宇山佳佑のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
脳内に色が鮮やかに映る作品。
小説や映画を生活の一部としている人たちは、もしかすると経験したことがあるかもしれない。
『ヒロインや主人公への憧れや恋心。』
まさにこの作品の主人公は
映画のヒロインに恋に落ちる。そしてもう観れなくなる(会えなくなる)というのだから
最高に燃え上がっている状態ともいえる。
そんな憧れのモノクロの彼女がスクリーンから飛び出し、主人公の生活を鮮やかに彩っていく。
この小説は色の表現がものすごく卓越していて
脳内で見える映像はいつにも増して色がハッキリとしている。
そのせいか、登場人物の表情や景観までよりクリアに想像することが出来る。
読み切りやすいボリューム感とダラダラと描かれない恋愛の行末はサッパリとしていて非常に読みやすかった。 -
Posted by ブクログ
大切な人がいるということ、宇山先生はいつだって私たちに教えてくれる。
この物語のヒロイン青緒は「好き」という感情に誤作動を起こし身体が焦がれてしまうという病を発症してしまう。
本当は大好きなのに、近くにいたいのに、そうすることができない。
もし自分の身に起こったらどうだろう?それでも大切にできるだろうか?耐えられるだろうか?
ただ一つ、何不自由ない今の自分が幸せなんだなって、そう思わされます。
「自分が幸せになってはダメだ、相手を幸せにしろ」
そうして2人はお互いを想い合い、励まし合う。そんな姿に勇気をもらえます。
どんなに辛くても、壁にぶち当たっても2人は夢を諦めなかった。前を向き続けた。
私も頑張らなきゃ、またしても勇気をもらえる。ただの恋愛小説と侮るなかれ。
青春と勇気の小説、ぜひ読んでみてください。