宇山佳佑のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
書店で手に取ったのは、表紙がまず青なのと(そこ重要!)、タイトルに一目惚れしたからです。
宇山佳佑さんのお話はファンタスティックなところもあるので、どんなラブストーリーを紡いでいくんだろうと読む前からワクワクしていました。(長いこと積読してました)
靴職人を目指す歩橙は、ボロボロの靴を履いた青緒に好意をよせる。そして歩橙の幼なじみの桃葉の登場に、早々から波乱万丈な幕開けだなぁなんて勝手にハラハラ。
青緒の身に降りかかる病も人生も、とても辛いものであるのに、生き抜く力はとても強かった。彼女が泣いたり怒ったり笑ったりする姿に胸が熱くなって、時にギュッと苦しくなって何度も涙を誘います。
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Posted by ブクログ
ネタバレかなり面白かった。本を読んでいて泣きそうになったのはこれで2冊目だった。やはり物語というのはとても面白く感じる。すでに王道の感動パターンというのは出尽くしていて、その詰みの状況にオリジナリティのこもった複雑なルールを投入する。そうすることで、そのルール上の元に普段なら感じ得ることのできない絶望や、上手くハマった時の感動など、想像のしようがない物語が作り上げられる。この本を読んでいて、その複雑性の面白さが特に最後の感動に響いていると感じた。物語の途中途中で、登場人物の2人にどこか苛立ち、寂しさを感じ、情けないと思ったことが幾度かあったが、その全ても何か人間性を感じて感動を覚えた。そして最後に、この本をここ数日の雨と共に、そしてこの梅雨の季節に読み終えることができて幸運に思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ牧野健司
慶明大学附属第三病院に入院。青春時代、仕事終わりに通った映画館「ロマンス劇場」を思う。新潟の田舎町から映画監督になることを夢見て上京。『京映株式会社』という中堅どころの映画会社で助監督をしていた。
佐多栄子
看護師。
吉川天音
孫のように懐いてくれている可愛らしい看護師。サボり癖は患者たちの間でも有名。
三好
看護師長。
美雪
『お転婆姫と三獣士』のヒロイン。演じた女優は随分昔に亡くなっている。
山中伸太郎
健司の同期。
俊藤龍之介
大スター。『怪奇!妖怪とハンサムガイ』の主演俳優。
成瀬正平
京映株式会社の社長。
清水大輔
『怪奇!妖怪とハンサムガイ』のプロデューサー。
成瀬塔子
成瀬正平の娘。社長令嬢。
本多正
ロマンス劇場の劇場主。
狸吉
虎衛門
鳩三郎
姫を守る三獣士。
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Posted by ブクログ
脳内に色が鮮やかに映る作品。
小説や映画を生活の一部としている人たちは、もしかすると経験したことがあるかもしれない。
『ヒロインや主人公への憧れや恋心。』
まさにこの作品の主人公は
映画のヒロインに恋に落ちる。そしてもう観れなくなる(会えなくなる)というのだから
最高に燃え上がっている状態ともいえる。
そんな憧れのモノクロの彼女がスクリーンから飛び出し、主人公の生活を鮮やかに彩っていく。
この小説は色の表現がものすごく卓越していて
脳内で見える映像はいつにも増して色がハッキリとしている。
そのせいか、登場人物の表情や景観までよりクリアに想像することが出来る。
読み切りやすいボリューム感とダラダラと描かれない恋愛の行末はサッパリとしていて非常に読みやすかった。