笹沢左保のレビュー一覧

  • 招かれざる客

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    ネタバレ

    20年くらいの積読本。初版は1960年(デビュー作)ってことなので60年も前の作品。丁寧な証拠固めと論理展開は、松本清張『点と線』を連想した(時期的にはおおよそ同じくらいの時代)。第一部の、小説風ではない関係資料のような書き方は、たしかに若干の退屈さを感じるけれど、これがもし主観ありの記述で書かれていたら(たとえば東野圭吾さんを連想)、長くなってしまいそうだなと思う。本作に関しては、適度な長さに収まってよかったと思う。スーツを質屋に出すみたいな発送は、昭和の時代はよくあったのかもしれず、今となっては違和感を感じるけれど、そういう特殊設定ものだと思って読めば、古さが引っ込むことに気がついた。そう

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    2021年08月15日
  • 金曜日の女 新装版

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    ネタバレ

    最後の場面の2人の反応が対照的で面白かった
    ただ口封じの際に抵抗できないような暴力を振るわれたにもかかわらず自殺と判断されるのだろうかというのと別の口封じの際は薬で毒殺したわけだけど竜三から薬が送られてきていた事から足がついたりするのではないかと考えてしまい化物とまで称される竜三ならもっと自分まで辿り着けないような工作をするのではないかと考えてしまった

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    2021年02月12日
  • ささやかな復讐

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    わたくしのささやかな復讐はこれで終わりました。痴情、愛情、そして憎しみ。様々な人間の感情に起因して起こってしまった事件。その果てに残る空しさ。淡々と進んでいく文章の中にあるなんとも言いがたい雰囲気が漂う。 反復は空しいの一言。そこに至るために、捨ててしまったものを考えると本当に最悪の結末だと思う。取り残された、あるいは途方にくれると言う表現がぴったり。

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    2020年09月21日
  • 悪魔の剃刀

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    結末はなんだかスッキリするような展開。
    主人公の爽やかにも思える孤独と安芸の雁字搦めな葛藤が対比して描かれているようだった。

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    2020年09月07日
  • 白い悲鳴 新装版

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    自分勝手さが面白い。

    意表を突く、というほどではないが、視点の誘導が上手く、文章の古さを意識せずにすっきり読めました。

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    2020年07月27日
  • どんでん返し

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    会話のみで物語が進んでいくので、漫画を読む感覚でサクサクと読むことが出来ました。
    内容も面白かったですが、今回の作品は、心に残るほどではなかった気がします。

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    2020年07月08日
  • 白い悲鳴 新装版

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    サクサクと読めました。
    短編集は苦手ですが、笹沢佐保先生の作品はとても楽しく読むことが出来るので、好きです。

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    2020年06月23日
  • 遅すぎた雨の火曜日

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    ストーリー自体は前向きな感じ。
    登場人物は男も女も昭和の価値観にあるいい女、いい男を感じる。
    平成、令和と時代が、変遷した今となってはある意味、新鮮かも。
    昭和が求めた理想的な女と男を堪能できるし、その一方で登場する人間模様は、実は時代を超えて共通するものなのかもと思う作品。

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    2020年06月05日
  • 死にたがる女

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    【死にたがる女】表紙を見てホラー小説かと思ったらサスペンス小説でした。短編集の様な形で色んな事件を取り扱ってました。まぁ、本として飽きずに読めましたけど、人に勧めたいかと言われるとそれがまた微妙なところ・・

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    2020年03月22日
  • どんでん返し

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    全編会話文のみの短編集
    随分と変わった趣向
    会話のみですがストーリーの分かりにくさが無く、流石な印象です
    タイトルでどんでん返しとある通り、ちょっと意外なラストがそれぞれ用意されています
    ちょっとした時間に読めます
    にしても、どストレートなデザインの表紙ですね

