宇山佳佑のレビュー一覧

  • ひまわりは恋の形

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    ネタバレ

    黄色い表紙が目につき購入。
    久々に恋愛小説を読みました。

    ファンタジーの要素が多く
    読みやすかったです。

    登場人物たちが
    愛を通じての葛藤や成長をしていく姿が
    若かったときの自分と重なる部分もあり
    青春を思い出すことができました。

    最後まで立派に生きた2人。
    向日葵くんのビデオレターを見終わった
    雫ちゃんに新しい夢ができていたらよいな。

    願っていた結末とは違ったけれど
    心が温まる小説でした。

    0
    2026年06月01日
  • 桜のような僕の恋人

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    あらすじ出会いと恋カメラマン見習いの朝倉晴人は、自身が担当した髪を切ってくれた美容師の有明美咲に恋をします。彼女に認められたい一心で、一度は諦めていたカメラマンの夢を再び追いかけ始めました。そのまっすぐな姿に美咲も惹かれ、やがて二人は恋人同士になります。突然の悲劇幸せな日々を送っていた二人でしたが、ある日、美咲が「ファストフォワード症候群(早老症)」という不治の病を発症してしまいます。それは、人の何十倍もの早さで老化が進んでしまうという残酷な病でした。決断とすれ違い自分の老いていく姿を晴人に見せたくないと悩んだ美咲は、晴人に本当の病気を隠したまま、突然別れを告げます。事情を知らない晴人は戸惑いながらも、美咲の決断を受け入れます。しかし、月日とともに外見が老婆のように変わっていってしまう美咲と、彼女を想い続ける晴人の運命は再び交錯することになります。

    美咲の辛さを思うと泣ける。
    自分や自分の大切な人が同じ病気になった場合、どうするかを考えさせられた。

    0
    2026年05月31日
  • 桜のような僕の恋人

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    桜は、
      満開のときには、目を奪われるほど美しい
     です。でも、その美しい時間は、決して
     長くは続かず……
     やがて花びらは散り、同じ姿のままでは
     残らない。それでも、散ったあとの記憶は
     人の心に残り、翌年の桜を見れば再び
     よみがえります。

     これは主人公の美咲の人生と重なります。

     単に、若くて美しい女性が、桜のように
     はかなく散った、というだけではなくて、

     この物語りの
     桜は、花が散ることではなくて、
     限られた時間だからこそ、その美しさが
     強く心に刻まれるんだと思います。

     ……永遠に続くと思っているものを、存外、
     深く見つめてないです。ふだんは…

     毎日会える人、明日も話せる人、
     来年も一緒に桜を見られる人…

     それが失われるかもしれないことに直面し
     たときに初めて、何気ない日常がどれほど
     貴重だったかを想い知らせれるのです
     突きつけられるのだと思います。


    「時間」の残酷さも感じました。

     この物語りは、「死」そのものよりも、
     人によって時間の進み方が違ってしまう
     ことの苦しさが、悲劇です。

     老いは人が避けられない宿命です。
     普通の恋愛では、二人は一緒に年を重ねて
     若いときの顔も、年を取った顔も、二人の
     共有する人生の一部になるんですが、

     この物語では、その当たり前の時間が二人
     の間で失われてしまいます。
     彼女だけが急速に老いていく。
     彼氏は、同じ時間を生きているはずなのに
     彼女とは違う速度で年齢を重ねていく。

     ここに、悲劇があります。

     一般には、
     若さを美しいもの、
     老いを失われていくものとして考えますが、
     でも、老いること自体が必ずしも
     不幸ではないはずです。

     愛する人と一緒に年を重ねられるなら、
     顔のしわも、白髪も、二人が生きてきた
     時間の証しになり得るんだけど………
     ただし二人が同じスピードで老いるならば
     なのです……。

