【感想・ネタバレ】ひまわりは恋の形のレビュー

あらすじ

今、最も泣ける恋愛小説、待望の文庫化!

『桜の花びら集めてみませんか?』
大学四年生の春、就職試験に全滅した日向(ひなた)は、友人から不思議なアルバイトを紹介される。怪しいと思いつつも、彼はそこで出逢った依頼主・雫(しずく)に一目惚れをする。彼女がくれた「ありがとう」という言葉は、希望をなくしていた日向の心を鮮やかな色に染めた。自分も誰かに「ありがとう」と言われる仕事がしたい。彼女に振り向いてもらいたい。その思いを胸に、日向は新たな一歩を踏み出した。
しかし雫には、大きな大きな秘密があった……。

「本当のわたしを知ったら、きっと好きじゃいられないよ。わたしね、一年でたった七日間しか起きていられないの」

雫は一年のほとんどを眠り続けるという不思議な体質の持ち主だったのだ。彼女に逢えるのは夏のほんの一週間だけ。その事実に動揺を隠せない日向。
夢の中じゃメールも電話もできない。逢いたくても逢えない。声だって聞くこともできないんだ。そんな女の子と恋なんて絶対にできっこない。
この恋は、夢と現実の遠距離恋愛なんだ……。

どんな国よりずっと遠くて、どんな時差よりずっと永い、
究極の遠距離恋愛の物語――。

※この作品は過去に単行本として配信されていた『ひまわりは恋の形』 の文庫版となります。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ひさしぶりに恋愛小説を手に取りました。
1番好きなひまわりの花が表紙になっていて気になって購入。
ありえないくらいに泣きました。電車で読んだのを後悔。大切な人をまっすぐ思い続ける難しさがよく分かった。
自分と彼氏のあるかわからない憶測の未来をこの本と重ねてしまってすごく胸が締め付けられた。

思い出したい一言「花は心の形をしているの。伝えきれない気持ちや感謝を、花はその美しさで表してくれる。」

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読書後の脱力感がすごかった。不幸な設定さらに追い討ちをかける…。バッドエンドですごく悲しいはずなのになぜか心が温まる。1日も無駄にせず頑張ろうと思える作品でした。恋愛小説史上1番良かった作品に出会えました。終盤の展開をハッピーエンドにしたイフストーリーも読んでみたいなと思いました。ありがとうございました。

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

『桜のような僕の恋人』の作者さんが新刊を出したってことで読んでみたんだけど、ボロ泣きもボロ泣き。変わった病気の話なのに、全然違和感なくストーリーがスッと入ってくるのがすごかった。
展開は早めなんだけど、置いてけぼりになる感じもなくて、ちゃんと感情移入できた。
読んでて、「今、彼女といつでも会える環境って当たり前じゃないんだな」って思って、改めて大事にしなきゃなって感じた。
これはもう、実写化確定です‪ ·͜·

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

雫が起きていられるのは1年間で1週間だけ。
しかも
太陽の光に当たらないように
避けるように過ごさないといけない。

私だったら周りにどれだけ励まされても
何を言われても絶望したまま1週間を過ごしてそう。

雫も現実を知って絶望してしまうけど
あーちゃん、つばき、泰介さんという
大切な人に支えられて
1週間を楽しみ尽くしてやろうってしてて
そんな雫に他の人より時間がなくても
大切なことを見失ってはいけないよなって思った。

そして
そんな雫に恋をした日向。

1週間しか起きていられない相手との恋は
これからを想像しただけでこちらも絶望。

単なる遠距離恋愛で
いつか解決するって問題じゃないんだもん。

それでも雫と出会ってからの日向は
夢や目標を見つけて一生懸命で
見違えるくらい生き生きしてるから
いつ、誰と出会うかって大切なんだね。

雫と日向の恋の行方を見てたら
生きてるって命があるって
本当に素晴らしいし奇跡の連続だと思う。

お互いを思う心情や2人の行く末を想像したら
結構序盤から涙が溢れてきて
最後までぼろぼろ泣きながら読んでた。

こんなにぼろぼろ泣きながら読んだの
すごく久しぶりな気がする。

これは絶対に読むべきだよって
おすすめを聞かれたら絶対に薦めたい。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

