【感想・ネタバレ】犬とハサミは使いようのレビュー

あらすじ

「読 ま ず に 死 ね る か !!」ある日突然、強盗に殺された俺。だが本バカゆえの執念で奇跡の生還を果たした――ダックスフンドの姿で。って何で犬!? 本読めないじゃん!! 悶える俺の前に現れたのは、ハサミが凶器のサド女、夏野霧姫。どう見ても危険人物です。でも犬【おれ】の言葉が分かる、しかもその正体は俺も大ファンの作家、秋山忍本人だった!? どうなる俺、あと俺を殺した強盗はどこ行った――!?

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

本編10冊、短編集4冊、番外編1冊の全15巻完結。
登場人物皆アブナイ。そこが良いね。読者と作家の互いを高め合う純愛物語、と言えば綺麗です。実際は一方的に斬られるだけ。夏野霧姫はどうやって犬と…

秋月マキシ好き。輝いてる!

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2021年10月11日

爆笑

これ本当に面白い。久しぶりに読んでみたけどめちゃくちゃ笑った

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2021年04月07日

Posted by ブクログ

大変楽しく読めました。
久しぶりに時間を惜しまず読めました。
巻頭カラーの「文字列になって出直して来いよ」は声に出して笑ってしまいました(笑)

私も読書は好きですが、流石に一日10冊読んだことはないです…(^^;
最高6冊。それも厚くない本を含んで、です。

まぁ、内容は
喫茶店で本読んでたら薬中が銃発砲して、執筆中の霧姫をかばう為に死んだ主人公。
でも、霧姫(秋山忍)の書く本の続編を読みたいが為に死にきれずに犬になった主人公の復讐劇を手伝う霧姫。って感じかなー。

エピローグの本田書店で主人公が犬の姿で本を買うシーンが好きで、イラストで見たくてアニメ見たけどそこカットかよ!!でした。

まー主人公がそこまで本読んでながら…とかいう意見もちらほら見ますが、私も周りから「そんだけ本読んどいて!」と言われることがあるのでなんとも…(笑)

本読むから吸収しなきゃいけない!
じゃー楽しくないんですもん。
本は楽しく読めたらそれでいいし、自分が共感して伸ばしていこうと思えたらそうすればいい。
本読むんだったら。っていう考えがあってもいいけど、ただの趣味を義務にはしたくないです。

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2013年11月26日

Posted by ブクログ

主人公の気持ちがすごくわかりました。
飽くなき読書への欲求すごく共感できました。
面白かったです。

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2013年08月16日

Posted by ブクログ

とても笑いました。
夏野さんが結構ぶっとんでてそれが笑いにつながりました。
ミステリアスな場面もあって早く次が読みたいです。

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2013年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の「○○を見るまで(するまで)死ねない」という思考はわからなくもなかったり。
ラストのトンでもバトルは吹き出しましたが、その辺も含めて個性が出ていて楽しめた。
ラブコメ要素はなさそう・・・とか読み始めは思ってたのですが、ヒロインの子は結構やる気満々ですね。
いかんいかん危ない危ない・・・

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2012年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本の虫というか読書狂というか活字中毒というか,
そんな彼がまずいコーヒーを出す喫茶店でいつものように読書をしていると
猟銃を持った強盗が登場.
なんだかんだで銃弾命中→心停止.

「読まずに死ねるか!」

というアレで奇跡の復活を遂げるが何故かダックスフントの姿に.
犬になった少年の声が届くのはハサミで武装した黒い女.

面白かったよ!

でもアレだ,この主人公の死→根性で復活→だけど動物
っていう一連の流れがどこかで読んだことあると思ったけど
阿智太郎の「九官鳥刑事」だな.
というか「九官鳥刑事」を知ってる人はどれくらいいるんだろう.
まぁいいや!

ハサミ女の夏野霧姫ちゃんが可愛いなぁ.ドSだけど.
面白かったよ!