     
     彼女にとって老いは、死の恐怖以上に
     恋人との未来を奪われることの恐怖でも
     あったんだと思いました。


     美咲は、晴人に愛されているからこそ、
     変わっていく自分の姿を見せたくない。

     彼女は、彼の中で自分がどんな記憶として
     残るのかをとっても気にして悩みます。

     好きな人には、きれいな自分を覚えていて
     ほしい。楽しかった時間を、幸せだった
     姿を、できるだけそのまま心に残して
     ほしい。変わってしまった自分の姿を見ら
     れて愕然とされたくない、そして彼の
     そんな顔を見て自分も失望したくないと
     思っています
     その願いが極限まで強くなってしまいます

     私は、二人で一緒に病気と闘う展開も
     あるのでは?……とも思いましたが、
     (現実ならば、きっとそうかもしれませんが)

     そこを、あえて二人を引き離してしまった
     展開にしたところが、ここまで泣ける物語
     りになり得たのだと感じました。
     彼女が難病で早死するお話しだけなら、
     こんなに刹那くは、……ならなかったハズ
     です。

     彼女の真実を知った彼が、彼女の部屋の
     前、薄いふすま越しに語りかける場面は、
     やきもきしました。
     大丈夫だよ!彼なら、彼女の病の姿を見
     ても絶対に嫌いになったりしないから…
     ふすまを、あけちゃえっ!て、
     思ったりもしましたが、
     彼女のどうしても、そう出来ない気持ちにも
     共感しました。
     男性と女性とでは、微妙に、そんな処が
     違うのかもしれません。


     奇しくも、写真、
     彼はカメラマンです。(タマゴですが…)

     写真は、時間を止める……のですが、
     彼は、彼女の老いの病を止められません。

     でも、
     撮影した瞬間の表情、風景、光。
     その瞬間は過ぎ去ってしまっても、写真の
     中には残ります。
       瞬間を切り取る、時間を止める!
       永遠に遺す…アイテムとしての写真を
       この物語りに使ったのは、
       ニクい演出だと思います。

     生前の彼女の写真は一枚も残すことができ
     なかったけれども、最後には、彼女に渾身
     の作品を見せることができました。

     師匠の言葉
     写真の中にどれだけ想いを込められるか!
     を、胸に、どうしても今、今、
     彼女に観てもらいたいと思うのです。

     そして、
     読んだヒトのおそらくは多くの人が落涙
     した場面は、『サクラ色のニット帽子』だ
     と思います。
     Netflixの映像化版でも、最高に盛り上る
     処です。
       (予告編6分バージョンしか観てません
       が、充分です。)
     Mr.Childrenの『永遠♪』♡♪が、
     これまた、琴線を、これでもかって云う
     くらい…刺激します。

         ・黄色の浴衣と花火大会、
         ・サクラ色のシザーケース
         ・ピンボケのスナップショット
         ・兄 貴司の横須賀での涙
         ・最後の手紙

     も、チラ出します。

    やらせ過ぎっ!って声も多いかとは
     思いますが、……これで良いのです。
     こんなお話しに、どっぷり浸かって、
     鼻水ジュルジュルさせたいのです。
     あえて……。

     再読2回目でしたが、
     充分に...鼻水ジュルジュル、させる
     ことが出来ました。

     実は、私の一番の鼻水場面は、
     兄 貴司の横須賀でのシーンです。
     兄として妹を助けたい、と切実に願うものの
     どうしようもない想いに打ちひしがれて、
     兄が、むせびなくのです。

     男女の恋愛物語りがMainでは、ありますが、
     兄妹の絆にも泣けました。

    『桜のような僕の恋人』は、恋人を失う
     悲しみを描いた物語であるんだけど、
     「人を愛すること」と
     「人の美しさとは何か」を描いた物語です。
     桜という花が持つ美しさと儚さ、
     若さと老い、そして
     愛する人の記憶の中に残り続ける姿を
     描いています。

