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Posted by ブクログ
「マリみて」の3冊目。私が選ぶ「Best volume of マリみて」は、これしかありえない。この本の後半に掲載されている「白き花びら」という短編が、あまりにも印象深いので…。白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)こと佐藤聖さまの過去を描いたこのお話しは、「同性を好きになって何故いけないのか」という聖さまの心の叫びが痛ましく、救いのない結末と相まって、涙なしには読むことができない。40冊近く刊行されている「マリみて」シリーズにおいて、恋愛感情がここまで明示的に描かれている箇所は他に見当たらず、本シリーズの異色作となっている。その一方、この短編が「マリみて」の世界観に与えた影響は極めて大きく、「マリみて」から百合的な要素を感じ取る読み方を確立させた意味で、「白き花びら」はシリーズの方向性を決定づけた一大転機だったのだと思う。
Posted by ブクログ
マリ見ての中で、私が一番好きなのが、この代の白薔薇さま、佐藤聖さまです。
なので、その聖さまメインのこの本は特別なのですが、彼女の過去の話でもあるので、中々再読するふんぎりをつけるまでが大変でした。
で、読み返してみたら、それほどきつい話でもなく、ホッとはしたのですが、当時の聖さまのことを思うとなー。
この当時は聖さまの親友とはなっていなかった紅薔薇のつぼみだった水野蓉子さまの懸命さが、のちに紅薔薇さまとなった彼女との違いを際立たせていて、このシリーズで初めての成長、というものを感じた本でした。
聖さまと栞さんのことは、大なり小なり誰の胸にも近い感情は覚えのあることなんじゃないかな、と思う。
ホントに小は果てしなく小になってしまうと思うけど(笑)
でも、あの栞さんと会って、あの夜を迎えたからこそ、今の聖さまなんだなと思うと、誰かにありがとう、と言いたい気持ち。
あの気持ちのまま、全てを排除して生きて行く彼女を見るのは忍びない。
今の祐巳ちゃんを見て、爆笑したり、祥子さまをからかったりおせっかいしたりする聖さまになってくれて、本当に良かった。
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