あらすじ
子供の頃信じていたサンタクロースが本当にいたら? しかも日本に。でも彼はイメージと程遠く愚図で意気地なし。そんな彼も恋をします。彼女はどこにでもいる普通の女性。ですが夢を失い、今の自分に向き合えずにいました。サンタは彼女のために願いを叶えようとします。どんな辛いことでも笑顔で隠して。すると彼女の中で何かが変わり始め──。現代のおとぎ話は素敵な恋物語。大切なものをもう一度思い出させてくれます。
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クリスマスの話。
ほっこりもするしハラハラする展開もあるけど、クリスマスの奇蹟を信じてみたくなる。その後一緒になれたらいいな。クリスマスに読みたい話。
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ファンタジーと現実を織り交ぜた、不器用な2人の恋物語。互いに支え合いながら成長していく姿に感動がとまらない。サンタの執事や伊吹の同僚など、周りのキャラクターも面白く良かった。心に響く言葉がいくつもあった。定期的に読み返したい。
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2021/08/05
「桜のような僕の恋人」の印象が強かったので、そんな感じの話なのかなという固定観念を持ってしまっていましたが、フィクションと王道がバランスよく織り交ぜられたお話だったと思います。
サンタさんが実は…というところとか聖也さんの世間知らずでぶっ飛んでるところとか、伊吹さんの「現実でもこんな人いそうだわ〜」っていう感じが読んでてちょうど良く感じました。
聖也さんの家族、普通に嫌なやつばっかりだし、その辺りが、2人の恋のハードルになるところとかも王道っぽいけどその中に笑い要素もありました。
ドラマ化とか実写化したら面白そうです。
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なんかほっこり幸せな気分を味わえる。
物語なので色々都合の良いことはあるけど、登場人物たちが頑張っている姿に自分もちょっとなんかやってみよ、と前向きになれるのがいい。
キーワードは「真心をきみに」かな
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自分もサンタのようなみんなを笑顔に幸せにできるようになりたいと思った。
誰もが誰かのサンタクロースであると知った。
お互いをリスペクトできるような人に出会いたい
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「夢は叶うかどうかが大事なんじゃない、大事なのは精一杯生きてくれること。 精一杯生きてうんと幸せになりなさい。」
夢に「終わり」は無いと思います。
だからこそ、常に前を向いて進んでいく気持ちが大切ですよね。
前を向いて進んでいくことで、どんな形であれその人の夢は何等かの形で叶っていくでしょう。
そう信じる勇気をくれる作品です。
戸中井さんの「名言集」ナイスチョイスでした。
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フォロワーさんオススメの1冊
宇山佳佑さんの小説を初めて読みました。
本作品の主人公とその主人公に恋をした男性の心の葛藤や成長にすごく、自分を重ねるところが多かったです。
特に、主人公に対する男性の純粋な思いとそれに反するぎこちない、配慮のない行動にすごく共感し悶ました笑
本当の両思いってすごく確率の低いことなのかなって最近思う次第です。
恋に落ちた方が何かしらのアプローチを続けていくこと、それが相手にとって迷惑を掛けることになってしまう覚悟
相手を好きでいる想い
相手を大切にしている気持ち
相手が振り向いてくれない辛さ
相手と一緒にいるだけでこの上ない幸せということ
自分の愚かさ
自分の自信のなさ
歯がゆくも儚く、幸せな気持ちを
登場人物達に重ねて読みました。
寒い日が続いていますが、読み終えたときには心がホッと暖まるそんな気持ちになりました。
興味がある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか!
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サンタクロースは実在する。しかも7年間引きこもっている27歳の青年という設定。
そんなサンタは恋に落ちた。
最初は、ぶっ飛びキャラで空気の読めないサンタ。けれど、読み進めるうちに一生懸命で真っ直ぐな心で好きな人のために変わろうと行動する姿にサンタをどんどん好きになり、応援したくなってた。
この寒くなってきたクリスマスの時期にぴったりな少し可笑しくて暖かい素敵な物語でした!
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冒頭に出てくるサンタクロースと読み終わったあとのサンタクロース、同一人物なのに全く印象が違った。
人は変われる。
そして、周りにも影響を与えることができる。
誰かを想う気持ちは、変わりたいと努力するための大きな力になってくれるんだと感じた。
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阿部伊吹
三枝屋百貨店おもちゃ売り場の販売員。契約社員。
飯田隆一
三枝屋百貨店代表取締役社長。
大石美砂
伊吹の同僚。二十三歳。
揉山
六階フロアを統括しているフロアマネージャー。部下の指導がなっていないと、駐車場の運営を行うグループ会社に出向を命じられた。
野江小雪
ビア・バー『ユーレニッセ』。高校からの付き合い。
野江銀太
小雪の旦那。元実業団のラグビー選手。
戸中井
サンタクロース家筆頭執事。
曽利
聖下専属執事。
神宮ベル
聖下専属執事。
明日真・ニコラオス・聖也
第一〇八代サンタクロース家当主。
進一郎
聖也が毛嫌いしている。叔父の息子。
明日真・ニコラオス・重治
聖也の父。
船井航一
自称サンタクロース研究家。
西荻百合
かつての伊吹の担当編集者。
義治
重治の弟。次男。官僚。経済産業省で事務次官。
邦治
重治の弟。三男。有名企業の執行役員。
正治
重治の弟。四男。衆議院議員。
澄治
重治の末の弟。慶明いだいの副学長。
犬林
聖也が肉体労働で出会った歯の抜けたおじさん。
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暖かい気持ちになれるかな。
流れとしてはまぁそうなるよねと。
でも、ホッコリするんです。
さむいとき、お話的にクリスマスシーズンに読むと良さげ。
メリークリスマス!