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2012年04月20日

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面白かった。話の展開はまぁおいて置いて、キャラクターの会話と「本」に対する情熱が。

大好きな本の作者と暮らしつつ、お金の心配もなく、
(生命の危機はあるが)本を読めるなんて、幸せな主人公だと思う。

もうすぐ2巻が発売なので楽しみです♪( ´▽`)

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2011年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いつ犬が出るんだろうなぁって考えてたら、そういうことかというありがちな展開。しかし、この本の魅力は犬とヒロインの掛け合いにある。話のテンポは抜群。化物語の戦場ヶ原ひたぎ編のような感じ。むしろ、そのまんまだね。そこに適当なネタを混ぜあわせた作品でした。次の巻にはどういうふうに繋げていくのか、登場人物を増やしていくのかまだ分かりませんが個人的に良かったので期待してます。

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2011年03月21日

Posted by ブクログ

アニメで気になってた作品で、電子書籍のセールでまとめ買いしてみました。
キャラに魅力がありますね。
本好きっていうキャラにはそこまで説得力はないけど、ワンコ好きなだけにかわいいw
ヒロインであるはずの夏野は美人なんだけどハサミを振り回す以外ほとんど喋らないんで、ほぼ犬のモノローグでボケとツッコミで進んで行くのが面白いw
まとめ買いしたのでしばらくは空き時間に読んでみたいです。

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2015年03月21日

Posted by ブクログ

・病的に活字中毒の主人公
・ダックスフンド
・第1回目のアニメを観て
以上3つの理由で中古購入。

色んな俗語が出てきたなぁ。
ゲンガオゾとかパイルバンカーという意味をいちいちネットで調べながらの読書(笑)
読む前に危惧していた程、失敗感はなかったので良かった。
(あくまで個人的にですが)

でも234ページあたりから少々雲行きが怪しくなっていったかな。。
けれど、ラストはOKでした。
この1巻で一応話は完結してるので、2巻に焦ることはないのが幸い。

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2013年07月08日

Posted by ブクログ

結構設定がぶっ飛んでるなぁーと思った。とにかくヒロインが怖い(笑)。
面白いんだけど、人、選ぶよね?って思った作品。
いや、でもね、本の七罪は参考にします…ってもうすでに私犯してるじゃん!
積本多い時点で犯してるじゃん!
と文章読みながらツッコンでました。
後半まさかのバトル展開にはえ?って思ったけど、まぁまぁ許容範囲でした。
ただ…ミステリーではないよね?
ないよね?
だけど和人と霧姫のやりとりが面白く、さくさくっと読めるのが良かったですっ!

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2013年06月09日

Posted by ブクログ

快活痛快と言ったところか。まぁでも夏野の弱い部分もしっかり描写してくれたり、予想外に早々とデレてくれおったり、なんだよこれ面白いじゃないか。つーかそこでデレるのかよ!え……マジかよ!?って感じになった(笑)   
まぁそれはおいといて、黒幕ってつまりどういうこと? 
あと和人の家族も気になる。   
良いキャラだな。夏野霧姫。

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2012年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鍋島氏のファンなので表紙買い。思いのほか良かった。
陸橋上での格闘とか、後半ネタ過ぎたのが残念だったけども。。
雰囲気とキャラは嫌いじゃない。内容的には3.5点くらいだけども、鍋島補正で★4つ。書店で新品購入。

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2011年12月05日

Posted by ブクログ

ラノベらしい文章だった。テンポの良い会話が続きすらすらと読めたが、さすがに最後まで同じ様な調子だと胃が持たれた。戦闘シーンの滑稽さには笑ってしまった。でもなかなか好きな作品です。

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2011年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 面白かった。ひきこまれて、授業中も続きが読みたいと思った。本が本当に好きなんだなと思った。あと、あしろぎむとなんだなあと思った。

 でも、女の子が男の子に恋をしたきっかけというものがよく分からない。二人のかけあいは楽しかったが、もっと二人心理的距離が近づく描写が……あれ、あったっけ。

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2011年10月25日

Posted by ブクログ

後半の展開が少々失敗しているとは思うけど、主人公とヒロイン? の関係がユニーク。テンポも良くて読んでいて楽しい一冊。「本の七罪」は肝に銘じよう。

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2011年09月14日

Posted by ブクログ

 いつものお方からお借りした、もといオススメされた作品。
 私ってこう言うのが多いですね。

 短編かな、と思いきや実は2巻があったということに今驚いているのですが、それはさていおて。
 一言にいうと、これは面白かったです。
 ギャグ面においては結構ツボだったりして、主人公の犬とヒロインである霧姫のかけあいが独特で面白かったです。
 ストーリーはというと、全体的に見れば面白かったのですが、作者の更伊俊介さんの本好きが具現化した世界のように、本の存在感、そして力が強すぎたような気がします。
 確かに本に魅せられた人というのは、変わるかもしれませんが、ここまでか・・・? と思ったのが正直なところ。
 主人公がかなりの本好き、ということもあって「本」は一つの重要アイテムとなりつつある作品です。

