卒業式を翌日に控えたリリアン女学園高等部。薔薇の館の一階の物置部屋では、紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)の祥子(さちこ)と黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)の令(れい)の忘れ物捜索が行われていた。祥子の置いていった《あるもの》をみつけた祐巳(ゆみ)は、急用を思い出したようにそのまま薔薇の館を出ていくが…!? 三年生とのお別れはいよいよ明日。複雑な想いを抱く、祥子と祐巳、由乃(よしの)、新聞部の三奈子、写真部の蔦子(つたこ)、桂(かつら)たちの一日を描く!
Posted by ブクログ 2010年07月25日
順序が逆になってしまったけど、リトルホラーズの後に読みました。
そして小作品集としてはこっちの方が好きかも。
今までリリアン女学園のみんなを見守ってきたものとしては、集大成ともいえる作りで、ひとつひとつのエピソードが胸に沁みました。
祐巳と祥子の出会いから始まった「マリア様が見てる」が二年弱の歳月...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
次は卒業式! と思ったのに、こうきたか! 小話。
じらされた感があります(笑)
それぞれの視点と、それぞれの想い。
卒業するからこその、何ともいえない思いがあります。
送る側、送られる側。
色々あったな〜と、自分の記憶も元に笑ってみたり。
…ですが、ここまで特殊(?)な環境で...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月29日
「マリみて」第32巻。
卒業式前日のセンチメンタルな雰囲気が、"山百合会"面々を中心に様々な視点から描かれている。
祥子、令ら3年生組の卒業が迫る。このシリーズも終盤に近付いてきていると思うと、読んでいる私もちょっぴりセンチメンタル。彼女らはどのような卒業式を迎えるのか。楽し...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月10日
今数えてみたら、マリみてシリーズの34冊目。…そんなに出てたのかー
サブタイトルの通り卒業式前日の話。
章ごとにキャラクタの視点が変わるのだが、それぞれの登場人物がそれぞれのやり方で卒業直前の精算をしていくような短編集な感じ。
とはいってもそれぞれが完全に独立してるわけではなく、同じ「卒業式前日」...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月09日
別れを明日に控えた姉妹それぞれの、自分たちだけの別れの儀式。形じゃなくて、気持ちに決着をつけるために。 その中で名も知らないけど新たな姉妹が生まれているところは感動でした。 久しぶりの桂さんもテニス部でしっかり居場所を築いてたんだなと。 新聞部も、活動内容のせいか男らしくてすてきな人たちが集まって...続きを読む
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