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好きな誰かの為に奇蹟をおこすって素敵。
設定があまりにも現実離れしているので、感情移入はあまりできなかったけど、童話を読んでいるような平和な気持ちになれた。
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サンタクロースを引き継ぐ家系があり・・・
という架空のお話。
内容的に、もっと若い人向けの話だな
という印象でした。
「どうせ自分にはできない」と
諦めてしまわず、立ち向かうというメッセージは
伝わったので、そこは良かった。
内容的に最後はもっとあり得ないぐらいに
全てが上手くいって終わるのかと思ったら
そうでもなかった。
その方が良かったような気もしました。
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可愛らしい話で、軽い感じで読める本。もう少し、色々わからんところで奇跡おこってたら面白いのに。と題名につられて思ってしまった。でも好きな人がいるっていいなって思える素敵なお話。
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自分に自信を無くし人前に出れなくなった聖也、小さい頃に起きた事件の罪悪感で素直に生きれない伊吹の物語
運命の人ってこんなにも勇気をくれてこんなにも人を変えられるんだって、すごく心が温かくなる作品でした。
桜のような僕の恋人、この恋は世界でいちばん美しい雨を読んでからこの作品を読むと少し物足りなさを感じるかもしれないけど、こういう終わり方の作品もすごくいいなと思いました。
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ちょっと苦手かなぁと思ってたけど
読み進めて最後にはほんわかして
良い物語だなと思った。
世の中中に勇気を届けるには少し足りないかなと
思い、☆3つ
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サンタクロースの恋。序盤は聖也の不甲斐なさにイラついたし、伊吹が聖也を好きになる経過が早すぎると思ったりしたが、最後は良かった。クリスマスの夜にふんわり暖かくなれます。
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サンタクロースといえば、クリスマスに訪れる使者だ。
赤い服に白い髭、トナカイが引く橇に乗って、世界中の子供たちにプレゼントを届けて回る。ホーホッホッホーと容器に笑うおじいさんは幸せの象徴のような存在である。
このサンタクロースの血統は実は4世紀のミラノに遡り、何とその末裔が日本にこっそり「サンタクロース家」として存続している、というお話。
サンタクロース家は世界中の百貨店やおもちゃ会社、ゲームメーカーなどのクリスマスの売り上げの3%を受け取ることになっている。そうでないと商戦に「クリスマス」と銘打てなくなるのだ。古くからのしきたりで今更覆せないようだ。もちろん、そんなサンタクロース家は大富豪なわけだが、その分、世界で慈善事業などを秘密裏に行っている。
サンタクロースの称号は世襲制である。現当主には若干問題があった。数年前に新当主となった際、張り切り過ぎて詐欺に遭い、以来、引きこもりになっているのだ。父には一人前になるために、早く結婚しろと厳命されている。
その彼、明日真(あすま)・ニコラオス・聖也が恋をした。
相手は百貨店のおもちゃ売り場で働く阿部伊吹。20代後半。子供の頃にあった出来事で心に大きな傷を負っている。現職に就く前に、彼女は夢を1つ諦めている。小さい時に大好きだった、けれども今は手元にない絵本をずっと探している。
聖也は本当のところ、最初は伊吹にちょっと興味を持った程度だった。だが、ぎくしゃくした関係を続けていくうち、次第に本当に彼女に魅かれていく。
大富豪のサンタ家。聖也には戸中井・曽利・神宮ベルというベタな名前の執事たちが付いている。俺様キャラだが実はヘタレの聖也は彼らに威張り散らすけれども、彼らなしでは何事もできない。サンタ就任時のごたごたの影響でサンタの衣装すら着られずにいる。
何だかがちゃがちゃしたコミカルなシーンを挟みつつ、聖也と伊吹のぎくしゃくとした恋物語が展開される。
伊吹は、子供の頃の出来事と諦めた夢のために二重に心を閉ざしている。心を開くカギになるのが思い出の絵本なのだが、さて。
伊吹のために奔走する聖也は、やがて、逃げ続けてきた自身の過去とも向き合うことになる。
サンタクロースは「奇蹟」を起こす存在だという。
最後に2人に訪れる奇蹟は本当にささやかである。
伊吹と聖也が向かう「未来」の不確かさに若干心配になるけれど、おそらく、お互いへの思いやりがあれば、先へと進んでいけるのだろう。
身近なものの幸せを願う気持ちがサンタ伝説の神髄だとするならば、これはこれでありなのだろう。
夏のフェアの1冊だが、ホワイトクリスマス、イルミネーションの東京タワーと王道のクリスマスストーリー。暑さ払いとしては一興か。
Posted by ブクログ
不覚にもウルッとしてしまった。普通に不器用な2人のラブストーリー。なかなか良かったです。良かっただけに、(主に前半の)聖也と戸中井たちとのコミカルなやり取りがもうちょっと何とか出来なかったのかな、と。会話のテンポも悪いしおもんなかった;
Posted by ブクログ
とっても素敵なお話でした。
一昔前のトレンディドラマ…とか少女マンガとか…何度か泣きそうになったし、たぶん、伝えたいこともストレートに伝わってきて、素敵なお話。
Posted by ブクログ
泣けました。。無茶苦茶等身大のサンタ。というより、人としてどうなの?というレベルw最後まで立派な人ではないけど、頑張ったよね。脚本家の方の作品と知って納得。日本映画っぽいです。