     悲しい結末だけれど、光はあるラストに
     なってます。

    0
    2026年05月28日
  • 桜のような僕の恋人

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    そんな恐ろしい病気があるとは知りませんでした。お兄さんが妹を治してやりたい思う気持ちに泣きそうになりました。私的には最後の結末はこれでよかったのではないかと思います。すごく読みやすく泣ける恋愛小説です。

    0
    2026年05月16日
  • 桜のような僕の恋人

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    題材からか話のテンポが早くてあっという間に読んでしまいました。
    まさに桜のような作品でした。
    美咲の生き様が残した言葉が、晴人の背中をいつまでも押してくれていて、清々しい気持ちにさせてくれます。

    0
    2026年04月27日
  • 桜のような僕の恋人

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    感動してかなり泣きました。

    一目惚れからカメラを再び志す晴人と24歳なのにも関わらず人より数十倍で老ける病気にかかる美咲の切ないストーリー

    読みやすい文章でスッと頭に入りました。読み始めた時からなんとなく結末が見えていたのにも関わらず、やはり泣ける。晴人が写真展になんとか出させてもらい、美咲が写真を見たところは特にグッときました。

    「明日は僕昨日の君とデートする」にすごい似てて、やはり死や別れを前提とした出会いみたいな本はかなりよくあるテーマなのかなと思い、この評価にしました。

    0
    2026年04月27日
  • 桜のような僕の恋人

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    美容師の卵と、夢を諦めたカメラマンの切ない物語
    写真はそのときの記憶と景色を閉じ込めるもの
    過去は消えてゆくものじゃなくて、心の中に残り続けてゆくもの

    0
    2026年04月21日
  • 恋に焦がれたブルー

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    登場人物たちの真っ直ぐな想いが本当に素敵だわぁ。全員が本当に素敵。
    改めて宇山佳佑作品を見直すと不幸のオンパレードがすぎるかもって思っちゃう。
    でも、言葉の一つ一つが相手に対する最大の思いやりが詰まってて心打たれるんだよなぁ。
    どう頑張っても普通の幸せは得られないけど、2人だけの幸せってのは本当に良い。

    0
    2026年04月18日
  • ガールズ・ステップ

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    やっぱり宇山佳佑の作品には素敵が詰まってるんだよなぁ。
    みんなに笑われたとしても自分が努力したことを信じて立ち向かっていけるって、1番大事だけど、できない。
    それを信じられる仲間がいるっていうのも良い。

    0
    2026年04月18日
  • 風読みの彼女

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    なんか1話完結のドラマみたいな作品だった。
    せっかく恋愛要素があるんだからもっと帆高と風架との関係の変化をもっと描いて欲しかった。
    風の記憶って素敵だな。宇山さんのファンタジーって本当に素敵。
    過去の絶対に知ることができない人の想いで救われる描写が「何で素敵なんだろう。」って胸が温かくなった。

    0
    2026年04月17日
  • 桜のような僕の恋人

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    この手の話にはとことん弱い。
    感動×恋愛ものの作品には、何度か触れてきて耐性はついていると思っていたが、読み進めるたびに後半は特に耐えられなかった…(泣)

    辛すぎる儚い恋の物語。
    人の何十倍もの早さで老いてしまう早老症。
     中身の実年齢に反して、みるみる外見が老いていき、体が変化する恐怖は計り知れないだろう。いつまでも綺麗であり続けたい女性にとっては尚更。周りと違う自分の姿に落胆する場面には、何度も胸が締め付けられた。。。
     視点によって語り手の気持ちが痛いほど伝わり、何度も感情移入してしまう。
    文字から伝わってくる心情描写には何度も心打たれて、読み進めるのがしんどかった。

    感動よりも辛さが上回ってきて泣けてくる。
    ほんと残酷な病だわ。

    春のこの季節に読んだ一冊。切なくも素晴らしい作品だった…!

