笹沢左保のレビュー一覧

  • 流れ舟は帰らず 木枯し紋次郎ミステリ傑作選

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    「木枯らし紋次郎ミステリー傑作選」と題してあるが、ミステリー色は薄め、サスペンスやハードボイルドの要素の方が濃いが、個人的に好みの作品ばかりで楽しめた。

    紋次郎は貧しい農家に生まれ、生まれてすぐに間引きで殺されそうになったところを姉に救われるという過去を持つ。
    つまり紋次郎は『生まれて来なくてもいい人間だったのだ』。今の時代なら生まれて来なくてもいい人間などいない、と言いたいところだが、彼は堅気の人間としての暮らしを許されず、渡世人として生きてきた。

    紋次郎の決まり文句『あっしには関わりのないことでござんす』とは何も無責任に突き放しての意味ではない。
    関わりを持つということは相手のことにも

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    2019年11月20日
  • 流れ舟は帰らず 木枯し紋次郎ミステリ傑作選

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    木枯し紋次郎シリーズの中でもミステリ度の高い作品を集めた傑作選。
    時代小説としても素晴らしいし、紋次郎の意外な名探偵ぶりも楽しめた。
    私は子供のころから時代劇好きだったが、中村敦夫主演の紋次郎は他の勧善懲悪な明るい時代劇に比べてあまりにも暗く、救いがない話が多かったのでほとんど見なかった。
    しかし今になってみると深い。
    どれもミステリ的に面白かったが、逃避行の中で一人ずつ死んでゆく「笛が流れた雁坂峠」と、珍しく紋次郎が弱気になった末の結末が切ない「旅立ちは三日後に」が印象に残った。

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    2019年08月20日
  • セブン殺人事件

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    刑事の宮本と佐々木のコンビが事件を解決していく短編集。
    対象的な2人がユーモラスでいい。
    書かれた時代がそうなので、ばりばり昭和の匂いがするのはご愛敬。それも含めて楽しめた。

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    2016年07月18日
  • P+D BOOKS 剣士燃え尽きて死す

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    新選組、剣豪沖田総司の生き様を描く。無邪気な総司が労咳に苦しみながら、土方、近藤の新選組を第一の考えで異分子の考えを持つ仲間を排除する姿勢に少しずつ心が離れて行きながらも生きる姿を描く。25歳の若さで病で亡くなるもある意味投降して斬首となる近藤勇、函館まで意を通し戦い夢半ばで死する土方歳三よりも結果的に良かったのかも。。

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    2016年03月20日
  • 真田十勇士 巻の一

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    猿飛佐助が一騎当千の仲間を集めるために旅に出るところからスタート。
    いろんなことに頭をつっこみながら仲間を集めていく様が王道RPGみたいで読みやすいし面白い。
    虚実がいい感じに混ぜてある。

    1巻ではまだ完全な仲間にはなっていないものの、後十勇士になるメンバーが佐助以外に四人登場。

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    2016年02月29日
  • どんでん返し

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    「思いきって、やったらどうなの」「何をだ」「わたしを殺すのよ」―社の常務の姪と不倫した挙げ句、妊娠させ、結婚を迫られてしまった夫。“玉の輿”を目論む夫に、妻は離婚を絶対拒否することで対抗する。はたして、夫婦の運命は…(「霧」)、ほか、全編会話だけで構成された異色の短編を6篇収録。

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    2014年07月18日
  • 女人切腹

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    紋次郎の底辺に流れる、虚無感が女人を通じて立ち上る、「女人は二度死ぬ」が白眉。世の中ってのはそういうモンでございやしょう、としか言えない、底の空いたかのようなうつろさがたまらない。

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    2014年01月30日
  • 軍師 竹中半兵衛 下 新装版

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    ネタバレ

    半兵衛の後半生。
    歴史小説らしく、作家の所感が入ります。

    市と半兵衛の間に関係を持たせる点が新しい展開かな。

    終盤の秀吉と信長が少し馬鹿すぎる気がする。
    最後の方で光秀が半兵衛を訪れるシーンの意義が見いだせなかった。

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    2013年10月21日
  • 軍師 竹中半兵衛 上 新装版