 だから、少しそこらへんで萎えた、というか「えぇえ・・・」と思ってしまうところがありました。

 話全体の内容としては面白いと思いますので、そこは読んでみることをオススメします。
 主人公が犬、という特異的なところもありますので、違った感覚で楽しめるはずです。

 後、タイトルにあるハサミも結構な重要アイテム。いや、でも、これは、え? と思うようなアイテムですw

 ちなみに、2巻もあるようですが、私の中ではこれで完結しててよかったんじゃないかな、と思ったり・・・。
 まだ読んでないからそんなこと言えないのですがねw

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2011年07月22日

Posted by ブクログ

最初は主人公かわいそすぎる....

最後はなんかちょっと感動★笑

不思議なお話だったけど、とても面白かったです

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2011年03月31日

Posted by ブクログ

さすが大賞を受賞しただけあると思いました。なかなかテンポ良かったのだけれど後半のバトルシーンのあたりからすこしダレてきたのが残念。オチは自分で読んでください。

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2011年03月19日

Posted by ブクログ

活字があれば幸せ、な主人公。
今日も購入した本を持って喫茶店で読んでいれば
銃に撃たれて死んで…気がついたら犬だった。

意識がすりかわったのか、入り込んだのか。
身体が犬になろうとも、活字を追いかける活字中毒者。
分かる分かる、とうっかり同調してしまいました。
いや、ここまで買わないし、部屋中埋め尽くすまでは
してませんけど。

多分、彼が本を必要としているぐらいに
鋏を一部としている…ヒロイン??
ものすごいSです。
しかしこの慌てっぷりというか、行動と言うか
もしやもしや??
トラウマになっている以外に、もしやもしや??

読まれる事によって、人生を、価値観を変えてしまう。
それは作者にとって、どれだけ幸せで
どれだけ不幸せな事か。
とはいえ、防御に使われるのはナシです。

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2017年03月31日

Posted by 読むコレ

購入済み

何に驚いたって、あとがきに驚いた(^_^;)
全体的に面白く読めたけど、主人公二人の掛け合いはかなりクドくて食傷気味でした…この掛け合いで終いまで行くのかと思っちゃった。
けど、秋山忍のような作家に出会えた人は幸せだね。俺にもそんな本現れないかね〜

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2013年12月19日

Posted by ブクログ

なんと言っても会話!

ーーラノベの醍醐味、「会話」がとにかく面白い!よくある主人公がつっこむ形。だがテンポが軽快でやりとりも笑いを誘い面白い!アバンストラッシュや5/8チップなど、分かる世代には分かる小ネタが散りばめられている。それが読者を惹き付ける味付けになってる。

ただ、物語に動きが少ないなー。でも最後の戦い二つは臨場感あふれ、筆力あるなーと感じた。

ところどころ設定がどうなの? と思う箇所もあったがおおむね楽しめた。

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2013年10月23日

Posted by ブクログ

本文は手堅く読みやすい印象。ネタの応酬がたたみかけるような漫才のよう。霧姫が主人公を好きになった理由がイマイチ納得できなかった。

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2013年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アニメを見て、面白いと思い読んでみようと思った。
ん~、ギャグ要素があるから読みやすいといえば読みやすい。
けれど、後半の夏野と犯人との戦いの辺りからは、テンポが悪かった気がする・・・。
単に興味がないだけか・・・。

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2013年08月14日

Posted by ブクログ

読書バカの主人公はある日強盗に殺されてしまい、気が付いたら犬になっていた。
しかも、大好きだった作者の家にいた。
第12回えんため大賞優秀賞受賞のミステリ系不条理コメディ。

