鍋島テツヒロのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレオランダのチューリップバブル
ドイツのハイパーインフレ
ウォール街の株大暴落
日本のバブル崩壊
サブプライムローンの破綻
それらのストーリーと対比してバフェットの投資哲学がちょこっとだけ出てくる。
これによって投機と投資の違いを暗に伝えてくれる。
いつの時代も、ありもしない価値を信じ続ける人達によって盲信的に、物や株の価格があがっていく。
しかし、人は創造されていない価値を消費することはできない。
ちょっと考えれば土地や物の値段が上がり続けることなんてないと分かるのに。
実態がないのに、その物の未来の価値を取引することによってこれらは引き起こされた。
そして、印象的だった言葉が、
「金融の記 -
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Posted by ブクログ
読書馬鹿の主人公が喫茶店を襲った強盗から女の子を守ろうとして死んでしまう。彼は本を読みたい一心で蘇るが、行き先は犬の身体。ペットショップの檻の中で本が読みたいと唸っていると、その思念を受信して彼を引き取ってくれる人が現れた。その人は彼が守った女の子。犬(中身は男の子)と女の子の同居生活が始まる。
……と序盤のあらすじをまとめてみると、ドキドキしたりしんみりしたりな物語が展開しそうなものだけど、中身は犬と女の子(ドS)の掛け合いコメディ。
主人公とヒロインの立場を鑑みると、いまいちコメディなノリについていけない。自分のせいで死なせてしまい、犬にまでなってしまった主人公にドSで接せられる -
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Posted by ブクログ
ネタバレ読書バカの主人公。
犬。かわいいダックスフンド。
というガジェットに惹かれて読んでみたけど、全体がドSな美人作家にいじめられる犬になってしまった主人公との掛け合いで、物語がまったくといっていいほど遅々として進まず、つまりは、「この二人の会話の掛け合い」が面白く楽しめないと楽しめない、という、ライトノベルとしてはある意味で正しいあり方。
会話は楽しくて良いと思います。
ただ、根本的な問題として、「主人公は本好きであらゆる本を読み尽くした、本がないと生きていけない読書バカ」のはずが、およそ「ほとんど本を読んだことがない程度の読書レベル」でしかなく、リアリティ云々以前の問題で、まったく設定に説 -
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