を探る話が描かれている。
あとがきでも書かれているように、真相を探る前半「いばらの森」がいつもの「マリみて」で、後半「白き花びら」は"白薔薇さま"の過去を描く少しシリアスなお話。
前巻で手術を乗り越え、本来の彼女を取り戻した由乃のイケイケっぷりが輝いている。祐巳と由乃は良いコンビになりそうなので、次巻以降もどんどん活躍してもらいたいな。
あと、83頁の一文ががめちゃくちゃツボだった。忘れないように以下に引用しておく。
「さすがは三奈子さま。見た目はもろくてすぐに堕ちそうな由乃さんをあえて責めずに、ずっこけ祐巳を選ぶあたりは、なかなか人を見る目がある。」(祐巳のモノローグより) -
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10年ぶりくらいに読むマリみて。
これが最後だと思うと、中々もったいなくて読めなかったのですが何故かこのタイミングで読んじゃいました。
といってもお馴染みのバラエティギフトスタイルなので祐巳や志摩子さんや由乃、その妹たちがでてくるのはほんのちょっぴり。
でもなつかしかった……!三年松組、山百合会、薔薇の館、ビスケット扉、環境整備委員、ミルクホール、リリアンかわら版……。なつかしワード満載で、ストーリーそっちのけで郷愁に浸ってしまった。
そして「薬香草茶話」の祥子お姉さま!!相変わらずお麗しくていらっしゃった。ハーブティーをかたむけながらの姉妹の会話が美しすぎてこれぞリリアン。これぞマリア様がみてる。
また一巻から読み返したい。 -
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卒業を間近に控えて、黄薔薇様に複数の男の人の影?! 黄薔薇様こと鳥居江利子の男家族の実態が明らかとなった一冊。
先手必勝がモットーの由乃の《おばあちゃん》だけあってびっくりするくらい積極的で、望む答えではなかったにしろ、惚れた人の近い場所へと突き進んでいく姿は逞しい。
残り2篇は送別会と江利子と山辺のちょっとした歩み寄りの話。学園全体のものはともかく、薔薇様に限定した内々だけの短いお別れ会はシンミリした作品になるかと思ってたけど、白薔薇様の画策により一気に大笑いの物へと変わった。作中で紅薔薇様も言っているが、キャラの成長が見えてきた。
次でこの作品の一期が完結とは寂しいかぎり。 -
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年が明け三学期が始まると三年生に受験や卒業の影がちらつく。山百合会の薔薇様方も例外なく受験で忙しい様子。
一二年生はといえば来年度のために生徒会選挙が開催されるというのがシリーズ四巻のメインの様子。
クラスメイトに薔薇様にかけロサ・カニーナと呼ばれる蟹名静と実質、三人いる生徒会長に来年度はまだ二年生の志摩子が相応しいか否かという選挙でもあるようなのだが……。
表紙だったり、読者が今回のメインキャラクターだと解釈できる展開なのに志摩子の出番はそう多くない。祐巳、由乃、白薔薇、ロサ・カニーナが志摩子を視野に入れながら展開するが彼女自身、既刊よりちょっと多く喋っているなー程度の出番。
メインだけど、全面には出さないっていうのが作者のクセなのかな。 -
Posted by ブクログ
前巻で舞台となった文化祭でベスト・スールに選ばれた黄薔薇の蕾と妹がメイン。ずっと一緒だった幼馴染みであり従姉妹の二人だからこそ、長年積もり積もった感情と足りなかったドキドキを求めての予期せぬ行動。
たぶん、ここはメインテーマじゃないのでしょうが新聞部の及ぼす影響の大きさに目が行ってしまった。
時系列を並べただけの推察記事による、学園に及ぼす影響の大きさと言ったら。一種の恐慌状態に陥ったリリアン女学園は悲壮と混乱しかないはずだがラノベなので、そこまで重たい内容ではない。
妹が落ち込んでいるのに黄薔薇がどこか上の空でこれといった絡みがなかったのは残念。
黄薔薇のミスリードには見事に引っ掛かりましたが、そのミスがフラグになりそうな予感はある。