    0
    2026年04月17日
  • ひまわりは恋の形

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    ネタバレ

    こちらの作者の方の別の本が面白かったためこの本も読んでみました。

    想像していたようなハッピーエンドではなく、どんでん返しがあり途中予想していた終わり方からいろんな面で裏切られるので飽きずに読むことができると思います。

    0
    2026年03月29日
  • この恋は世界でいちばん美しい雨

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    印象的なタイトルと表紙に惹かれて、思わず手に取った一冊でした。
    事故によって失われるはずだった命を繋ぐ「ライフシェアリング」。二人合わせて残り20年というあまりに短い歳月を彼らがどう生きていくのか、祈るような気持ちで読み進めました。
    命の残り時間を共有する中で、当初は価値観のズレから衝突し、互いに命を奪い合うような痛々しい場面もあります。しかし、最終的に二人が選んだのは、相手の幸せや夢を守るための「切なくも気高い決断」でした。
    美しい文体で綴られるからこそ、その決断の重みが際立ちます。特に若い世代の方々にとって、命のあり方を深く見つめ直すきっかけになるような、胸に迫る作品です。

    0
    2026年03月04日
  • この恋は世界でいちばん美しい雨

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    後半は声が出るほど号泣しました。
    ライフシェアリングで恋愛が成り立つわけないと思ったけど、愛の力って凄いなと感じさせられました。

    ただちょっと泣かせに来てるなとは思ってしまった。

    0
    2026年03月03日
  • この恋は世界でいちばん美しい雨

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    悲しかった
    2章は特に泣いた
    ライフシェアリングは
    幸せになれないのか幸せになれるのか
    キョロちゃんと日菜は幸せだったのか
    わからないけど
    ライフシェアリングは二人にとって
    大切な奇跡だったと思う。

    0
    2026年02月26日
  • 風読みの彼女

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    ネタバレ

    大好きな宇山圭介先生の本!

    他の作品はファンタジーありつつの恋愛色強めな感じですが、こちらは恋愛色はそこまで。ファンタジー要素強めな印象です。

    出てくる登場人物全てに無駄がない。最後に伏線回収してくれる感じも良かったです。
    親子、兄妹、友だちなど人の繋がりのよさを感じました。

    読んでいて楽しかったのですが、なんとなくそこまではハマらなかった感じ?恋愛系じゃなかったからかも、、、

    0
    2026年02月09日
  • この恋は世界でいちばん美しい雨

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    この作品は、タイトルどおり“雨”がとても印象的で、静かで切ない恋を丁寧に描いた物語だと感じました。派手な展開があるわけではないのに、登場人物の心の揺れや想いがじんわり伝わってきて、読んでいるうちに胸がぎゅっとなります。
    特に、うまく言葉にできない気持ちや、相手を思うからこそ踏み出せない不安がリアルで、「分かる…」と思う場面が多かったです。雨の描写が、悲しさだけじゃなくて、優しさや温もり、そして希望も表しているように感じて、この恋が“美しい”と言われる理由が分かる気がしました。
    読み終わったあとも余韻が残って、
    「恋って苦しいけど、それでも大切なものなんだな」
    と思わせてくれる一冊でした。
    静かで切ない恋愛物語が好きな人には、ぜひ読んでほしい作品です。

    0
    2026年01月21日
  • ひまわりは恋の形

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    1週間しか起きられない彼女を一途に待ち続け、笑顔にしたいという気持ちをずっと持ち続けた彼。
    切ないけど、眩しい、そんな物語。

    0
    2025年12月14日
  • 風読みの彼女

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    あまりにもファンタジーだった、、
    主人公と風架さんの関係に最後の1描写だけでも進展があれば良かったなと思う。

    0
    2025年09月26日
  • ひまわりは恋の形

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    大好きな黄色が一面の表紙に惹かれて久しぶりに紙の本を買ってみた。
    純愛小説を読むとちょっとだけピュアになって若返る気がする。読書による若返り効果ってあるのかも??
    宇山さんの「桜のような僕の恋人」が好きでなんとなく物語展開の傾向は分かってたもののそうきたか~!と辛くなる。けど、幸せな運命だったんだろうな、とも思う。

    0
    2025年09月19日