鍋島テツヒロのレビュー一覧
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主人公のクースラや相棒のウェランドをはじめほとんどの登場人物が頭のいいキャラのため、会話や錬金術にまつわるあれこれについてがしっかり考えながら読まないとなかなか理解しきれない。
読むのに気合がいる作品。
その分面白さは折り紙付きですが。
また、そんな難しさにあふれる中で癒しとなるのが、ヒロインのフェネシスの存在。
この子は基本的に錬金術のことはほとんど知らず難しい会話に入ることも無く。
そんな彼女が必死に頑張る様は素直に応援したくなる。
クースラとの関係が今後どうなっていくのか、そこにウェランドがどう絡んでいくのか・・・
錬金術だけではなく、3人の関係も大きな見所です。 -
Posted by ブクログ
第2巻。近々、戦争前線が移動すると聞きつけたクースラとウェランド。それは現工房の待遇低下を意味する。なんとかして新前線の好待遇な工房へと移動したい二人は、伝説の金属・ダマスカス鋼の秘密を暴き、それを手柄にチャンスをつかもうと画策するが――。
ダマスカス鋼の謎、フェリシスの成長(ほんの少しだけど)など、ハイライトも全部ひっくるめてまるまる一巻新天地への布石という感じでした。今後あの人はメンバーに加わるのか?いきなり新天地に移動するのか、それとも道中にもページを割くのか?まだまだ最終目標達成はなさそうだし、3巻を読んでみないと今後の方向性がつかめなさそうです。
そして、今巻では何よりクースラの非道 -
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好きな声優だからってわけじゃないけど、
フェネシスの脳内CVは花澤香菜ですw
敬語で意地張る感じとかリアルに再生されます。
さて、
第2巻ということで世界観もクリアになってきましたが
やっぱりヒロインのフェネシスが弱いですね。ホロと比べると。
ちょっと空気になることが多い。
可愛さは認めるに吝かではないですがw
物語的にも、堅実で含蓄のあるお話ではあるのですが、
1巻の頃の様な何が起こるのかというような期待感は無く、
正直淡々と終わった印象すらあります。
まあ、状況的に先が予想できちゃうのが問題でしょうねえ。
次巻はもうちょっと盛り上がるといですが。 -
Posted by ブクログ
錬金術師、それは忌み嫌われる異端者たち。「眠らない錬金術師」と呼ばれる青年・クースラとウェランドは、戦争前線の工房に送られることとなった。前線なら好きなだけ実験ができると喜んでいた2人だが、工房では「監視役」だという修道女フェネシスが待っていた――。
1巻ということで登場人物紹介&小手調べ編という印象。
この作品での錬金術はファンタジーではなく、科学的なリアル錬金術です。錬金術師が嫌われる理由や権力者に利用される立場も、宗教や戦争・経済などと絡めて説明されており、現実的な感じでした。
登場人物はクセが強く、夢を叶えるためなら手段を選ばなさすぎる主人公と、純粋だけど生きる希望を持てないヒロインと -
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ネタバレ「狼と香辛料」の支倉先生の新作。
時代的には前作と似たような中世の趣なんだけど、今回は金勘定ではなくで冶金に着眼してはぐれの錬金術師というのが主人公。
それに修道士の女の子と仲間?の錬金術師が絡むという感じ。
全体の話の流れは前作っぽく、街の勢力争いに巻き込まれた主人公が知識を生かして難局を凌ぐというもの。
前作では神の化身たる彼女が陰に陽に主人公を助けておりましたが今作はまだただのお荷物という感じ。次回作以降で本領発揮か?
主人公がはぐれを気取っている割にはどこから見てもいい人にしか見えないのが残念。(友人も含めて)
修道士の生い立ちも含めて、おなじ食材で違う料理を食べさせられた気 -
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ミステリ系不条理コメディの第二段。
今回は新キャラとして秋山忍の編集者である柊鈴菜と、和人の妹円香が登場。
二人を巻き込んだ(むしろ二人に巻き込まれた)どたばたコメディが展開されます。
相変わらず主人公の和人がいいキャラw
一見まともそうに見えるけど、それはあくまで周りがひどすぎるだけで、こいつも十分に変なキャラだよね(褒め言葉)。
ハサミを振り回す霧姫に脅されながらも冷静に突っ込みを入れる姿は素晴らしい(でも最後は折れるとこもよい)。
ただ、個人的には新キャラの二人が残念。あまり好きになれなかったな。
二人とも常識が通用しないキャラ。
いやそれを言えばヒロインの霧姫もそうなんだけど、それ -
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