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    竹中半兵衛前半記。

    半兵衛が市に想いを寄せたり、
    赤丸の存在が少し斬新。

    あとは下巻が楽しみ。

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    2013年10月10日
  • 逃 亡 岬

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    東西薬品の九門愛一郎はTVニュースを見て愕然とした。早暁、喧嘩別れしたばかりの愛人・高見沢ミサが刺殺され、自分が手配されているのだ。無実を晴らせるのは、事件直前に遇った女性と一枚の写真だけである。九門は一億数千万人のなかの“たった一人”の証人を追い求めるのだが…。迫真のサスペンス・ミステリー。

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    2011年01月28日
  • 真田十勇士 8巻

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    徳川家康と戦うため、真田幸村の家臣として様々な形で集まる魅力溢れる十勇士。
    難を言えば、官能シーンが多々あることだが、連載誌の都合上仕方ないものか。

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    2009年10月04日
  • 真田十勇士 7巻

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    徳川家康と戦うため、真田幸村の家臣として様々な形で集まる魅力溢れる十勇士。
    難を言えば、官能シーンが多々あることだが、連載誌の都合上仕方ないものか。

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    2009年10月04日
  • 真田十勇士 6巻

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    徳川家康と戦うため、真田幸村の家臣として様々な形で集まる魅力溢れる十勇士。
    難を言えば、官能シーンが多々あることだが、連載誌の都合上仕方ないものか。

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    2009年10月04日
  • 真田十勇士 3巻

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    徳川家康と戦うため、真田幸村の家臣として様々な形で集まる魅力溢れる十勇士。
    難を言えば、官能シーンが多々あることだが、連載誌の都合上仕方ないものか。

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    2009年10月04日
  • 真田十勇士 5巻

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    徳川家康と戦うため、真田幸村の家臣として様々な形で集まる魅力溢れる十勇士。
    難を言えば、官能シーンが多々あることだが、連載誌の都合上仕方ないものか。

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    2009年10月04日
  • 真田十勇士 4巻

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    徳川家康と戦うため、真田幸村の家臣として様々な形で集まる魅力溢れる十勇士。
    難を言えば、官能シーンが多々あることだが、連載誌の都合上仕方ないものか。

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    2009年10月04日
  • 霧に溶ける

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    第一級の本格ミステリ。この作家を何冊か読んでその構成の妙には感服させられたが、本作品はその中でもずば抜けている。今回も密室が登場する。しかも3パターンも。ひとつの密室だけで充分ストーリーを支えられるとは思うが、この構成には複数のトリックは不可欠。現実性に欠けており、リスクの高い大博打にも見えるが、最初から最後まで巧くひねられたプロットにきりきり舞いさせられた。“本格”と“新本格”の面白さが堪能できる傑作。序盤から意気込まずに気楽に読んだ方がラストのインパクトは強いと思う。

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    2009年10月04日
  • 招かれざる客

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    問題編となる「事件」と、推理編の「特別上申書」の二部構成になっている。前半のルポや事件のあらましは社会派という印象にも見受けられるが、暗号やアリバイ・トリック、凶器の消失など、中身はガチガチの本格である。後半に入ってからの刑事の追求が凄まじい。些細なきっかけからある人物が一気にクローズ・アップされる様は、鮎川哲也を彷彿とさせる。捜査の方向性もわかりやすく、ターゲットをひとつひとつ潰していくシーンは、地味ながら読み応えがあった。二部構成にしたことがストーリーに生かされており、全体のバランスも非常にいい。ただ、トリックを支えるネタに微妙な違和感を感じてしまったのが残念。

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    2009年10月04日
  • 死人狩り

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    乗り合わせている人の人生を辿り捜査する設定は面白かったけどオチが物足りなかった気がする、一捻りあれば良かった

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    2026年02月19日
  • 金曜日の女 新装版

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    正直途中で展開が読めてしまうのと、最後読み終わった時に、「ストレートにそのままの終わり方だな」と思ってしまいました。主人公が最初から生に欲がないので、最初は生きることへの執着心みたいなものが強ければ、後半との振れ幅があってもっと面白くなりそうなのになと思ってしまいました。ただ、性の描写は物凄くエロいし、終始女と男を感じさせるのは良かったです。自分の印象は官能メインのミステリー小説でした。

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    2025年12月12日