大鐘稔彦のレビュー一覧

  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第5巻

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    当麻が病棟長となりホスピスの立ち上げ、ホスピスに入った蘭あららぎの主治医となり、蘭は最期を迎える。脳死患者の母から臓器提供の希望、町長の肝硬変は移植しか助かる道がない、当麻が動き出す。ただ純粋に医療を進めることは困難で、医者同士の権威争い、マスコミの批判的視点、病院の利害関係など様々なものが医療進歩を妨げ難しくしてることが感じられる。

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    2011年12月15日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第3巻

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    CBA先天性胆道閉鎖症の子の本邦初の生体肝移植、父親から、それに当麻も参加する。そこへ脳腫瘍の当麻母危篤の連絡が。リスクを背負いながら技術進展を目指す医者と、祭り上げては失敗すればすぐたたくマスコミとのやりとりも。

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    2011年12月12日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

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    症状をみて何か探ってくのは謎解きみたい。当麻医師はできる医者で、読んでてすっきり、分野もいろいろで、おもしろい。

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    2011年12月04日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第6巻

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    脳死の問題、移植医療についてはそれを推し進めるのが
    本当に正しいことなのか未だによくわからないです。
    この小説を読んで、作者の姿勢は一貫していて、
    現場にいるかたの気持ちがよく伝わってきました。
    六巻、特に長いとも感じることなく読み終わりました。
    他のシリーズ?も読んでみようと思います。

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    2011年10月18日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

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    もうひとつの「白い巨塔」といった感じでしょうか? 病床で、こんな素晴らしい先生に出会えることはめったに無いとしても、その逆だったら・・・。そう考えただけで怖くなった。

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    2011年10月15日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

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    官僚化し腐敗した病院・医学界の中で患者を救うことのみを考えるアウトローの外科医。脳死肝移植の問題を通して医療の在り方についてフィクションを交えて綴っているが、悪役がベタすぎるのと、脳死の問題も一方的な正義感に思えるが、さすが医者だけあって手術の描写はリアルなエンタメ6巻。単純に面白い。

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    2012年11月08日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第6巻

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    ネタバレ

    3~6まで一気に読破。途中から医療ドキュメンタリーのようになってきて、小説ではないようだった。
    途中の恋愛ストーリーは不要では?

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    2011年07月03日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第6巻

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    文章が一昔前なのやちょっと表現がおもしろいのはまあ6巻まで読んだら慣れてきました。さすが現職のお医者様だけあって、ストーリー展開や手術シーンは迫力があったし、医者としての倫理観やマスコミに対する考え方など、いろいろ考えさせられました。完全に同意とまではいかなかったけど。たとえば、手術はたくさん回数をこなせば上手になるのだから、未熟な医者にもどんどん手術をさせなければならないというのはよーくわかるんですが、どんな簡単な手術であっても、新米の手がぶるぶる震えてるような先生に執刀してほしくないのは、患者の気持ちですよね・・・たとえば手術をしなければ、5年以内に死ぬけれど、手術をしたら、10人のうち2

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    2011年09月12日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第6巻

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    脳死=人の死ではなかった時代に、片田舎の私立病院で肝移植を決行しようとする当麻医師の話。
    当時の世論がどうだったか覚えていないけど、当時と今の臓器移植の現状を調べた上で読むとより面白そう。

    作者は医者で、ノンフィクション部分をかなり含む。
    注もなく医学用語が大量に使われるので、慣れてないとつまづきそう。
    1989年から4年間ビジネスジャンプで連載していた「メスよ輝け!」を原作者本人が大幅加筆・ノベライズしたもの。2010年映画化。

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    2011年05月10日
  • 両刃のメス ある外科医のカルテ

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    一言でいうと外科医の回顧録。内容はかなり壮絶。一つ一つのエピソードが具体的に描写されていて、分かりやすく、引き込まれる。
    いざとなったら、こういう医師にかかりたいけど、無病息災で天寿を全うするのが一番だなぁ。

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    2011年02月04日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第6巻

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    日本の医療制度は、まだまだダメだ…。当麻医師がハッピーエンドに終わったのがせめてもの救い。

    作品の紹介
    前人未到の脳死肝移植を成功させた当麻は、達成感に身を震わせた。しかしそれは激しいバッシングの始まりでもあった。院内の医師からの抗議、県警からの査問、肝移植研究会の除名勧告など予想外の出来事が起きる。理解者だった島田院長も、近江大が医師派遣停止の通達をするや支え切れなくなる。孤立を深めた当麻は、ついにある決断を下す―。

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    2010年12月08日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第6巻

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    せっかく大手術を成功させたのに、いろんな力関係の中で迫害的な扱いを受けた当麻先生。結局一番可愛そうなのは当麻先生。
    それでも、医師として新たな転地での期待に燃える当麻先生は、心から尊敬できる人物。是非、続編も読んでみたい。

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    2012年10月10日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第5巻

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    物語もいよいよ大詰め。町長の肝移植が始まり。
    今巻は当麻先生の出番が少なかった。
    ただ、当麻先生を取り巻く人々は、いろんな想いを抱えたまま手術に臨んでます。
    どうか何も起こりませんように・・・

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    2012年10月10日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第4巻

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    生体肝移植の予後は、残念な結果となってしまったが、結果的には日本の医療の大きな一歩となったのではないでしょうか。
    実川教授も選考試験のことで頭がいっぱい。
    やはり、医師って地位とかに魅力があるんでしょうね。

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    2012年10月10日
  • 緋色のメス(下)

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    孤高のメスは趣が違って、医療ものというよりは恋愛小説。上巻の後半は読み進めるのが億劫だったが、下巻は闘病生活をベースに話を進めていくで気怠く一本調子に進む展開に緊張感を持たせている。現実的かどうかというのは置いておくとしても、死にゆく家庭で何を考えるか、どう生きていくべきかということを自分も考えさせられる。

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    2010年10月19日
  • 両刃のメス ある外科医のカルテ

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    筆者の色々な手術経験上のエピソードが面白い。
    「孤高のメス」の原点と言われている物。 軽快なテンポでとても読みやすいです。

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    2010年10月07日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第3巻

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    幼児の生体肝移植のうらで、それぞれ思惑を持った人たちが動いてる。
    当麻先生も、大手術が控えてるのに、母親、古今の恋愛相手など問題も山積み。
    外科のみではなく、「痔」、「乳がん」、「肝炎」など、いろんな病をもつ人物が登場する度に、自分の健康のありがたみを感じる。

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    2012年10月10日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第2巻

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    実川との出会いにより、肝移植の話が一気に盛りがってした。
    しかし、医学界っていうところは一般市民が想像できないくらい大きな壁がいくつもあるんですね~
    その壁や、主治医によっても、簡単に助かる命も放ったらかしにされる現実を思い知った気がした。
    まったく悩みなどない当麻先生だと思ってたんですが、実家の事情も大変そう…

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    2012年10月10日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

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    輸血することが許されない少女へのオペは、出血量が増えるたびにドキドキした。
    当麻先生の人柄、実力どちらも申し分ない。
    憎っくきは野本。
    こんなドクターが、日本のどかかの病院に居座っているのかと考えると怖くなる。

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    2012年10月10日
  • 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第4巻

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    生体肝移植、問題も多く抱えるが、それしか治療法がないのならそこに賭けるのが、医師であり患者であり家族だと感じた。間違いなく訪れる緩やかな死と、わずかな可能性の生。そういうことを深く考えさせられる巻。

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    2010年09月10日