【感想・ネタバレ】霧に溶けるのレビュー

あらすじ

ミス・コンテストの最終予選に残った5人の美女が、最終審査を前にして、脅迫、交通事故、怪死……次々と謎の事件に巻き込まれてゆく。警視庁特捜班の追及が開始されるが、巧妙なアリバイ工作、鉄壁の密室など、複雑に絡み合った“犯罪連立方程式”が立ちはだかった。周到な伏線が、読者を不可能犯罪の迷宮へと誘う、笹沢本格推理ワールド決定版。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

バカミスと言ってしまえばそれまでだが、ハッキリ言って名作だ。風俗が古くてつらい部分があるが、三つ巴操り殺人は奇想の彼岸! 密室のトリックも秀逸な機械トリックだった。

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2011年09月26日

Posted by ブクログ

第一級の本格ミステリ。この作家を何冊か読んでその構成の妙には感服させられたが、本作品はその中でもずば抜けている。今回も密室が登場する。しかも3パターンも。ひとつの密室だけで充分ストーリーを支えられるとは思うが、この構成には複数のトリックは不可欠。現実性に欠けており、リスクの高い大博打にも見えるが、最初から最後まで巧くひねられたプロットにきりきり舞いさせられた。“本格”と“新本格”の面白さが堪能できる傑作。序盤から意気込まずに気楽に読んだ方がラストのインパクトは強いと思う。

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2009年10月04日

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