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    2019年02月16日
  • セブン殺人事件

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    新宿淀橋署刑事課捜査一係の部長刑事・宮本清四郎と警視庁捜査一課警部補・佐々木冬彦。自他ともに好敵手と認め、周囲からは、「宮本武蔵」と「佐々木小次郎」とも揶揄される二人の刑事が挑む7つの殺人事件。




    あくまで短編としてではありますが、探偵役が2人いるが故のどんでん返し、また、ミステリーとしてもそうですが、人間ドラマのほうが印象に残る作品。

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    2018年11月06日
  • セブン殺人事件

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    警察小説
    新宿淀橋署の宮本刑事部長と、本庁から来た佐々木警部補。年齢も容姿も経歴も好対照の2人は、その名前から「宮本武蔵と佐々木小次郎」にたとえられるライバル同士。そんな異色の凸凹コンビが7つの難事件に挑む。どんなときも、2人の推理は真っ向から対立。はたして正しいのはどちらか?

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    2018年05月27日
  • 死人狩り

    購入済み

    死人狩り

    意外と呆気ない幕切れだった😒

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    2018年02月25日
  • どんでん返し

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    ネタバレ

    「父子の会話」みたいなどんでん返しをもっと期待してました。タイトルにどんでん返しとつけるくらいなので、もっとゾクッとしたかった。

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    2017年11月27日
  • どんでん返し

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    2017/11/17 23:07 再読。
    短編なので軽く読みたい時に。
    会話だけなので読みやすい。
    タイトルでもある「どんでん返し」感はそれぞれあるんだけど、本屋さんのポップにあるような派手な感じではないので期待せずに。
    もっと静かにニヤリとするような、そんな感じ。

    「左党」が酒呑みって意味とはね。こういう言葉を何気なく使えると粋なんだろうなー。

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    2017年11月20日
  • セブン殺人事件

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    ネタバレ

    うーん、何というか少々時代背景が古いのは否めないが、結構、それぞれの短編自体としては面白みがあったような気もする。佐々木小次郎と宮本武蔵になぞらえた二人の刑事の推理の掛け合いも古めかしいと思うが、それはそれで面白かった。
    7つの短編集だが、ちょっと読み終えるのに日にちがかかってしまったので、最初の方の事件は忘れかけてしまっていたのでほとんど印象に残らなかったのかもしれない。ただ、結末は強引なものもあったが、概して驚かされるものは無かったような気がする。

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    2017年03月30日
  • どんでん返し

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    ネタバレ

    〇 概要
     全編会話だけで構成された短編6つで構成された異色の短編集。いずれも,読みやすく軽い話ながら,最後には意外な結論が用意されている。

    〇 総合評価
     全編会話だけで構成されており,テンポはよい。生涯で380冊もの著作を残した作者らしく,ちょっとしたネタでさらっと小説に仕上げたという印象。どの作品も「どんでん返し」というほどではなく,古典落語のようにオチが見え見えで話が進む。話の面白さというより,話術,見せ方を工夫しているタイプの作品が続く。通勤途中や寝る前などにさらっと読む分には申し分なし。じっくり読むほどの作品ではない。個々の作品の評価としては,父子の会話だけが標準以上のデキ。これ

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    2017年01月01日
  • どんでん返し

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    会話だけで成り立った推理小説。
    しかも、ラストにどんでん返し。
    なんて魅力的な設定。
    会話だけなので、心理戦の様相を呈したものもあって、とっても面白かった。
    どんなびっくりがあるのかを考えながら楽しく読んだ。

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    2016年07月27日
  • 真田十勇士 巻の一

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    ラノベ感覚でさくさく読めます。1巻読むのに2時間ぐらいです。ストーリーはみんな大好き仲間探し。面白いですよー

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    2015年10月01日
  • どんでん返し

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    全て会話文で進んでいくのは面白かったけど、
    どんでん返しってゆータイトルから思わせる期待感と実際のオチに隔たりがあった。

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    2015年08月29日