あらすじ
前人未踏の脳死肝移植を成功させながら激しいバッシングにあい、病院を辞した当麻鉄彦。彼を守りきれなかった病院からは次々と医師が去り、経営に暗雲が垂れこめる。一方当麻は、後を追ってきた矢野とともに、台湾で患者の命を救い続けていた。そんな折、日本での手術が絶望的になった「エホバの証人」の癌患者が一縷の望みで当麻を訪ねてくる……。
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Posted by ブクログ
なんとなく購入。チームバチスタ以来の医療系。
専門用語が多く、自分は医療系なので抵抗なく読めたが素人には無理な文章だろうと思った。(だからレビューが少ないのか)
甦生記念病院を追われた当麻と矢野は台湾の病院で引き続き外科のオペ中心の生活を送っていた。追われた病院へは新任の外科の医者が就くが評判が良くない。甦生記念病院へ当麻がいると思い、就職願いを出した静岡の医者大塩は当麻が台湾へいってしまう情報を掴み、がっかりする。そんな大塩のもとへ「エホバの証人」(輸血を禁じられている宗教)の患者が来院する。自分では輸血なしで到底できない手術だがあの当麻ならできるかもしれないと患者へ当麻を紹介したいと思うが直接あったことないことと、台湾にいるということしか消息がつかめないでいた・・・
「神の手にあらず」はシリーズの2番目だったんですね。
こっちから読み始めてしまうとわけのわからない登場人物が結構回想シーンででてくる。
まあまあ面白い。
Posted by ブクログ
当麻鉄彦シリーズ、新章突入。通算では第七弾。当麻の抜けた甦生記念病院では、新しい外科医がトラブル続き。収入も減り、頭を悩ます島田院長。静岡の病院に勤める若手外科医が、当麻にエホバの患者を紹介、台湾での手術に立ち会う。翔子の出番なし。矢野君に新たな恋。
Posted by ブクログ
台湾での当麻の活躍……という印象しか残っていなかったが、冒頭から甦生記念病院の苦境から描き出し、日本と台湾との舞台転換により物語が進んでいく。まあ、当麻が去った後の甦生記念病院も気にはなるが、またしても外科医の風上にも置けない荒井がやって来るし、西日本大卒の向学心はあるが人間的にどうかと思う大塩が登場して波乱を起こすし。当麻の手術シーンの描写はさすがに読み応えがある。台湾へ追いかけて来た矢野の恋愛事情はいらないんだがな~
Posted by ブクログ
新米の医師なら失敗はあるだろう けど医療の現場では失敗は許されない。医療ミスももみ消されたりしてたのかな。失敗とはいかなくても上手い下手はあるだろう。相変わらずリアルな術中描写が凄い。
Posted by ブクログ
映画化もされた前作の続編。
こちらはマンガのシナリオを書き起こしたわけではなく当初から小説として書かれているんどえ前作よりは違和感が少な読み物として楽しめる。著者の過去の恨みつらみも含めて、医療界に横たわる問題を交えながらのまとめであるが、いずれにしてもストーリーはご都合主義でしかないのが残念。今時40の男が結婚するまで童貞っていうのも信じられないし、時代錯誤感甚だしいというか(笑)
とはいえ事実に基づいていると思えばそれなりに楽しめると思います。
Posted by ブクログ
間違えて続編から入ってしまった。医療専門用語が多かった。でも以前からの疑問、新米医師のミスについてや、論文の為の動物実験、分野を超えた手術についてリアルに描いてあって興味深かった。
Posted by ブクログ
孤高のメスの新シリーズ。
前作で勤める病院に失望し、台湾へと渡った主人公。台湾での活躍を描く。と同時に以前勤めていた病院では次々に難問が・・。
まだまだ大きな展開がなく2巻以降に期待を。
Posted by ブクログ
台湾で伸び伸びと活躍する当麻先生。それにしてもこの人は非の打ち所がないなぁ〜。神の手を持つうえ、人間としても気持ちのよい人物。安心して楽しめる。
Posted by ブクログ
当麻鉄彦ちょっとウブすぎ。ただ仕事に見せる使命感は非常に見習いたい。最初のシリーズのほうが初めて当麻鉄彦を知るインパクトがあったため、相対的に面白かったと感じた。
Posted by ブクログ
「わたしは、ひとりよがりなことを考えていました。夫もいて、日本には高校生のひとり息子もいる。二人の為にも、生きられる限り生きなければと考え直しました」