笹沢左保のレビュー一覧

  • 木枯し紋次郎

    TVドラマの主題歌が素晴らしい

    この、「木枯し紋次郎」、半世紀前に中村敦夫氏主演のTVドラマになっていましたね。僕はこのTVドラマの詳しいあらすじは知りませんが、只、上條恒彦氏が歌っていました「だれかが風の中で」と言う主題歌が実に素晴らしかったですね。僕は今までカラオケ喫茶で何回この歌を歌ったかわからないくらいです。上條恒彦氏はこの「だれかが風の中で」を歌う前に小室等氏が結成していました「出発(たびだち)の歌」で、それも31歳と言う、当時のフォーク歌手としては異例の年齢でデビューしましたね。当時のフォーク歌手の約100%は10代や20代でデビューしていましたから。

    #アツい #泣ける #感動する

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    2024年09月04日
  • 木枯し紋次郎(十五)~さらば峠の紋次郎~

    購入済み

    現行の紋次郎シリーズ最終巻。最後の数行に紋次郎の優しさがあります。
    帰ってきた木枯し紋次郎シリーズも電子化してください。

    #切ない

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    2025年01月05日
  • 見られる女

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    楽しかったです!本当に楽しかった!
    短編集が苦手な私でも、収録されている全ての作品を楽しむことが出来ました。
    特に『密会』『無理心中』『絶望の男』
    女性記者が主人公であるこの上記の三作が好きです。

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    2020年06月05日
  • 流れ舟は帰らず 木枯し紋次郎ミステリ傑作選

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    ネタバレ

    けっこう前に読み終わってたけど
    登録忘れてた〜

    もんちゃんが人間不信に拍車がかかり
    何をやっても悲しい目にあい
    関わった人たちが死んでいく(殺しちゃう)のが
    もんちゃんがいいひとだから気の毒で、面白い(笑)

    時代考証せいかくなのかな
    関所とか任侠とか色々よくしらないけど面白かった!
    時代ものとしてもミステリとしても
    すごいたのしかった〜
    でもみんなバッドエンドでつらい‥

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    2020年03月14日
  • 木枯し紋次郎(十)~虚空に賭けた賽一つ~

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    本巻で注目すべき作品は「旅立ちは三日後に」。この作品が実に秀逸で研ぎ澄まされていて、それでいて切なくて、物悲しくて、胸に突き刺さった。いつも追われるように旅を続けていた紋次郎だが、この作品では珍しく(もはや事件的なレベルだが)特定の場所に留まり渡世人を辞めようかと考える。「え!」と思える事態だが、それにはちゃんと伏線を張っており、また紋次郎を受け入れようとしてくれる家庭の温かさが脱渡世人の説得力としては十分なものなっている。

    しかし、我々は知っている。紋次郎はまた旅立つことを。タイトルがそれを冷たく無慈悲に語っているではないか。それでなくても物語が続くためには、そうならざるをえないことを理解

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    2012年06月02日
  • 霧に溶ける

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    ネタバレ

    バカミスと言ってしまえばそれまでだが、ハッキリ言って名作だ。風俗が古くてつらい部分があるが、三つ巴操り殺人は奇想の彼岸! 密室のトリックも秀逸な機械トリックだった。

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    2011年09月26日
  • 木枯し紋次郎(一)~赦免花は散った~

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    旅烏、木枯らし紋次郎。
    なんて素敵。
    そりゃ真似して、長楊枝なんぞ口に銜えてみたくもなりますわな。
    世の無常さが身に沁みます。

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    2010年01月26日
  • 新・黄色い部屋 犯人当て小説傑作選

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    ネタバレ

    推理小説のなかでも「読者への挑戦」に特化した犯人当てアンソロジー。今後シリーズ化されるようなので楽しみが増えた。

    【◯看破 △引き分け ×お手上げ】

    ×高木彬光「妖婦の宿」
    名作とは聞いていたが自分にはピンとこなかった
    気づかない伏線があったのかな

    〇坂口安吾「投手(ピッチャー)殺人事件」
    イージー

    △土屋隆夫「民主主義殺人事件」
    冒頭の横読みは気づいたが犯人を間違えた

    ×江戸川乱歩「文学クイズ「探偵小説」」
    穴埋め問題。昔に流行ったらしいが目新しさがあった

    〇飛鳥高「車中の人」
    イージー

    ×佐野洋「土曜日に死んだ女」
    部屋に、足が引っかかるほどのガス管が?

    ×菊村到「追悼パー

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    2025年09月13日
  • 有栖川有栖選 必読! Selection10 アリバイの唄 夜明日出夫の事件簿

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    なんというかこの時期だからこその動機でありなおかつトリックの豪快さはさすが。

    3005冊
    今年233冊目

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    2025年09月07日
  • 有栖川有栖選 必読! Selection2 空白の起点

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    SELECT2
    笹沢ミステリ史上、一二を争う大トリックに慄け!
    空前絶後の〝不在証明〟

    通過する急行列車の窓から父親の転落死を目撃した
    小梶鮎子。被害者に多額の保険金が掛けられていた
    ことから、保険調査員・新田純一は、詐取目的の殺
    人を疑う。鉄壁のアリバイ崩しに挑む彼をあざ笑う
    ように第二の死が……。ヒット作・木枯し紋次郎を
    彷彿させるダークな主人公のキャラクター造形と、
    大胆極まりない空前絶後のトリック。笹沢ミステリ
    の真髄。

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    2025年03月04日
  • 有栖川有栖選 必読! Selection1 招かれざる客

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    密室×アリバイ×暗号×?
    いくつものトリックと罠を埋め込んだ1960年代の
    華麗な〈新本格推理〉。
    この面白さは決して古びない!