泣いた、感動する展開とわかっていても泣きました。

1年で1週間しか生きることができない女性との恋愛ストーリー。たくさんの花が物語を彩ります。

ちりばめられた伏線や、最後の最後まで単調にならないように工夫された展開は、読んでいてまったく飽きのこないものでした。

泣ける純粋な恋愛小説がお好きな方に、是非おすすめしたいです。

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一際目立つ黄色の表紙に惹かれて手に取った1冊。

こんなにも切なくて苦しくて、でもとても素敵だと思わせてくれる作品を久しぶりに読みました。

作中に出てくる『あなたはすでに1番大切なものをもっている』

『それは時間だよ』

この言葉の重みと大切さは主人公達の境遇からさらに強く感じることができました

それと同時に自分はなんて幸せな環境にいるんだろうと言うことも。

だからこそ時間を大切に過ごすと言うメッセージが私に届いた作品でした。

涙が溢れて止まらない作品を読みたい人はぜひ『ひまわりは恋の形』を読んだみてください。


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2025年08月20日

Posted by ブクログ

泣かないなんてできるわけがない。

どこまでもまっすぐで、素直で一生懸命。
人を想う大切さ、命の重さ、誰かのためにではなく、あなたのために贈られた物語。

多くは語らず、ただ読んで欲しい。
圧巻であった。

もう何も言えません。

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2025年08月15日

Posted by ブクログ

大好きな黄色が一面の表紙に惹かれて久しぶりに紙の本を買ってみた。
純愛小説を読むとちょっとだけピュアになって若返る気がする。読書による若返り効果ってあるのかも??
宇山さんの「桜のような僕の恋人」が好きでなんとなく物語展開の傾向は分かってたもののそうきたか~!と辛くなる。けど、幸せな運命だったんだろうな、とも思う。

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2025年09月19日

Posted by ブクログ

一年に7日しか生きられない彼女との『純愛』です。
文章は綺麗すぎるし、陳腐な内容だし絶対泣けないと思いながら大号泣しました。
『生』について、人はどんな時に考えるのか。
内容は至ってシンプルだが、二人の会話がとっても純粋で素敵です。
ドロドロな恋愛や相手に堕ちて崩れていく小説が基本好きでしたが、こういう真っ直ぐな恋愛小説もいいなと改めて思いました。

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

向日葵が好きなので表紙とタイトルに惹かれて

究極の遠距離恋愛に、もし自分が誰かの立場だったら…と考えただけで胸が痛かった

この小説のおかげで、花も向日葵も、時間も命も美しさを増した。

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

さすがに感動しました、帯どおり。
いつも泣くなら最後だけなのに、この本は途中でも泣かしにきます。もうほんとに良い友達、夫婦、家族。
読み終わった後プロローグ読み返したくなるのはあるあるなんだろうな。

ただ少し気になる点もあったので、星4にさせてもらいました。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

美しい瞬間が何度も描写されていて、美しい映画を観ているような感覚に陥った

日向と雫の物語でありながら、友人や家族2人の周りの人々の温かさを直で感じられる。夜の渋谷で桜を撒き散らすシーンや、何気ない三軒茶屋の日常まで、すべての瞬間が美しかった。
自分が利用している街がたくさん出てきて、想像が広がって小説の面白みを超えた満足感を味わえた/

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2025年08月20日

Posted by ブクログ

本屋さんの新刊のコーナーで鮮やかな表紙が目に留まり購入しました☺︎
設定もストーリーもよくて感動できますが、
少し進むテンポが速すぎてもう少しじっくり物語が進んで、浸る時間が欲しかったなあと個人的に思いましたああ。実写化しそう。。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

 本書表紙の鮮やかな黄色は、太陽や光、明るさの印象が強いですね。単行本ではひまわり畑と夏の大三角だったのに、大きく変わりました。気にしつつ未読で、今回文庫の黄色に吸い寄せられました。

 大昔の中学時代、美術の先生に「黒い文字を最も目立たせる背景色」を問われ、迷わずみんなで真逆の「白」と答えました。しかし先生曰く、「実は黄色なんだ。黄色と黒の組み合わせが最も鮮明なコントラストを生んで、黒文字の輪郭が際立つ」と。そして、スズメバチ、注意喚起の標識の他、阪神タイガース球団旗の例を挙げました。遠い昔だけどなぜか忘れられない鮮明な記憶…。
 なるほど、やはり〈警告色〉は怖い! 虎党はやはり強く危険だったのか…? 藤川監督、就任1年目でのぶっちぎり優勝おめでとうございます!

 宇山佳佑さん作品は、『桜のような僕の恋人』と『この恋は世界でいちばん美しい雨』を読んでたので、傾向と対策はできてました(何の対策?)。
 予想的中! 得意の切なく哀しいラブストーリーです。胸キュン大好きな人はぜひご一読を! ときめきと甘さを求める人にはもってこいです。
 最近、内容重めの本が続いたせいか、よい意味で気分転換にはなりました。

 ただねえ…少し非現実的で、宇山さん得意の特異設定?での都合のよい展開が続くので、個人的には感動の前の途中でごちそうさましたくなる感じもありました。いいお話なんだけど…ごめんなさい。
 おじさんには少し、いやかなり甘めのお話でした。感動するエネルギーは必要だけど、中性脂肪高めの方には、糖質多めは危険です。あ、そうか…本作は激甘ゆえ警告物語だったのか!

 珍しく、いや初めてかもしれない全く内容に触れないレビュー…。失礼しました。

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

ドラマや映画のように展開が早くスラスラと読み進められます。前半は恋愛ならではの甘酸っぱさやドキドキで微笑ましい。後半になるにつれてすれ違いが生じて苦しみが続く。終盤は涙なしでは読めませんでした、、花言葉ってこんなにも素敵なんだ。

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2025年08月15日

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