主人公の語り部はやたらと惹きつけられて、世界にのめり込んでいく感じがしましたが、なんか全体的に作りが雑。
っていうかツッコミ所が多い。
なぜ犬なのか、なぜ言葉がわかるのか、なぜ最後のページがあるのか。
なんか腑に落ちないんですよね。
でも、次を読みたい気もするから不思議だ。

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2013年08月05日

Posted by ブクログ

ギャグ部分だけを評価して、星みっつ。
3巻まで読んだが、…どこがミステリ?
底が浅すぎて笑ってしまいましたww

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2012年09月02日

Posted by ブクログ

活字中毒の主人公が、死んで犬になっても活字を恋しがり、大好きな作家の新作を待ち望む。犬になったところから始まるのではなく、死んで、犬になる過程を描いているのが新しい。その過程がストーリー展開上も重要な意味を持っているのですが、犬の体になっているからこそ、もっと人間とのギャップを際立たせるような描写を読みたかった、と思います。

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2014年04月21日

Posted by ブクログ

タイトルと絵に惹かれて読んでみたものの、終始コメディ部分がしつこく感じた。
ボケとツッコミのやり取りが常に同じテンションで1つ1つが長いためメリハリがないと思う。
後半の事件が動くあたりからは面白くなってきたしラストもちょっといい話かつまとめ方も面白かったので次巻に期待。

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2012年02月01日

Posted by ブクログ

 読書馬鹿の主人公が喫茶店を襲った強盗から女の子を守ろうとして死んでしまう。彼は本を読みたい一心で蘇るが、行き先は犬の身体。ペットショップの檻の中で本が読みたいと唸っていると、その思念を受信して彼を引き取ってくれる人が現れた。その人は彼が守った女の子。犬(中身は男の子)と女の子の同居生活が始まる。

 ……と序盤のあらすじをまとめてみると、ドキドキしたりしんみりしたりな物語が展開しそうなものだけど、中身は犬と女の子(ドS)の掛け合いコメディ。

 主人公とヒロインの立場を鑑みると、いまいちコメディなノリについていけない。自分のせいで死なせてしまい、犬にまでなってしまった主人公にドSで接せられるヒロインの神経が分からない。
 やはり相手が(中身はともかく)犬だからなのかな。
 犬と話すという滑稽な展開がヒロインを困惑させているんだろうか。

 考え出すと不条理過ぎて楽しめない。

 あるいはラノベなので深くは考えなくてもいいのかもしれない。
 それならヒロインから見れば、共通の趣味で語れる犬との共同生活。主人公から見れば、ドSだけど美人だし金持ちで自分の好きな本をいくらでも読ませてくれる女の子との共同生活。
 楽園か(笑)

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2012年05月03日

Posted by ブクログ

主人公とヒロインの会話が魅力的。文字列になって出直してこい、は強烈w
あと、夏野にゃんのミニチュアダックスフンドオンリー誌まだですか

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2011年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読書バカの主人公。
犬。かわいいダックスフンド。

というガジェットに惹かれて読んでみたけど、全体がドSな美人作家にいじめられる犬になってしまった主人公との掛け合いで、物語がまったくといっていいほど遅々として進まず、つまりは、「この二人の会話の掛け合い」が面白く楽しめないと楽しめない、という、ライトノベルとしてはある意味で正しいあり方。

会話は楽しくて良いと思います。

ただ、根本的な問題として、「主人公は本好きであらゆる本を読み尽くした、本がないと生きていけない読書バカ」のはずが、およそ「ほとんど本を読んだことがない程度の読書レベル」でしかなく、リアリティ云々以前の問題で、まったく設定に説得力がない。
おそらくはもともと本が好き、本を読む人しか手に取らないだろうと思う「小説」という形式の物語で、この設定の齟齬は、ちょっと気になった。(それとも、ライトノベル読者なら大丈夫、ということか?)
いっそジャンル限定で「他はまったく知らないけど、ライトノベルだけは刊行されたほぼすべての作品を読んでいる」というくらいにしておけば、説得力は増すと思う。

とはいえこの作品の面白味は、先にも書いたように、主人公とドS作家の掛け合いなので、その部分が楽しめるのであれば、まったく何の問題もないと思います。
僕はとりあえず、挿絵の犬がかわいかったです。

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2011年10月03日

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