    だが私はそうはいかない。染野の結婚から彼女の「噓」を引き出して、亀田を「白」と確信した。今度はもう一歩進んで、その推測の裏付けをしなければならない。

    〈暗い生命〉という題で、その下に〈三年C組M・H〉と記されてあった。

    二人が同じ環境にいた事がなければ、この暗号は通用しない。その点だけから推しても細川マミ子が速達の差出人であり、鶴飼殺しの犯人である事を確信出来る。

    細川が少年Bであり、鶴飼殺しが万引行為であり、二階堂が浩ちゃんだとしたら──つまり、細川は鶴飼

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    2025年02月28日
  • 有栖川有栖選 必読! Selection7 暗い傾斜7

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    相変わらず恐い女を書くのが上手いな…と震えた。邪魔者二人をまとめて葬るのはなかなか容赦が無いなと感じたけれど、それが愛情ではなく仕事のために生きた女が選んだ結果とすると、尚のこと凄みのあるキャラクターとも思ってしまう。探偵役の男女二人も、トリックを解く側と犯人の心情を疑う側とバランスよく分かれていて、解決パートのテンポが良くて面白かった。

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    2025年02月17日
  • 有栖川有栖選 必読! Selection1 招かれざる客

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    面白かった。内容の古さは否めないし、最初は事件のレポが150ページくらいある。情報に殴られて読み進みにくい。けど、謎解き編に行くと一気に進む。トリックを丁寧に解き明かしていく過程好きなので、良かった。最後3ページの結末から、なんとなく続きも想像できた終わり方だった。

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    2025年02月16日
  • 有栖川有栖選 必読! Selection6 求婚の密室

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    どう見てもヒロインが怪しいじゃん!!と思いつつも、トリックと真相が予想外過ぎて唖然とした。暴かれた真実があまりにも酷くて、最終的に殺された被害者夫婦すら信用できなくなるほど動揺するくらいだった。ただ、読者の死角を突くようなトリックは間違いなく面白かったし、探偵役のラブロマンス含めて悲劇に着地するところも美しく、見事な一作と言わざるを得なかった。

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    2025年01月14日
  • 悪魔の部屋

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    「やめて! 堪忍して!」
    ホテルの一室で、新婚早々の伏島世志子は必死に抵抗するが、中戸川不時は平然と彼女の下着をはぎ取った。
    誘拐監禁された世志子を襲う、荒々しい凌辱の日々……中戸川の常軌を逸した犯行の目的は、いったい何か!? 驚くべき事実が……。
    憎悪に満ちた愛欲と魔性を秘めた女心を描くサスペンス長編傑作!
    言葉巧みにホテルまで連れ出し誘拐監禁し、繰り返し世志子を陵辱する中戸川の冷酷な言動などから、よくあるレイプ神話に基づく官能小説的な展開に進むのかとミスリードさせながら、中戸川不時が世志子の義父をターゲットにする為に世志子を誘拐した理由が明らかになる中で、不時と世志子の心情の変化を官能描写

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    2024年04月10日
  • 有栖川有栖選 必読! Selection2 空白の起点

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    明らかに犯行不可な状況だけど絶対に怪しい容疑者の謎を解き明かす話かと思いきや、犯行の動機というか、そこに至ってしまうまでのあまりの無情さに、それはしょうがないよ…と同情せずにはいられなかった。ただ被害者の醜さがあるからこそ、トリックやアリバイの伏線回収を含めたストーリー展開がすっきりと美しいことが際立って、読後は割と爽快感があったようにも感じた。登場人物たちにフォーカスを当てると悲劇の物語ではあるけれど、でも面白かった。

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    2023年10月09日
  • 地獄の辰 犯科帳

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    2001/2/27
    時代小説と推理小説が合わさっ
    たような本だ。カコに恋人を殺して
    しまった岡っ引きの反造が同
    心にそのことを知られてしまい、い
    いように利用され、難解な事
    件を解決させられてゆく。
    全2巻のようである。

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    2023年03月19日
  • 有栖川有栖選 必読! Selection4真夜中の詩人

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    中盤まで、誘拐ものって読むといったい何が起こってるのかと推理の行く先がふらふらしていてどうなってるの?どうなるのの不安があったけど、ある事実から全てとこの誘拐の意味と気持ち悪い動機が…

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    2023年01月27日
  • P+D BOOKS 人喰い

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    ネタバレ

    見つからなかったら信頼している者を
    一度視野に入れて一から調べる必要がある。
    犯人が身近にいたことに驚いた。
    楽しめた。

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    2023年01月23日
  • 有栖川有栖選 必読! Selection5 他殺岬

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    自分の書いた記事によりある父娘を自殺に追いやってしまった天知。彼の息子が自殺した娘の夫に誘拐された。ただ復讐のための誘拐であり、犯人との交渉の余地はないと思える中、天知はもし娘の死が自殺でなく他殺であったのなら復讐の意味がなくなると考え、事件の捜査に奔走する。迫るタイムリミットの中、彼は真相にたどり着き息子を取り戻すことができるのか。サスペンス感溢れるミステリです。
    なにその斜め上の発想! と感嘆してしまいました。自殺として何の違和感もない事件を、まさかそんな理由から他殺として捜査しようとは。そしてきっと他殺ということになるのだろうな、とは思ったものの。調査が進むほどに自殺の印象が強められるし

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    2023年01月08日