宇山佳佑のレビュー一覧
-
ネタバレ
兄が最高すぎる
美咲の兄が好きすぎる。妹の病気を治すために必死になりながらのたうち回る姿は痛々しくとても心に響くものがありました。ありとあらゆる方法を試して少しでも効果のあると思ったものを試して...結局病気を止めることはできなかったけど、そんな兄が病院を偽ってただ電気を流すだけの詐欺病院に引っかかって何百万とスられて困憊していたときに言った言葉がとても衝撃的で印象に残っています。その言葉を聞いた兄は自分の不甲斐なさに傷つきましたが同時にそれ以上に兄を救った言葉のように思いました。貴司は妹思いで自分の夢を犠牲にしてまで頑張ってきたので、今度は本当に貴司には幸せになってほしいですね。
-
Posted by ブクログ
最初は不器用なちょっとださい晴人と、多分可愛い顔をしている美咲を頭の中で想像しながら軽い気持ちで読んでた。白髪っていうワードがちょくちょくでてたからキーワードなのかなぐらいに思って読んでたら病気の前兆だった。春、夏、秋、冬が進むにつれて得られるはずだったのもがもう得られない辛さとか、嘘をついてまで大切な人と離れなきゃいけない現実が読んでいてとても辛かった。途中からはずっと泣きっぱなしで頭の中でも情景がずっと浮かんでてこの本の世界に引き摺り込まれてた。初めて聞いた病気だし現実味があるかって言われたらそんなことはないけどこの病気じゃないとしても普通の健康な毎日がずっと続くとは限らないんだよ幸せなん
-
Posted by ブクログ
この手の話にはとことん弱い。
感動×恋愛ものの作品には、何度か触れてきて耐性はついていると思っていたが、読み進めるたびに後半は特に耐えられなかった…(泣)
辛すぎる儚い恋の物語。
人の何十倍もの早さで老いてしまう早老症。
中身の実年齢に反して、みるみる外見が老いていき、体が変化する恐怖は計り知れないだろう。いつまでも綺麗であり続けたい女性にとっては尚更。周りと違う自分の姿に落胆する場面には、何度も胸が締め付けられた。。。
視点によって語り手の気持ちが痛いほど伝わり、何度も感情移入してしまう。
文字から伝わってくる心情描写には何度も心打たれて、読み進めるのがしんどかった。
感動よりも辛さ -
Posted by ブクログ
印象的なタイトルと表紙に惹かれて、思わず手に取った一冊でした。
事故によって失われるはずだった命を繋ぐ「ライフシェアリング」。二人合わせて残り20年というあまりに短い歳月を彼らがどう生きていくのか、祈るような気持ちで読み進めました。
命の残り時間を共有する中で、当初は価値観のズレから衝突し、互いに命を奪い合うような痛々しい場面もあります。しかし、最終的に二人が選んだのは、相手の幸せや夢を守るための「切なくも気高い決断」でした。
美しい文体で綴られるからこそ、その決断の重みが際立ちます。特に若い世代の方々にとって、命のあり方を深く見つめ直すきっかけになるような、胸に迫る作品です。